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Beyond Greatness™ in 2023

「偉大なる」を越えてー(直訳ですみません)

これが2023年にオーストラリアとニュージーランドの2国共同で開催される女子ワールドカップのスローガンです。そして公式エンブレムとロゴの発表が10月28日、Optus Sports チャンネル(オーストラリア)SkyTV (ニュージーランド)とFIFAのYouTubeチャンネルで世界同時に放映・配信されました。

1年前と今

2020年6月に開催国が決定し大喜びをしたのもつかの間、急激なコロナ肺炎の世界的流行でスポーツ(プロアマ問わず)業界は活動を停止或いは縮小せざるを得ない状況が続きました。将来の予測がつかない状況は人々を不安にさせ、行動を制御させ、心理的に追い詰めていきました。ですが、医学や政治やこれに取り組む人々の努力により、次々と出てくる情報と真実、そして傾向、それに対する対策・予測が私達から少しずつですが根拠のない不安を可能性のある希望に変えて行ってくれています。スポーツの世界では無観客ながら試合を再開した各国各種のスポーツリーグ。局地的ながら再開を始めたF1、Moto-GP。そして、反対派の意見も多くみられる中で開催した東京オリンピック・パラリンピック。これらのイベントに不安と恐怖心を緩和された方も多いと思います。遅延していた2022年カタールワールドカップ出場への予選も各地で始まりました。勿論、パンデミック以前と全く同じ状況で開催される事はありません。未だに感染者が多い地域ではホームゲームを本国で開催する事が出来ずに中立国で行われるケースもまだまだ多いです。それでもその試合が世界中に発信され、それを観戦した人々が以前の様な熱狂を取り戻し、来年に期待を膨らませる事は大きな進歩と言えるでしょう。

2022年のFIFA男子ワールドカップカタール大会がスケジュール通りに行われるように、2023年のFIFA女子ワールドカップオーストラリア・ニュージーランド大会も2023年7月20日~8月20日に予定通り行われる事を再確認するための発表でもありました。

過去から未来へのダイバーシティ

今大会のエンブレムにはニュージーランドとオーストラリアの先住民の象徴的な色ー赤・白・緑・青・オレンジ・ピンクの四角を散りばめ円でつなげる事で調和を示したデザイン。そしてそのエンブレムと白文字の大会名は黒背景の長方形中に置くことで目を引きますね。その背景は華やかな暖色系の色分けがロゴ全体を柔らかくしています。黄色とピンクの背景の中には透かし模様があるのがわかりますか。ピンクの背景に透けて見えるのはニュージーランドの先住民マオリ族の象徴的な模様(ちょっと幾何学的にも見えるよね)。黄色の透かし模様はオーストラリアの先住民・アボリジニが育んで来たドット(点描)デザインです。それ以外にも青と緑の正方形にも透かしが隠されています。今までのロゴやエンブレムでは開催国を象徴するモノ(物・者)が多くデザインされてきましたが、今回はモノではなく受け継いできている何かを現しースローガンはBeyond Greatness™ ー「偉大(受け継ぎ)なるを超えて」。いやおうなしにコロナ禍のパンデミックを経験した世界だからこそ、これからに期待するロゴとスローガンになりました。(個人的解釈ですが😅)大会オフィシャルPVをどうぞ(なでしこもちょっと出てます!)


2023年女子ワールドカップ開催決定については過去のnoteに記載しました。


本大会の前にー2022年女子アジアカップ

実はこのワールドカップの前に予選を兼ねてアジアカップが行われるのをご存じですか?【2022年AFC女子アジアカップ・インド大会】が来年の1月21日から開催されるのですよ。その大会の組み合わせも今日行われました。この大会は12ヶ国の参加で行われ、この中から5チーム(ホスト国のオーストラリアを除く)が2023年のワールドカップ出場することが出来ます。(45%と言う高確率...😁)その組み分けは

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気になるカードがいくつかあるのですが、そのうちの一つが、グループAの中国と台湾。スポーツに政治の介入はいただけませんが、緊張感のある2ヶ国(中国は台湾を国とは認めていない背景がありますが...)が同グループで戦う事になりました。台湾は古豪と言っても良い程に女子サッカーの歴史があります。久しぶりの本大会出を楽しみにしているのは選手だけではないでしょう。台湾の代表のサポーターはどの競技であれ熱い応援を選手に送るので有名ですよね。現地のサポーターの熱い応援に期待したいところです。

台湾のご紹介ー選手達ががピョンピョン跳ねて可愛いので

実力派中国代表チームの紹介です


そして、日本と韓国が同グループ。ここも男子同様ライバルと言って良いのではないでしょうか。お祭りはすぐそこまで来ています。楽しみですね。

なでしこジャパンの紹介動画をどうぞ

やはりライバルの韓国チームもご紹介


どさくさ紛れてマチルダ(オーストラリア女子代表チーム)もどうぞ


毎回ちょっと気になるのが、中東諸国の女子サッカーへの参加がほとんど見られない事。前回の開催国ヨルダン、そして今回のイラン。ウズベキスタンの参加も一時期見られましたが、ここ2大会では姿を見せていません。これは各国の経済的・政治的不安定から来るものなのか、或いは宗教的な慣習に因るものなのは分かりませんが、来年には中東で初めての男子ワールドカップが開催されて、中東諸国が国を挙げてサッカーの普及に努めていただければ嬉しいと願います。それゆえに、今回のイラン代表チームの活躍に期待大です。イラン代表チームの紹介動画です。白いヒジャーブ(スカーフ)が新鮮です。


他の代表チームの紹介はYouTubeの’AFC Asian Cup’チャンネルでご覧になれます。


今回は取り急ぎnoteに書き綴りました。2023年なんてまだ先の事!って思ってましたが、2021年も残すところ2か月と少々。。。今からワクワクを初めても早すぎませんよね。では、少しづつワクワクを積み重ねていきましょうかね。よろしかったらご一緒にどうぞ。またワクワクを発見したらお目にかかりたいと思います。では、またです。バイバイ。






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