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海外旅行でのスマホ通信環境

海外旅行の時は海外SIMカードを購入しているのですが、2022年冬のイタリア旅行でちょこっと面倒なことがあったので、海外でもそのまま使えるキャリアに乗り換えようかと悩んでいます。

海外旅行中はデータ通信のほか、現地のお店などに電話することがあります。日本に電話をかけることはなくて、日本への連絡はLINEでデータ通信で行っています。

改めて海外旅行の時の通信をどうするのがいいのか検索してみたら、日本人旅行者が海外旅行中にどうやって通信しているかについて、JTB総合研究所の2019年6月時点の調査データがありました

  1. 日本からレンタルWi-Fiルーターを持っていく(36.8%)

  2. ホテルなど現地施設の無料Wi-Fiを使用する(35.9%)

  3. 携帯会社のサービスを海外でも使用できる設定に変更する(16.8%)

  4. 現地でWi-Fiルーターを借りる(11.4%)

  5. 現地でSIMカードを購入し、入れ替える(10.7%)

もう何年間も海外旅行の時にSIMカードを購入しています。SIMカードはめちゃ安いので、てっきりみんなSIMカードを入れ替えているのかと思っていたので、自分のやり方は少数派であることに驚きました。

1.日本からレンタルWi-Fiルーターを持っていく

ずいぶん昔の話になりますが、2014年にフランスとベルギーを旅行した時に初めてルーターをレンタルしました。空港で受け取ったルーターキットは想定していたよりも大きくて、機内持込カバンに入らなくて困った記憶があります。
当時はフランスとベルギーで別々の端末を使う必要があり、旅行中に一日で両国を移動する日は2つのルーターをカバンに入れて持ち歩く必要もありました。
日本のキャリアの海外ローミングよりは多少安価だった記憶がありますが、過去メールを確認したら、8日間の旅行で15,000円も支払っていました。
「高い、重い、充電めんどい、もうイヤ」となってしまい、それ以来はルーターレンタルしていません。

レンタルルーターが36.8%と多数派ということは、もしかすると最近は軽量化されていて、安価に快適に使えるのかもしれません。
日本出発前に空港で借られるので、現地到着してすぐに使えるというメリットは大きいと思います。

私は一人旅なので、ルーターが選択肢に入らない、というのもあるかもしれません。複数人数だったら、1台のルーターをみんなで共有できるというメリットもありますね。

2.ホテルなど現地施設の無料Wi-Fiを使用する

私が住んでいるエリアは海外からの旅行者が多いので、公共Wi-Fiが飛んでいますが、微弱すぎてお店でPayPayの支払いができず、支払いする時に毎回スマホのWi-FiをOFFにしています。(日々のことなのでストレス。愚痴ってスミマセン)

それにくらべ、海外の無料Wi-Fiは快適に使えることがほとんどです。
確かに、国や行先によっては無料Wi-Fiだけで旅行できるかもしれません。

無料Wi-Fiで旅行している人が多いことにも驚きました。

とはいえ、無料Wi-Fiが飛んでいないエリアもあるだろうし、セキュリティ面でも不安はあると思います。

私は心配性で一瞬たりともオフラインだと不安になってしまうので、常に何かしら通信手段は確保しておきたいです。

3.携帯会社のサービスを海外でも使用できる設定に変更する

MVO(ドコモ、ソフトバンク、au)の国際ローミングサービスは1日あたり数千円かかってしまい、1週間の海外旅行でも数万円になってしまいます。高額なので一度も使ったことがありません。

MVNO(格安スマホ)も様々な国際ローミングサービスがありますが、データ通信が不可で音声通話とSMSだけだったり、データ通信が出来てもMVOと同じくらい高額だったり、音声通話ができなかったり、と、この会社のサービスが完璧!というものは見つけられていません。

4.現地でWi-Fiルーターを借りる

こんな方法があるとは、いままで一度も検討したことがなかったです。空港にレンタルカウンターがあるのでしょうか。これまで全く意識していなかったせいか、記憶にないです。
試しに 「 london wifi rental 」で検索してみたら、1日あたり752円でポケットWi-Fiが借りられるようです。ヒースロー空港やホテルで受け取れるそうなので、便利そうです。

5.現地でSIMカードを購入し、入れ替える

普段日本で使っているiPhoneをSIMフリーにして、海外旅行では旅行先で使えるSIMカードを買っています。
日本はスマホ通信費用がとても高いですが、ほとんどの国では生活に必要不可欠な基本インフラとして安価にスマホ通信が利用できるので、旅行先の国でSIMカードを購入するのが一番安いです。(安いと信じてこれまでSIMカードを買ってきました。)
過去の旅行で購入したSIMカードの具体的な金額を記録していないのですが、1~2週間程度の旅行であれば2~3,000円で買えたと思います。

SIMカードは現地で買うことが多いですが、旅行前にAmazonで買っておくこともありました。

◆現地購入する方法
これまで旅行した国のほとんどの空港に通信キャリアのショップやSIMカード販売カウンターがありました。旅行者向けにいくつかのパッケージが用意されているので、私はデータ通信と通話ができるように、電話番号があるパターンを選択しています。
電話はかけないので、データ通信だけでOK、というSIMカードも以前はありましたが、最近はアプリの本人認証のSMS認証のために電話番号も必ずついているSIMカードが多いと感じています。

