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感情をコントロールすることは感情を無視することではない

感情的になることは、「冷静じゃない」「大人じゃない」と批判されがち。怒りを「コントロール」する方が良いと思われがちだし、感情じゃなくて、理屈で物事を話すことの方が評価される。周りの人や「えらい」人が、言っていることには逆らわない方が評価されるし、ちょっとそれおかしいな、違和感だな、と思ったとしても、笑顔でその場はスルーした方が「大人だね」と評価される。

まあ、私も結構そういう「大人的態度」をここ何年かはとってきた。明らかなセクハラ発言は笑顔でスルーしたし、違和感を感じたりおかしいと思うことがあったとしても「伝えてもどうせ伝わらないし」と見て見ぬ振りしてきた。「この人だったら受け取ってくれる」と思う人には散々本音で「私はそれはおかしいと思う」と伝えてきたけれども。

昨日、同僚何名かと飲みに行った時、これまで何年も一緒に働いている中であまり怒りや悔しさ、悲しさを見せない同僚が、そういった感情をあらわにして、なんだか感動した。だれかを攻撃したいわけではなく、現状に怒りを感じ、なにもできない自分に悔しさを感じ、でもだからこそやってやる、という気持ちを教えてくれて、ああ、私もこうやってちゃんと自分の感情を大切にしていこう、と思った。

もちろん、その場の感情に身を任せ後先考えず相手を罵倒するような行為はいただけない。感情的になる=相手を攻撃する、ではない。けれど、攻撃しない=自分の感情を無視することではない。ちゃんと自分の中の怒りを、悔しさを、違和感を、無視しないでいたい。そして、相手に伝わる形で、伝えるべきと思ったことは伝えていきたい。傷ついたら傷ついたと伝えたい。自分を尊重されていないと感じた時は、ちゃんと怒りたい。

感情そのものはコントロールできないし、しなくていいと思う。その後の行動を自分でコントロールしたらいいのかと。湧き上がってくる感情はむしろ大事にしたい。なんで湧き上がってきたのかを無視せずちゃんと知りたい。

理不尽と感じたり「それはおかしい」と感じることに麻痺してそれが当たり前にならないように。

写真はばあちゃん(96)の塗り絵シリーズ。

#日記 #コラム #感情

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