仕事モードをオフにできなくなったら4泊以上の旅行をオススメしたい理由
自分の時間をどのように使うかにずいぶんと気を配るようになったと思う。
以前、時間の使い方ポリシーについて書いたのだが、
そもそものきっかけは、2014年夏。
当時、同じ会社だった面々と旅行でバリ島を訪れたのだが、これを境に、時間の使い方がはっきりと変わった。
変化が起きたのは4日目だった。
仕事モードの切り方が分からない
このころ私は、アプリの通知との闘いに追われていた。業務時間外も、メールやコミュニケーションツールの通知を随時確認し、すぐに対応することが良いことだと思っていた。夜のうちにバサバサと片付けておく。そのリズムが快感だった。
しかし、じわじわと負荷がかかっていた。軽い内容だけであれば問題なかったのだが、寝る直前に重たいメールを見てしまうと眠れなくなり、そのうち、夜になると脳の血管がバクバクする感覚がするようになっていた。
どうやったら仕事スイッチをオフに出来るのか、もう分からない。
仕事用アプリとの攻防戦
そんな折、バリ島に行くことになったのだ。それも、思い切って1週間。
このままバリ島でも通知に追われていてはダメだと、成田空港でアプリを消した。
Gmailを消した。Skypeを消した。
しかしいくらアプリを削除しても、仕事のことが気になっていた。自分の手がスマホの一部に組み込まれたかのように、スマホに触るたびに当該アプリを探している。アプリを再ダウンロードしたくて震える。通知を浴びたい。いや、ダメだ。小さな攻防戦。
バリでの時間はあまりにゆっくりしていた。太陽の光で目覚める。朝食になぜか2時間。少しアクティビティをして、あとは風景を見てぼーっとしている。
こんな時間を過ごしているうちに、いつの間にか、仕事のことを1ミリも考えていないことに気がついた。
仕事モードからの解放。そしてやりたいことが湧き上がる感覚
仕事モードから完全に解放されたのだ。ついに。
会社の仲間と一緒にいても、これだけゆったりとした時間を過ごしていると、仕事に関してさして話すことも思うことも尽き、自然と、原体験や家族のことや、なんでもないことをとうとうと話していた。
しまいには「もしかしたら、私、将来こういうことやりたいのかもしれない」なんて話している。勝手に口が動いていた。
不思議な感覚だった。
自分なりのバランスを探求する
アプリを削除してまで仕事スイッチを切ろうとしていたのに、いざ解放されると、同時に新しいエネルギーが湧いてきて、なんだか一刻も早く帰国したい気分になっていた。
バリ島に滞在して4日目のことだった。
日常に戻った私は、時間の使い方を変更することにした。
・業務時間外にメールの対応をしない。その代わり、早く出社する。
・毎年4泊以上の旅行をする
まず、夜に終わらせておけば朝が楽になると考えていた仕事のリズムを変更。業務時間外に通知の対応をしない。その代わり、早く出社する。朝に対応したほうがよっぽど冷静に早く対応できることに気がついた。脳の血管がバクバクするかんじもおさまった。
次に、仕事がどういう状況だとしても、毎年4泊以上の旅行をすることに決めた。それまでも、時間を見つけては1泊や2泊の旅行をしていた。でも、1年の中で、仕事スイッチを完全にオフにする時間をつくるのだと。何よりも、やりたいことが湧き上がってくるような感覚を知ってしまったことが大きかった。
仕事モードをオフにできなくなったらオススメしたいのは、4泊以上の旅行だ。
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