美味しんぼ鼻血問題で話題となっている元双葉町長井戸川氏がトンデモないことを言っていた件。
ネット界隈がアツくなっている美味しんぼにおける鼻血案件ですが、福島県と双葉町に続き、大阪府と大阪市も敵にまわした模様。
漫画『美味しんぼ』での本府の災害廃棄物処理に関する記述について
http://www.pref.osaka.lg.jp/shigenjunkan/haikibutukouikishori/comic.html
”作中の記述について
「大阪で、受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、お母さんたちが調査したところ、
放射線だけの影響と断定はできませんが、眼や呼吸器系の症状が出ています。」
「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあったのです。」
これについては、大阪市が、処理を行った*焼却工場の存在する此花区役所、同保健福祉センター、此花区医師会に
確認をしましたが、処理中においても、その後においても、そのような状況は認められませんでした。
”また、今回の記述については、大阪府及び大阪市は事前の取材は一切受けていません。
また取材問題か。小学館や作者は誰に取材をしたと言っているのだろうと調べてみると、こんな記事を見つけました。
「井戸川元町長、「発言撤回はあり得ない」 美味しんぼ問題めぐり」
http://www.j-cast.com/2014/05/10204349.html
”作品に実名で登場した前福島県双葉町長の井戸川克隆さん(67)が2014年5月9日、東京都内で記者会見を開き、「発言の撤回はありえない」などと話した。作中で話している通り、実際に鼻血が出る人の話を多く聞いており、自身も毎日鼻血が出ているという。また、石原伸晃環境相が同日、作品に不快感を示したことについても批判した。
なるほど、実在する人物なので、この方に聞いたのですね。
それでは井戸川元町長なる人物とはどんな人なんだろうと調べてみたら、
「脱原発を唱える者たちよ、いまこそ井戸川町長の下に結集せよ!」
http://blogos.com/article/52710/
なるほど。脱原発論者なのですね。
それにしても不信任案が可決されるとは穏やかではありませんな。何があったのでしょうか。
「双葉町議会による井戸川克隆町長不信任決議可決ー東日本大震災の歴史的位置」
http://tokyopastpresent.wordpress.com/2012/12/21/%E5%8F%8C%E8%91%89%E7%94%BA%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E4%BA%95%E6%88%B8%E5%B7%9D%E5%85%8B%E9%9A%86%E7%94%BA%E9%95%B7%E4%B8%8D%E4%BF%A1%E4%BB%BB%E6%B1%BA%E8%AD%B0%E5%8F%AF%E6%B1%BA/
要するに
「八町からなる双葉郡の中で独自路線を貫こうとし、郡の会議にも出ず、独断で物事を決定し、町のあり方を混乱させている」
という理由のようです。
断定するのは早計かもしれませんが、元町長なりに町や住民を心配しての行動が暴走した結果と言ってもよいかと思います。
で、まぁもう少し調べたんですが、すごいの出てきました。
福島県双葉町の元町長・井戸川 克隆 さんの街頭演説 @ 新宿 (1) [ 2013.07.16 ]
http://www.youtube.com/watch?v=kNGH17igez8
”今日はもう一つ、とんでもないことを喋らせていただきます...
2011年、津波のあった年の3月3日に、地震・津波のあることを日本政府は知ってました。
知ってたんですよ。 8日前に。
地震・津波の8日前に知ってました。
しかしそれを止めたのは、政府と東京電力と東北電力と日本原電が発表を止めてしまったのです。
こんなことって許されますか?みなさん。
国民が知らなければならないのに、この電力会社によって、電力会社の都合によって津波・地震情報が止められたんです。
恐らく、死ななくてもいい人がいっぱいいたんじゃないでしょうか。
これは、青森から千葉県まで津波に遭って亡くなられた方のことを思うと、無念で無念でなりません。
もちろん、8日もあれば、東京電力は地震・津波への予防対策もできたんじゃないでしょうか。
それもしないで、津波のせいにして、原発が壊れたのは津波のせいにしてしまったことは許せないんですよ。
いや、ほんとにとんでもないです。どちらかというとトンデモです。
デンパなものをデンパとして消化せず、そのまま世の中に出しちゃった結果があの漫画ですね。
『ビッグコミックスピリッツ』が漫画界の重鎮の「表現の自由」といった大仰な体裁で発表せず、『ムー』辺りで掲載されていれば受け入れられたのではないでしょうか。
事実であろうがなかろうがこの方がそう思っているのであれば、それは真実なのでしょう。
実に哲学的ですね。
そういう結論付けにとどめておきます。
あ、最後に引き合いについつい出してしまった『ムー』も、ちゃんとした取材に基づいて記事を掲載しているということを明確にしておきます。知りませんが。
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