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京都検定まとめノート 2023年の重要文化財等

京都検定ではその年に国宝・重要文化財等に指定されたものが出題されることがあるので、検索してみました。

建物

https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/searchlist

建物は6件が新たに登録有形文化財になっています。

1.今尾家住宅茶室薫風亭いまおけじゅうたくちゃしつくんぷうてい
2.今尾家住宅土蔵
長岡京市にある日本画家の今尾景年の茶室と土蔵
今尾景年は南禅寺の雲龍図を書いています

3.富美代大広間棟
4.富美代主屋
祇園北側にあるお茶屋さんです。
立派な外観で通るたびに素敵だなぁと見入っていました。

他2件は民家のため出題されないと思います。

美術工芸品

https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/searchlist

美術工芸品は重要文化財に8件登録されています。

1.京都府神雄寺跡出土品

「神雄寺」「神雄」「神寺」などと記された多数の墨書土器は、史料に認められない本寺院跡の名称と、神仏混淆となるその性格を示す。

https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/201/00011994

2.三藐院記さんみゃくいんき 附 関白宣下
三藐院関白とも呼ばれた近衛信尹の自筆による記録
陽明文庫が所有
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/201/00012008

3.木造阿弥陀如来及両脇侍立像〈行快作/〉両脇侍の足枘に法眼行快の銘がある
聞名寺が所有

https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/93793501_03.pdf

こちらのPDFの17ページに画像と解説の掲載があります。

4.木造阿弥陀如来立像
上徳寺が所有
上徳寺は家康側室阿茶の局の開基
3のPDF16ページ

5.木造十一面観音立像
乙訓寺が所有
早良親王が幽閉された乙訓寺は京都検定頻出です。
3のPDF18ページ

6.木造不動明王立像
福知山市の観音寺
3のPDF19ページ

7.宋版律宗三大部幷記文そうはんりっしゅうさんたいぶならびにきぶん
東寺所有
3のPDF28ページ

8.大毘盧遮那成仏経疏だいびるしゃなじょうぶつきょうそ
仁和寺所有
3のPDF27ページ

東寺・仁和寺は国宝がたくさんあるお寺なので、重文が追加されたとしても出題されなさそうです。
3の行快三尊像か6観音寺あたりが出題されるかも、と思います。


タイトル画像は松尾大社です。
写真にうまくおさまっていませんが、両流造という珍しい様式の本殿で、重要文化財です。

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