ペン画+レタリングに初挑戦してみる
SKILLSHAREという動画学習サービスでペン画+レタリングに初挑戦してみる。
ペン画 + レタリング + 花
もともと花を描くのは好きだったけれど、ペンというツールを使い、普段とは違う観察眼を鍛えることができてとても楽しかった。
やったこと
最初はアルファベットを決めるところから。
Iは形が好きだけれどなんだか手を抜きすぎだし、RやSはビジュアル的に強いけれど曲線が多いからいきなり難易度を上げすぎかな?となんとなくの印象でCに。
で、レタリングするアルファベットを決めたのちにフリーフォント配布サイトでフォントをリサーチ。
いくつか気になるのは落としておいて、タイプフェースはメモ + イラレに打ち込んでおく。
候補の中からピンとくるものをベースに、自分でタイプフェースをデザインする。
このとき、アルファベットを並べたものをプリントアウトし、一度トレーシングペーパーで本気トレースしてから考えると自分の中でピンとくるものが見つかりやすいとのこと。
トレースしたものを写真に撮影してイラレに取り込み、パスに起こす。
これでベースレタリングは完了。
次に題材となる花をピックアップする。
主役、つるモノ、実もの、葉物、サブの植物を探して→iPhoneで撮影
全て花屋で手に入れようとしたものの、椿が花屋になかったためフリー素材サイトで写真をピックしてきた。
菊系の花がレイアウトに役に立つと動画でもいっていた。「カラー」というラン系の花もカーブに役に立つのではないかと思い、こちらは花屋で購入。そして、誰ともかぶらないはず、と思い、主役の葉牡丹も使うことにした。
花屋で手に入れたものはいろんな角度から写真をとって取り込む。
このとき、パスに起こしやすいように無地背景上で撮影すること。
取り込んだ写真は雑にPhotoshopでパス抜きする。
クイック選択ツールを使ってざっくり切り抜いていく。
タイプフェースの画像をPhotoshopに取り込み、配置を行う。
パス抜きした花をレイアウトしていく。色んな所に花を置きすぎると視線が定まらずに難しい。
カーブの方向に視線が行くように気持ち調整してみた。
彩度を0にし、レベル補正することで、ペン画に起こす際にどんな密度にすべきかの参考にすることができる。
初めてペンに起こすときは迷い線を作ってしまいがちなので、このへんはしっかりしておくべきかも。
Photoshopでの作業がおわったら、これもプリントアウトする。
ペン画スタート
鉛筆での下書きを終え、いよいよトレーシングペーパー上にペンを入れていく。
ペンは250円程度で売っているものを使用した。
0.5mmのものと2mmのものを購入した。手の動きだけでペンの太さが変わってしまい、細いペンでもかなり太い線が出てしまうので注意が必要だ。かといって力を抜いて細い線を出そうとすると今度はかすれてしまう。
また、普通にトレーシングペーパーを当てるだけでは自分の手の影もあって下書きの線が見えづらくなってしまう。
そこで、白い画面に設定したiPadを下に引いてトレース台として使用した。
反省とか
こんなかんじで制作をすすめ、最終型は下記のようになる(レベル補正済み)
初めてにしてはめっちゃイイじゃん、と自画自賛しつつも、継ぎ接ぎの線がかなり目についてしまう。
また、線の密度が均一でないことや、ストロークのかき分けができていないこと、ストロークによってもっとこの植物のいいところを表現できたのにできていないこと、などいろいろ反省点が出てきた。
とはいえ、植物への観察を贅沢に行えたり、無駄にCのウェイトにこだわったり、ペンに起こす前にいろんなペン画作家をリサーチしたり等々、普段は全く使わない筋肉を使いながら制作できた。
ペンは修正が効かない。コンセプト/スタイル設計は入念に。
次にペン画をやるとしたら事前にかき分けサンプルをもう少し具体的に作っておいて進めるのが良さそう。長時間ペンを握っているとかなり指が痛くなっちゃうので、ペンを持つ前の計画はめちゃくちゃ大事だな、と思った。
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