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死者の日

メキシコには死者の日(Dia de los Muertos)といって、亡くなったご先祖様の魂が戻ってくるのをお迎えする日がある。

11月1日。

クリスチャンでもカソリックでもないのであんまりよく関係性に詳しくないが、10月31日のハロウィンは11月1日のAll Hallow's Dayのイブであり、11月2日は死者の魂が戻ってくるのを迎えるAll Saint's Dayらしい。

メキシコはカソリック教徒が多い国なので、11月1日のDia de los Muertosをお祝いするのが習わしらしい。なんで11月2日じゃないのか?と思うが、私が今いちよく知らないだけでしょう。日本のお盆のようなものなのだと思う。

ロサンゼルスではハロウィンもDia de los Muertosも同じように祝われている(?)感じがする。メキシコ系の人が多いからだろうけど。私もメキシコの工芸品とかメキシカン料理大好きなので大いに恩恵を受けている。

前置きが長くなってしまったけど、木曜日の午後、息子ちゃんの担任の先生からメールが来た。

「Dia de los Muertosのアートコンテスト! 入賞者には賞金あり! 締め切り明日」

え?締め切り明日って、明日? 賞金あり?

興奮で混乱しながらもさらに詳しくお知らせを読む。子供のアートコンテストなのに賞金と聞いてがぜん(私の)やる気が。何しろ最近欲しいものがたくさんある息子ちゃんにどうやってお金を稼ぐ方法を模倣させようか、と日々思案中の私にとって、これもその一つではなかろうか?幸い彼アート好きだしな。

そうだ、これは参加するしかないでしょ。でもってDia de los Muertosにちなんだアートなら、張り子でシュガー・スカルしかないのでは!と早速風船と張り子に使える薄い紙を買いに走る私。

シュガー・スカルってお砂糖で作られた頭蓋骨で、この日の為の物は色とりどりにデコレーションしてある。こういうやつ

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そして、張り子ってメキシコでも伝統工芸みたいなのだ。(ちゃんと調べて発言しろ、と思うが。。。)

そして飾り用にティッシュペーパーの花を作る。本来ならマリーゴールドらしい。マリーゴールドの香りに誘われてご先祖様の魂が戻ってきてくれるらしい。

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木曜日は張り子を作るのとお花を作るので終了。

金曜日、学校から帰ってきてすぐさまペイントに取り掛かる息子ちゃん。

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なんだかNightmare Before Chirstmasに出てきたジャックのようだけど、彼も骸骨だし、似てていいのかもしれない。

金曜日、私はお友達とごはんに行く予定があったので、5時半に家を出なきゃならず、このペースではどう考えても私が出発するまでに出来上がらんな、と判断。写真を撮ってメールで応募しなきゃならんので、夫が携帯で撮る写真じゃ非常に不安だった。なので、下に住んでるクレイグにフォトグラファー役をお願いする。

5時半。 息子ちゃんヨ、ホンマに今日中に終わらせれるんか君は。。。とかなり不安だったが、まあ間に合わなかったら君が賞金のチャンスを損じるだけだしな、と私自身に言い聞かせ、家を出る。

居酒屋で食事中、夫からテクストが来る。完成! 今撮影中。

出来上がりはですね。。。

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なかなかうれしそうな顔してんじゃないの。それに期待していた以上に上手くできてるよ!!

息子ちゃんも出来栄えに自分で感心、満足だったようです。

後は。。。入賞するのを祈るのみ。

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