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京都旅行 3月の京都

月別の京都おススメ行事やスポットをnoteしています。


京の冬の旅 特別公開(1月から引き続き 3/18まで)

京都市観光協会が行う特別公開は夏と冬の年二回。
今回の第58回京の冬の旅は紫式部と源氏物語、干支の辰・龍にちなんだスポットとなっています。

泉涌寺と大徳寺の特別公開に行ってきました。


涅槃会

お釈迦様が入滅した2月15日(旧暦)に涅槃会ねはんえが行われます。
涅槃会に合わせて大きな涅槃図が掛けられるお寺もあります。

日本三大涅槃図:東福寺、大徳寺、本法寺
京都三大涅槃図:東福寺泉涌寺本法寺

東福寺
・例年3月14~16日に涅槃会が行われます
・吉山明兆 作
・2019~2023年に4年かけて100年ぶりに修復されました

大徳寺
・例年2月15日に涅槃会が行われます
・狩野松栄 作

大徳寺 涅槃図
他のお寺は涅槃図の撮影不可

本法寺
・3月14日~4月15日に涅槃図の真筆を見学できます
・長谷川等伯 作

泉涌寺
・3月14~16日に涅槃会が行われます
・3月8日~17日に涅槃図を見学できます
明誉古礀みょうよこかん 作
・日本最大の涅槃図

他にも清水寺真如堂でも涅槃図がかけられます。

涅槃図には必ず描かれているものがあります。

  • 北枕で右を下にして横たわるお釈迦様

  • 8本の沙羅双樹の木

  • 2月15日の十五月満月

  • 周囲は悲しむ弟子たち

  • 絵の下部には様々な動物

  • 薬壺

年代や絵師によって違いがあるのは
お釈迦様のお母さまである摩耶夫人が上部に描かれているかどうか、
動物の中にがいるかどうか。

摩耶夫人がお釈迦様の病気の回復を願って薬壺を投げるのですが、沙羅双樹の木にひっかかり、お釈迦様には届かなかったそうです。
このことが「投薬」という言葉の語源になっています。

また木にひっかかった薬壺を取りに行くネズミを邪魔する猫を描くかどうかも涅槃図によって違いがあります。

これまでに真如堂と大徳寺と泉涌寺で涅槃図を見たのですが、どの絵も大きく迫力がありました。
真如堂ではお寺の方の説明を聞くことができて、とっても勉強になりました。

涅槃会の授与品に花供曽(ハナクソ)というお菓子があります。

正月、ご本尊に供えた鏡餅のお下がりを小さく刻んで軽く焼き、黒砂糖をからめてお菓子にしたものです。
中略
花供曽をいただくと無病息災で過ごせるといわれ、昔から当山では涅槃会にご参拝の方々に授与しています。

真如堂 花供曽説明書き

インパクト強めな名前ですが、軽い口当たりで美味しかったです。

真如堂の花供曽

季節の和菓子

雛祭りのひちぎり

雛祭りのお菓子として思い浮かぶのは、雛あられや菱餅が一般的かと思いますが、京都では生菓子の「ひちぎり」が食べられています。

亀屋良長

昔は忙しくて整形する時間が惜しくて、引きちぎったことから「ひちぎり」
現代ではこの形に整える方が時間かかりそうです。

よもぎ餅

京都で食べるよもぎ餅はめちゃくちゃ濃厚です。
東京時代に食べていたよもぎ餅はとは全く別の食べ物なのではないかと思ってしまうほどおいしいです。
3月後半に季節限定で登場するよもぎを是非食べてみてください。

とらや
出町 ふたば

桜シーズン到来

京都では3月後半から桜が咲き始めます。
2024年は梅の開花が早かったので、桜も早めに咲くのでは、とよく耳にします。

2023年の桜🌸お気に入りスポット
写真はすべて2023年3月のものです。4月に入ると散るスポットもありますので、最新情報は京都観光Naviでご確認ください。

背割堤
1.4キロの桜並木をのんびりあるいて、たっぷり桜をみれます。
露店もあるので、ゆっくり過ごすことができます。
下から見上げる桜はとってもきれいでした。
石清水八幡宮が近いのでお花見の前後に行くのがおススメです。
走井餅もお忘れなく。



淀緑地の桜まつり
濃いピンクがとってもきれいでした。
住宅エリアの桜ですが、海外からの観光客らしき方が多かったことに驚きました。


毘沙門堂

タイトル画像も毘沙門堂です。
毘沙門堂は紅葉も見事でしたが、桜もすごかったです。
毘沙門堂参拝後に琵琶湖疏水沿いを散歩するものおススメです。

将軍塚
青蓮院の飛地境内です。
山の上にあるので遠くまで見渡せて気持ちがよい場所です。
バスで行くこともできますが、私は円山公園から歩いて行きました。
まあまぁの山道なのでスニーカーmustですが、30分くらいで到着できます。


京都の春はやっぱり格別です。
世界中から観光客が訪れるので混雑しますが、それでも桜を見に来る価値は十分あると思います。
おこしやす🌸

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