自分が行く国の空港でどういうSIMカードが販売されているかは、「空港名 SIM」で検索すれば、ほとんどの空港でのSIMカード販売事情を、旅行者がどこかにコメントしているので、情報を拾うことができます。
空港のオフィシャルWEBサイトにSIMカード販売店の情報が載っていることもあります。

台湾、ポーランドでは販売店の方がSIMカードの入れ替えまで全部対応してくださったのですが、オーストラリア、ニュージーランドでは自分でSIMカードの入れ替えました。国による違いというよりは、お店によってどこまで対応してくださるのかが異なるような気がします。
入れ替えまでしてくださる可能性があるので、スマホの言語を英語に切り替えておくと、スムーズと思います。


日本のコンビニにamazonカードがラックにたくさんかけられているように、5年くらい前=2018年ごろまでは、海外旅行先空港のキヨスク的売店にSIMカードがずらっと並んでいたように思います。
でも徐々にそのスタイルは少なくなって、最近はSIMカードは棚の中に保管されていて、販売店の方がパスポートのコピーを取って、旅行滞在期間に応じたSIMカードを販売するようになっているように実感しています。

日本で昔はコンビニでプリペイド携帯というものが普通に売られていて、誰でも簡単に買えました。でも、犯罪に使われることが多く、携帯電話不正利用防止法が施行されてからは、コンビニ店頭でプリペイド携帯をみかけることはなくなりました。
これと同様の理由で、海外旅行先でもSIMカード利用者を登録しているのだと推測しています。

2021年のスペイン旅行、2022年のイタリア旅行はどちらも現地でSIMカードを購入しましたが、販売員さんがパスポートのコピーを取り、複数枚の書類にサインをしたら、SIMカードを渡されて、自分で入れ替えるスタイルでした。

オーストラリアのSIMカード 
2ドルはSIMカード本体代金で、データ通信費用は別途支払っています
電話番号をカウンターの人が手書きしてくれるアナログスタイルでした


◆日本で事前に購入する方法
空港到着が早朝深夜になる場合は、SIMカード販売カウンターが閉まっている可能性もあるので、AmazonでSIMカードを購入していました。
最後に購入したのがコロナ前の2019年ですが、当時はSIMカードを入れ替えるだけで簡単にオンラインになってとても便利に使えていました。
複数国対応SIMカードも買えるので、複数の国へ旅行する時などは、事前購入が便利です。現地で複数国対応SIMも買えると思いますが、出発前に確実に入手しておいた方が安心できます。

2022年冬のイタリア旅行で面倒だったこと

1.高かった
ミラノのマルペンサ空港の到着ロビーでSIMカードを購入したのですが、Vodafoneの販売しかなく、しかも選択肢が2つしかなくて、70ユーロと54ユーロでした。めちゃ高い😢
「車の運転をする?」と尋ねられたので、「乗らない」と答えたら、安い方の54ユーロの方を勧められました。
あまりに高額なので、「到着ロビーを出てから買う」と言ったら、「ここで買っても、市内で買ってもVodafoneの旅行者向けはこの2つしかないよ」と言われ、54ユーロの方を購入しました。たった16日間の旅行なのに、円安もあって、約8,000円。めちゃ高い。
早朝にミラノに到着したし、すぐにトリノへ移動したかったので、仕方ないと考えるようにしました。

2.時間がかかった
クレジットカードでSIMカード代金の支払いを済ませたら、カウンターの方がパスポートをスキャンし、細かい文字でいろいろ書いてある書類を作成してくださり、3カ所ほどサインしました。
私のパスポート情報を登録して審査が完了するまで3時間かかると言われました。「え?先にそれ言ってよ😢」と心の中で泣きました。
SIMカードと一緒に渡された注意書きにも3時間以内はSIMカードを入れ替えてはいけないと書かれていて、何度も絶対に入れ替えてはダメと念押しされました。
きっかり3時間経過してからSIMカードを入れ替えて、問題なく使えたのでよかったです。3時間後はすでにミラノを離れ、トリノにいたので、ドキドキしました。何か問題があってもミラノのカウンターには戻れません。

イタリアのSIMカード 3時間以内にシムカードさしてはダメ!と書いてあります。
裏面に電話番号が印字されていて、コインで削ればPINコードも表示されるようになっていました

3.SMS受信できなかった
イタリアに到着してから天気予報を見ながら美術館や教会の塔に登るチケットを予約・購入したのですが、普段使っているクレジットカードのワンタイムパスワードのSMSが受信できませんでした。
SIMカードをアクティベイトしたときにVodafoneからのSMSは受信できたのですが、日本のクレジットカードからのSMSは受信できず。
仕方ないので、SMSでのワンタイムパスワードがないセカンドのクレジットカードで支払いをしました。

と、ちょっと面倒+高額で現地SIMカードの特徴である安価というメリットが享受できなかったので、次に旅行する国が決まったら、ahamoに乗り換えるかどうか検討してみようと思います。


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