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海外旅行に行く前に読むnote vol.1

「海外旅行のご相談うけたまわります」
このnoteを投稿して約1年、多くの方から海外旅行に関するご相談をいただきました。
🎁記事をサポートしてくださった皆さま、ありがとうございます。

複数の方からご質問いただくことに重点をおいて、海外旅行前に読むと役立ちそうなことをnoteしていこうと思います。
*過去noteと重複している内容もありますが、ご容赦くださいませ。


荷づくり・パッキング

国際線の飛行機に搭乗するときの荷物は大きく分けて2つあります。
空港のカウンターで預けるスーツケース=預入荷物 Checked Baggage
飛行機の座席に持っていくカバン=機内持込荷物 Carry-on Baggage

預入荷物=スーツケース

スーツケースに入れるものは、衣類・靴、洗面道具がメインになります。「海外旅行 持ち物」で検索すれば一般的なリストが出てきますので参考にしてみてください。

預入荷物に入れてはいけないものは
モバイルバッテリー(Power bank)
パソコン
(Lap top)
貴重品
(Valuables)などです。

うっかりスーツケースに入れがちな物は、モバイルバッテリーです。劣化などによって電池が発火する可能性があるため、飛行機の貨物室には入れてはいけないルールになっています。
万が一モバイルバッテリーが発火しても、座席上の物入にあればすぐに消火できますね。

空港カウンターで預けたスーツケースをエックス線にかける空港もあります。もしモバイルバッテリーをスーツケースに入れたまま預けてしまうとエックス線で見つかって、空港アナウンスで呼び出しされることもあります。
日本の空港ならばまだ余裕をもって対応できますが、海外の空港で呼び出されたら、ドキドキしてしまうと思います。

40か国以上旅行してきて、習得したパッキングのコツパッキングキューブを使うことです。
トップス、ボトムス、下着でキューブを分けて海外旅行に行き、旅行先では洗濯するものを別のキューブに入れるようにしています。
amazonベーシックのパッキングキューブを長年愛用しています。

衣類圧縮袋は何度か使ったことがありますが、あまり効果的ではないと思っていて、使っていません。

洗面道具(toiletries)は首から上に使う化粧水やヘアオイルと、首から下に使うボディクリームなどに分けてパッキングしています。

スーツケースは乗継空港などで紛失したり、トラブルで後日別便で届く(実体験談)可能性もあるので、すぐに代用品が買えないものはなるべく預入荷物に入れないようにします。

機内持込荷物

機内持込荷物にはパスポート、お財布などの貴重品を入れて飛行機の座席へ持ち込みます。

飛行機内で快適に過ごせるように、ノイズキャンセリングヘッドフォンやアイマスクなども機内持込荷物に入れておきます。

機内持込荷物に入れてはいけないもの100ml超の液体物です。液体が入っている容器自体が100mlを超えてはいけないので、例えば500mlのペットボトルに70ml程度お茶が入っていても持ち込めません。

空港のセキュリティーチェックで液体物のチェックがあります。担当するのは空港職員の方で、航空会社の方ではないのでファーストやビジネスのチケットを持っていたとしても大目に見てもらえないです。
ファーストクラスのチケットを持っているんだから、持ち込ませてと主張している人を見かけたことがありますが、そんな言い訳は通用しないです。

香水や化粧品などで容器に容量記載がない場合は、セキュリティチェック担当者の判断で没収されることがあります。高級なものでもお構いなしにゴミ箱に投げ捨てられるので、容器自体のサイズが微妙な場合は預入荷物(=スーツケース)に入れておく方が無難です。

シャンプーなどの液体物は機内持込荷物に入れず、預入荷物(=スーツケース)に入れて預入荷物にします。
スーツケースにも100ml以上の液体物は入れられないと勘違いしている方がいらっしゃいますが、スーツケースには普段使いのシャンプーや化粧水など大きな液体物を入れても空港カウンターでスーツケースを預けることができます。

100ml以下の液体物は透明の袋に入れてセキュリティチェックを通過する必要があります。マチがある袋は厳密にNGとしている空港もあれば、マチ付きの袋でも何も注意されない空港もあります。
個人で用意した透明の袋は認めてもらえず、空港で無料配布されている袋に詰め替えるように指示されたこともありました。
空港での英語でのコミュニケーションを減らしたい方はマチがない透明な袋に入れておくほうが無難です。

透明な袋は縦と横の合計が40㎝以下のサイズである必要があります。
ジップロックの場合Mサイズがおおよそ40㎝です。

リップクリームや歯磨きも液体物

航空会社が分かりやすく荷物情報をまとめているので、海外旅行が初めての方や久しぶりの方は読んでおくことをおススメします。
自分が乗る航空会社の荷物情報を読むのがベストですが、日本語のサイトがないこともありますので、その場合はJALANAのサイトも参考になります。

