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初めて国際線飛行機を自分で予約する方法

初めて自分で飛行機を予約する方のご参考になったらいいなと思い、旅行会社や代理店を通さずに自分で飛行機を探して予約する方法をnoteします。

Skyscannerで検索

検索サイトやアプリはたくさんありますが、検索画面が見やすく、表示される情報量も多いので、スカイスキャナーでブラウザ検索するのがいいと思います。
6月1日~10日に東京からパリへエコノミークラスで行くことにしてみます。

出発地は「成田」「羽田」のように空港を指定することもできますが、最初に検索する時は幅広く情報を拾えるように「東京(すべての空港)」としておきます。
往復のラジオボタンをクリック、目的地、日付、人数も入れて検索。

最適プラン

検索結果は時間と価格と乗継などから総合的に判断された「最適プラン」から表示されています。

最適プランの一番上に表示されているベトナム航空のフライトの「詳細」をクリックして詳細を確認します。
ベトナム航空
羽田発着
乗継があるものの、往路も復路も20時間程度なので、許容範囲。悪くなさそうです。
でもよく見ると、復路の乗継が1時間30分しかありません。

ノイバイ空港の乗継所要時間を調べてみると最低乗継時間が60分なので、もしパリからハノイへ向かう飛行機が遅れたら、ハノイから羽田へ向かう飛行機への乗り継ぎが難しくなります。

最安プラン

最安プランも見てみます。

左の赤丸で囲った下向きアイコンをクリックすると詳細が開きます

最安フライトの詳細を見てみます。
ベトナム航空
成田発着 往路は成田10時発
往路27時間30分、6月2日6:30到着
復路36時間25分、6月12日8:00到着

出発の2~3時間前に成田に到着することを考えると、出発日は結構早起きしないといけないです。首都圏以外の場合は前泊必須になります。
また朝6:30にパリに到着すると、すぐにホテルにチェックインはできず、飛行機でぐったり疲れたとしても、部屋で休憩することはできないです。
このフライトの組み合わせだと、パリ滞在時間は198時間となります。
一番痛手なのは、パリを出発した2日後の12日の朝に成田に到着するので、会社を休んでパリに行く場合は12日(月曜日)もお休みする必要がありそうです。

安いフライトはやはりそれなりに理由があって、何かを我慢しないといけないです。

もう一度最適プラン

再び最適プランに戻って、2番目に表示されたエールフランスのフライトも見てみます。

エールフランス
羽田発着
パリ滞在時間221時間(最安フライトより23時間も長いです)
6月11日の夕刻に羽田に到着するので、12日から仕事に行けます。

エールフランスのフライトをもっと詳細に確認します。
スカイスキャナーの「チケットを予約」をみます。
代理店のGotogateが最安値ではあるものの、日本語対応していないので、航空会社のエールフランスのサイトへ移動します。

航空会社のサイトで詳細確認

スカイスキャナーの検索結果がエールフランスのサイトでも引き継がれるので、再度検索条件を入力する必要はありません。

詳細を確認してみると、スーツケースを預ける費用が含まれていませんでした。
このように、スカイスキャナーの検索結果ではスーツケース預け入れが別料金のこともあるので、要注意です。
10日間のパリ旅行だとスーツケースを持っていくと思うので、LightからStandardに変更します。

復路もStandardに変更すると、料金が189,660円から13,100円増加して202,760円になりました。

内訳はこの通りで、燃油サーチャージが大きいです。

予約を途中まで進めれば金額の内訳を画面表示できます

エールフランスのフライトだと9泊することになります。
1泊1万円のホテルを利用すると、飛行機とホテルで29万円です。
ちょっと、高いですね。

もう一度最適プラン

またまたスカイスキャナーの最適プランに戻って、一番上に表示されたベトナム航空のフライトを確認して、今度はスカイスキャナーを経由せずに、直接ベトナム航空のWebサイトで予約を途中まで進めてみます。

1月の新年お祝い期間や11月のブラックフライデー期間は航空会社が期間限定セールを行っていることがあります。スカイスキャナーはセール価格を反映していませんので、必ず航空会社のサイトで代金を確認した方がいいです。

