「もう30だし」と自分で自分を追い込む女たち。

(テスト的に投げ銭方式にしました。全文読めます。投げ銭など関係なく感じられたことをコメントいただけたら私への批判も含めいただけたらうれしいです)

女性向けのWebサービスみたいなタイトルにしてみました。どう見ても煽りタイトルですね。煽るつもりはありませんがこうなってしまいました。しかも一人から聞いたことにも関わらず語感の良さから複数形にしてしまいました。今流行りの捏造です。色々とすいません。他意はないので怒らないでください。


今日のお話は友人というか今となっては知り合いどころか「ああ、そういう人もいたね」と他人の顔をしたいレベルのカップルのお話です。


細かいことは省きますが先ほど男性の方(仮にAさんとしておく)をあるSNSでブロックしようとトップページに行くと、カバー写真にあるアイコン(物事を簡単な絵柄で記号化して表現するものの意)が使われていました。

あちらこちらでの経験上、そのアイコンを使ってる人はろくな人はいないという印象です。

「あー、この人この3年で色々拗らせちゃったんだなぁ」と思ったのですが、この方に絡むある出来事を思い出しました。


2年ほど前、カップルの女性側(仮にBさんとしておく)に相談に乗ってほしいと某所に呼び出されました。

内容は「(同棲をしているAさんと)結婚をしたいが相手にその気がないようなのだがどうしたらよいのか」といったよくある内容でした。以下はその時のやり取りです。


私「なんでAさんと結婚したいの?」

Bさん「私、もう30なので」

私「え?(´∀`;」

私「Aさんに結婚の意思聞いたの?」

Bさん「ちゃんとした仕事をしてないからできないみたいなんです」

私「そういえばあの人何の仕事してんの?」

Bさん「エロ本とか同人誌の編集の請負をしてて収入が一定していないんです。で、それをカバーするために私がアルバイトをしてるんです」

私「え?(´∀`;」

私「Bさんは何で結婚したいの?」

Bさん「もう30だし。子どもがほしいんです。今から次の人って厳しいじゃないですか」

私「え?(´∀`;」

私「それならAさんにちゃんとした仕事に就いてもらわないとちょっとしんどくない?共働きでもいいけど、Bさんが妊娠・出産となると産休取らないといけないし、その間の収入が不安よね。子どもを育てるってお金かかるらしいし。貯金はあるの?」

Bさん「ないです」

私「え?(´∀`;」

私「子どもが欲しいという理由で結婚したいんなら別れて別の人を探した方がいいと思うけど」

Bさん「家を出て自分で家を借りるにもお金がかかるじゃないですか。アルバイトなのでそんなに稼げないし貯金ないので」

私「じゃ、せめて収入を安定させるために今から正社員の仕事を探すとかは?」

B「私もう30なので無理です」

私「やってみんと分からんと思うけど」

Bさん「いや、もう無理ですよー。私には結婚しかないんです」

私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私はBさんが幸せになってくれさえすればいいから好きにすればいいと思うよ。彼がちゃんと働く気になるまで待ってみたら」

Bさん「そうですね♪愚痴を聞いてくださってありがとうございました」


こういったやり取りを2、3時間していましたが、これが俗に言う「女性の相談は相談ではなく聞いてほしいだけ」というやつかと思いました。

もう二度と相談したいことがあるとか言ってこないでください。愚痴を言いたいと言ってください。断るから。


キーワードは「30」「お金」「仕事」です。最重要キーワードは「もう30だし」です。

産んで終わりではない今の時代、真剣に子どもが欲しいのであればお金の問題は真っ先に出てくるものです。「子ども」は自分の結婚願望を正当化したいがための口実に聞こえました。(そこまで考えが至ってない可能性は否めませんが)

昨今よく「若者はお金がないので結婚しない」という話を聞きますが、このケースは「自らお金のない状況へ自分を追いつめている」という状況ですね。

昨今の夫婦のあり方は共働きや主夫など必ずしも男は外、女は内ではありませんし、その辺りに関しては夫婦で話し合って決めればよいことで、周りが「かくあるべき」と言うことではありません。

しかしやはり少なくともどちらか一方が安定した収入があるか、莫大な貯金があるかでないと夫婦生活を存続していくのは厳しいかと思います。金の問題というのは親子間で殺し合いが起こるほどの深刻な状況を引き起こすことがあります。

話をまとめると

1. Bさんは結婚したいがAさんにその気がない。理由は収入が安定していないから。しかし定職に就く気はない。

2. 1であるならばBさんがフリーターではなく正社員の職に就いた方が後々のリスクを考えるとベターな選択である。しかし「もう30だし無理」

3. そして「もう30だし結婚しなければ」

4. 収入が安定してる人を見つけるのも「もう30だし無理」

5. 1に戻る。


「もう30だし」が勝っちゃってて


目標「何をしたくて」

・問題「何が問題で」

・手段「問題を解決するためにはどうすればよいのか」

・リスク管理「手段により何がリスクとなりえるのか」


が全然見えてない。


世間ではBBAと呼ばれてしまう三十路という未知なる領域に入るにあたり、「もう30か!やばい!」と気が付いてしまうのはすごくよく分かるんです。私もその気づきを通過しました。(私の場合は通過しただけですが)

しかしまずはその「もう30だし」起点の発想を一旦置いて物事を考えた方が、さまざまな問題に対する解決は早いのではないかと思います。急がば回れ。

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