荷物の重量・個数・サイズ制限

預入荷物の個数や重さの制限は航空会社によって異なりますし、購入したチケットのクラス(ファースト、ビジネス、エコノミーなど)によっても異なります。
個数に限度はないけど、全部で23キロ以下というルールもあれば、
1個20キロ以下、一人2個まで、かつ総重量30キロのようなルールの航空会社もあります。
エコノミークラスの場合、23キロ以下となっている航空会社が多いように思います。

空港カウンターでチェックイン・荷物を預けると「スーツケースを台に乗せてください」と係りの方に案内されます。その台がはかりになっていて、カウンターにある表示板でスーツケースの重さが表示されます。

スーツケース自体の重さも含めて23キロ等の制限を受けるので、スーツケースをこれから購入する方は、重いスーツケースは避けた方がいいかもしれません。

個数や重さがルール上限を超過した場合はカウンターで超過料金を支払うことになります。
航空会社が超過料金を公表していますので、検索すれば事前に確認することができます。

機内持込荷物も個数、重さ、大きさの制限があります。こちらも購入したチケットの航空会社やチケットのクラスによってルールは様々です。

エコノミークラスの場合は一人1個まで7キロ以下、かつ縦横幅の合計が115センチ以下というルールが多いように思います。

明らかに大きくて重そうなカバンを機内持込にしようとすると、チェックインカウンターでカバンをスケールに乗せるように案内されます。
7キロ等の上限を超過していたら、カバンの中のものをスーツケースに移して軽くするなど対応が必要です。

超過料金を支払って多くの荷物を機内に持ち込みたい場合もあるかと思います。持ち込みが可能かどうかは、購入したチケット次第となります。
エコノミークラスの場合は持込自体できず、プレエコ以上であれば超過料金を支払うことで持ち込めるケースもあります。航空会社のWebサイトを確認してみてください。

荷物安全対策

AirTag

スーツケースが紛失した場合に備えてエアタグを入れておくと安心です。
エアタグを入れておけば、万が一自分のスーツケースが同じ飛行機に積載されなかった場合に、スーツケースが世界中のどこにあるかを把握することができます。

飛行機を降りてすぐのスマホ画面

2022年の全世界でのロストバゲッジ率は0.76%だそうです。これは預けたスーツケースが完全に紛失した割合です。
ロストしなかったとしても、他人が間違えて持って行ってしまう(mishandled)や飛行機乗継でスーツケースが積載に間に合わないなどのディレイドバゲッジ(delayed baggage)の可能性もあります。
2022年にエアタグを購入後にスーツケーストラブルは一度もありませんが、万が一に備えてエアタグを一つ持っておくのはおススメできます。

ラッピングサービス

日本ではあまり利用者を見かけないですが、多くの方がスーツケースをラッピングしている国もあります。

スーツケースをラップでぐるぐる巻きにして、中のものを抜き取られないように、逆に変なものを混入されないように、また汚れを防ぐことができます。

イタリアでラッピングしたカバン

私の利用経験などはこちらのnoteに書きました。

日本の空港にもラッピングサービスはありますので、旅行先でのトラブルを回避したい方は検討してみてください。

海外へ持って行くもの/持って行かないもの

海外旅行に何を持って行くのか、逆に何を持って行かないのかは人それぞれだと思います。
せっかくの海外旅行ですから、楽しく快適に過ごせるように、自分で必要と思うものは持って行った方がいいと思います。

以下は普段からほとんどモノを買わない私が持って行くもの/持って行かないものです。

ヘアアイロン・ドライヤー

安いホテルでもドライヤーはお部屋にあるので、私は海外旅行にドライヤーやヘアアイロンは持っていきません。
でも、ヘアアイロンを海外旅行へもっていきたい方も多いと思います。
その際には海外対応のヘアアイロンを持っていく必要があります。

スマホやPCなどは最初から全世界で使えるような電圧仕様になっているので気にしなくて大丈夫ですが、ヘアアイロン等は製品によって仕様が様々です。本体表記や説明書で電圧を確認できます。

日本国内向け家電の電圧 AV100
国内・海外両方に対応している家電の電圧 AV100-120V/220-240V

これから購入する人は国内・海外両方対応の製品を購入すれば、どこでも使えて便利だと思います。

PanasonicのWebサイトに海外対応の家電について分かりやすい説明があります


電圧とプラグ

海外旅行のご相談者さんで勘違いしている方が多いと感じるのは、電圧とプラグです。
電圧とプラグは全く別の話です。

電圧:AV100-120V/220-240Vなど家電製品が電流を流す力の大きさ
プラグコンセントの形

コンセントの形状は国・地域によって異なります。
旅行グッズが充実しているヨドバシカメラに電圧とプラグをまとめたページがあるので、参考になります。

ヨドバシカメラ Webサイト 国別電圧、使用プラグ一覧

https://www.yodobashi.com/ec/support/beginner/item/plug/index.html

日本のAタイプをヨーロッパのCに単純変換するプラグは数百円で、
世界中どんな国でも対応できるマルチ変換プラグは数千円で売られています。
海外に頻繁に行く予定がある方はマルチ変換プラグが便利です。