スーツケースを預ける費用も含まれていて、123,690円です。
最適プランの一番上に表示されたフライトの組み合わせだとパリ滞在時間は199時間30分で、8泊することになります。
1泊1万円のホテルを利用すると、飛行機+ホテルで204,000円なので、エールフランスよりもぐっと安価になります。

どのフライトにするか

予算やスケジュール、旅のスタイルに合わせて、どのフライトを選択するかを決めます。

最適プラン#1のベトナム航空の乗継時間が短いという懸念点は、万が一の場合はベトナム航空が振替便を手配してくれるはずです。
今回のケースでは朝ハノイに到着するので、同日の遅い時間帯に東京へ向かう飛行機に空席があれば、振り替えてもらえる可能性が高いです。
同日が満席の場合は、宿泊費をベトナム航空が負担して翌日の飛行機を手配してくれるはずです。
ただし、これはベトナム航空がレガシーキャリアだからであって、LCCの場合は、何もサポートしてくれません。振替もないし、ホテルも用意してくれません。
航空会社がサポートしてくれない場合は、海外旅行保険でカバーしてもらうという方法もあります。
乗継がうまくいかなかった時は、どうしても現地で英語でコミュニケーションしないといけないので、言語面での苦労は避けたいという方は乗継時間がたっぷりあるフライトを選択された方がと思います。

最安プランのフライトはパリを出発した2日後に東京に到着しても問題ない人にはいい組み合わせだと思います。
復路はホーチミンで17時間以上トランジットがあるので、市内観光できます。パリ旅行で疲れていたら、ホーチミン市内のスパでマッサージうけて、ベトナムコーヒー飲んでゆっくりできます。

最適プラン#2のエアフランスはパリ滞在時間が長いのが魅力ですが、ベトナム航空と比較すると高すぎると思います。
宿泊数も9泊となるので、飛行機代が高いだけでなく、ホテル代も高くなってしまいます。
長時間フライトが苦手な方や、乗継で荷物が紛失する可能性は避けたいという方は、直行便のエアフランスがいいと思います。

検索条件を変えてみる

これまで見てきたフライトではどれもイマイチという場合は、スカイスキャナーで復路のパリ出発日を1日前の6月9日に変更してみると、最適プランも最安プランもベトナム航空のフライトが追加表示されます。
スカイスキャナーの検索結果の詳細を確認して、それぞれの懸念点が許容できるかどうかを見ていく作業を繰り返していきます。

空席残数はどこで検索しても同じ結果

多くの航空会社、ほとんどの航空券検索サイトがamadeus、Galileo、Travelproなどの同じシステムを参照しているので、どこで検索しても空席の残数は同じです。
違いがでてくるのは金額です。

チケットを予約する

スカイスキャナーと航空会社のサイトでフライトを調べて、乗る便を決めたら予約します。
ここまで調べられたら、もう個人手配できます。代理店に頼らなくても大丈夫です。代理店に手数料を払うより、そのお金で美味しい物食べたり、ちょっといいホテルに泊まった方がいいと思うんです。

初めて自分で航空券を手配する時は航空会社のサイトやアプリで予約するのが一番いいと思います。
航空会社のサイトやアプリでの予約は誰でも手続きしやすいデザインになっているので、画面に表示されている項目を入力・選択していけば大丈夫です。

特定のサイトを経由して予約すればクレジットカードのポイントが高倍率でたまることがあります。ちょっとでもお得にチケットを予約したいという場合はお持ちのクレカ会社のサイトを調べてみてください。

https://pointupmall.com/category/208
https://tamaru.eposcard.co.jp/

ここまで王道と私が思う飛行機チケットの予約方法を書いてみました。
王道からちょっと逸れる航空券の探し方は別のnoteに書こうと思います。

使っている小麦やバターが違うんだろうなぁと思うのですが、パリで食べるクロワッサンは本当に美味しいですよね。
ラデュレのマカロンも、日本で食べるより美味しいんですよね。
またフランスに行きたいです。

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