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前編「幸せのものさし」


キャリアのもやもやから抜け出したい

2023年7月~10月まで全5回のオンライン講座土曜日の学び舎を受講しました。『Webメディア制作実践で見つける「私の強み」「自分らしい働き方」』との言葉に惹かれ、「今のもやもやした気持ちから抜け出し、今後進むべき方向性を見つけたい」という思いで受講を決めました。何かにすがるような気持ちと小さな期待を抱きながらの申込みとなりましたが、結果的に得られたものは大きかった!一度立ち止まり、自分を見つめ直すことでマインドセットする機会になったからです。

少し私自身の背景をお話しさせていただくと、これまで主人の海外赴任帯同による離職、専業主婦として3人の子育て、地方への移住を経験してきました。見知らぬ土地での子育て、人間関係の構築、キャリアコンサルタントの資格を取得しフリーランスとして再就職した仕事・・・母親として妻として目の前のライフイベントを駆け抜けてきたけれど、子供達が少しずつ手を離れた今、私のキャリアの選択は正しかったのか、自分はこの先どうしたいんだろうとふと考える時間が増えました。

自分らしく働くって何だろう

そんな中、講座に参加して得られた収穫は「自分にとっての幸せのものさしが定まったこと」です。悩みの根源にあるものが理解できたことで、今は前に進むエネルギーが湧いてきた感じでいます。講座を受講する前は、漠然と自分らしく働きたい気持ちはあったものの、具体的にどうすればよいのか見えていなかったのが正直な気持ち。そもそも自分らしく働くってどういうことなんだろう?Well-beingという概念は聞いたことがあるけど、働くと繋げて考えたことはない状態でした。講座を終えて改めて考えたことは、

自分らしく働くこと
=自分にとっての幸せ(Well-being)やありたい姿(Will)を大切に生きること

ということ。当たり前じゃんと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとっては大きな発見でした。自分らしくという言葉は最近よく聞くフレーズですが、「時間や場所の縛られずに働く」「自分の強みを活かして働く」「障がいやブランクがあっても自分なりに働く」など・・・人によって解釈が異なると思います。
私も色んな意味を含んで使っていたのですが、究極的にはどう人生を生きたいかということに繋がるWell-beingやWillをイメージできたことが一番しっくりきました。後編で自分にとっての幸せ=自分のものさし(価値観)や人生の目的や意義の内容をお伝えしますが、そこが言語化し自分で理解できると、「だからこの状況に違和感があったんだ」と腑に落ちたり、次に向かう方向が見えてきました。

これまでを振り返ると、自分がどうしたいかよりも、子育てや家事と両立して働くにはどうするべきかを重視して働き方を選んできました。また、30代は幼い子供達に手がかかり、限られた時間で自分に向き合う時間を作ることが難しかったので、生活の主軸が子育てから仕事へシフトできる年代になり、余裕ができたことも大きいと思います。講座の中で自分はどう感じるの?どうしたいの?という問いを自分に投げかけて考えたことが新鮮でした。
「働くことは生きること」というキャリアコンサルタントの勉強で学んだ言葉を思い出したのもこの講座がきっかけでした。自分らしく働くとは自分らしく生きることと同意義なんですよね。
幸せと感じる時は人それぞれ、家族と過ごす時間、仕事で実績が認められた時、趣味の時間を過ごしてる時など・・十人十色だと思います。生き方の正解がないように、幸せの正解がある訳ではないし、環境が変われば変化することもあるかもしれません。けれど、今の自分にとっての幸せ(Well-being)やどんな時に心が躍るのかを知っていると、迷った時の選択基準や行動の源泉になる気がします。

幸せのものさし

この記事を書いてる時に思い出した、竹内まりやさんの曲「幸せのものさし」にはこんな歌詞があります。

どんな道を選んだとしても 悩みの数同じ数だけついてくる
私が決める私のプライオリティ
何を取って何を諦めるの?
幸せの基準はかるものさし 自分の心の中にあるのさ
足りないもの数えるくらいなら 足りてるもの数えてごらんよ

竹内まりや「幸せのものさし」

隣の芝はいつも青く見えるけれど、自分の幸せは他人との比較では見つけられないというメッセージを感じます。SNSの発達で他の人の仕事や生活が輝いて見えてうらやましく感じてしまう場面も多い世の中。自分軸を持つことが他人をうらやむ気持ちからリスペクトする感情や自分のモチベーションに変えられるのではないかと思います。

隣の芝生が青く見えたら この庭に花を植えればいい

竹内まりや「幸せのものさし」

先ほどの曲の中の私が好きなフレーズです。誰かと比べて嘆くのではなく、過去に捉われるのではなく、未来に目を向けて、自分の手で自分のキャリアを創る。もし後悔や失敗に捉われそうになったら、そんな思いでこれからも小さな挑戦を大事にしていきたいと思います。
後編では、自分にとってのWell-beingを考えるきっかけとなった講座の内容をご紹介します。


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