私は海外旅行に持っていく電化製品(スマホ、モバイルバッテリー、カメラ、イヤフォン)はすべてUSBで充電できるので、こちらの変換延長コードを愛用しています。

日本のホテルや海外の新しいホテルであれば、ベッドサイドにコンセントがありますが、古い建物の場合、コンセントが不便な場所にあったり、床近くにあって充電するものを床に置かないといけないケースもあるので、延長コードタイプは便利です。

電圧を調整する「変圧器」というものもあるのですが、とっても重いし、利用しても変圧調整がうまくいかず電化製品が故障する可能性もあるので、海外旅行ではおススメしません。
海外移住される方がどうしても日本から電化製品を持っていく必要がある際には変圧器は便利だと思います。

洗面用具

これまで世界40か国以上旅行して出した結論はシャンプーとボディーソープは日本から持って行かないです。私は乾燥肌体質ですが、ホテル備え付けで大丈夫です。
どうしても髪質や肌に合わないと思ったら、スーパーやドラッグストアで買えます。日本でもお馴染みのニベアやラックスはどこの国でも売られています。

1週間程度の旅行ならば、ヘアコンディショナーは詰め替え容器に入れて日本から持って行くようにしています。1週間以上になる場合は現地でコンディショナーだけ購入しています。

歯ブラシも日本から持って行きます。使い捨ての歯ブラシをホテルのアメニティにすることを禁止している国は増加傾向です。

普段は2weekコンタクトを使っているのですが、1週間程度の旅行の時はワンデイタイプを持って行きます。1か月くらいの旅行の時は現地で洗浄液を購入しています。ドラッグストアで簡単に購入できますし、日本で買うよりも安いケースが多いです。
旅行先で目のトラブルが発生してしまうとかなり面倒なことになるので、コンタクト関連は衛生面に特に気を付けるようにしています。

日本のように手軽に目薬をさす文化は他国ではほとんどありません。ドラッグストアで目薬を気軽に買うこともできず、医者の処方箋がないと目薬を買えない国もあります。もし日ごろから目薬を使う習慣がある場合は、日本から目薬を持って行った方がいいと思います。

洗濯グッズ

1週間程度ならばお洗濯はしなくてもいいかもしれませんが、長期間の旅行となるとお洗濯は避けられません。
ホテルの洗面台でお洗濯するためのグッズはスーツケースに入れておきます。液体洗剤、XLサイズのジップロック折り畳みハンガー
旅行先のコインランドリーを使う想定の時はランドリーネットも持って行きます。
海外旅行先でのお洗濯の詳細はこちらのnoteをご覧ください。

レトルト・インスタント食品

国によっては加工食品の持ち込みが禁止されていることもあります。細かく調べるのは手間ですし、私は旅行中に日本食を食べたくなることはないので、海外旅行には食べ物は持って行かないようにしています。
オーストラリアニュージーランドは独自の生態系に影響が出ないように細かく規定されています。
「国名 検疫」で検索すれば禁止物を確認することができます。

ビーチサンダル

日本のホテルのようにお部屋にスリッパがあるホテルは少数派です。私はビーチサンダルをいつも海外旅行の際に持って行きます。
ホテルの部屋内で歩くときや、ホテルからちょっと買い物に行く時もビーチサンダルは便利です。

私の海外旅行持ち物リスト

機内持込荷物

パスポート
パスポート再発行のための戸籍謄本とパスポート用写真
予防接種カード
スマホ・予備スマホ
スマホ充電用ケーブル・アダプタ
モバイルバッテリー
お財布・旅行先で使うお財布
家の鍵
カメラ
海外旅行保険証券
美術館など事前予約した予約確認書のプリントアウト
旅程プランを書いたノートとペン
常備薬
とりあえずの着替え(スーツケース未着に備えて)
コンタクトケース、予備のコンタクト
めがね
めぐりズム蒸気でホットアイマスク(機内用)
のどぬーる ぬれマスク(機内用)
耳栓 (この耳栓おススメです)
イヤホン (Bose QuietComfort Earbudsを愛用しています)
汗拭きシート(長時間フライトで大活躍します)
ウェットティッシュ
歯ブラシ・フロス
マフラー・カイロ(飛行機内が寒い時に活用)
折りたたみ傘
*詳細はこちらのnote

預入荷物=スーツケース

AirTag
着替え衣類
パジャマ
ビーチサンダル・靴
お洗濯グッズ
街歩き用カバン(長年愛用しているのはこのカバンの旧型)
エコバック
変換延長コード
洗面用具
ティッシュ・ウェットティッシュ
スプーン・フォーク(部屋でヨーグルトやフルーツを食べる用)
袋止めクリップ
小型ハサミ
爪切り
布テープ
帽子・サングラス
マフラー・手袋・ニット帽・カイロ
ワイヤーロック
こちらのnoteと同じです

*amazonアソシエイトプログラムに参加しています。このnoteで紹介している旅行グッズ等をリンクからご購入いただくことで、紹介料を得ています。

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