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豚しゃぶおろし

さっき23時閉店のスーパーに22:58に滑り込んで食材を買った。豚肉と大根と大葉の3点。ここ最近豚をゆでて大根おろしと刻んだ大葉を乗せ、レモン汁と醤油で和えるという豚しゃぶにハマっていてそればかり食べている。

で、レジは閉店ギリギリなのでガラガラで、私が最後から二番目のお客さんだった。それで、買ったものが3点なのでレジの方が袋に入れてくれるかな?と思ったら、「ありがとうございましたー」と籠に袋を入れて終了で、思いっきり入れてくれなかった。

わたしはちょっとショックを受けた。ここはいわゆる高級スーパーで、大根一本300円みたいなところである。駅の向こうの東急ストアではレジのおねえさんが、後ろに人が並んでいてもこの点数だったら「入れちゃいますね〜」と優しく入れてくれるし、このスーパーの上の階にあって同じく大根が300円くらいする成城石井ではそもそも全部袋に入れてくれるのに、この高級スーパーでは誰もいなくても3点の商品すら袋に入れてくれないのか、、!!!

キー!ひどい!と怒りかけたところでふと思ったのだが、もしかしたらレジの方は以前「ちょっと!!勝手にいれないでよ!!」とかいちゃもんをつけられたことがあって、そういうことはやらないことにしているのかもしれない。

そう考えただけで、なんだか怒るのがばからしくなった。そもそもスーパーで袋に入れるのは客がやることなので勝手に期待して勝手にがっかりしているだけである。

そして思ったのが、怒るというのは本当に自分が脳内で書いた脚本に怒っているんだなあ、ということだ。怒りは自分でこしらえて、それにわざわざ怒っている。

仏教の本で書かれていたのはこういうことだったのか、と豚しゃぶおろしを食べながら思った。豚しゃぶは今日もとてもおいしかった。

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