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旅と祝いの親密な関係。

今、私はイスラエルにいる。 

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日本とは遥か遠くにあって怖そうな街という印象だったイスラエル。何にも調べずに来た私は、そこが驚くほど快適で美しいリゾート地であることを初めて知る。 

しかも訪れたのが、世界最大級のレインボープライドパレード、TEL AVIV PRIDE2019が開催されるタイミングだったからなおさら、私の固定概念はぶっ潰された。(これについてはまた改めてじっくり書きたい)

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こうやって旅は、人の常識をいとも簡単に崩してくれて、自分の人生に経験と新たな価値観をくれる。日常を離れ、まだ見ぬ文化や景色に触れることは何にも変えがたい人生の財産になる。

仕事の疲れを癒したり、たまには羽目を外して遊んだり、色々目的はあるものの、私にとっては旅は遊びというよりも、人生を深めるためにいくもの。自分と向き合うために行くもの。もちろんリフレッシュも兼ねてはいるが、それが第一目的ではない。

旅と祝いは密接に関係していて、人生を棚卸して振返ることで、人生を祝う最高の機会になるのだ。

学生時代のバックパックの旅とは違い、社会人や大人になってからの旅は、人生探しではなく、人生を祝う機会として活用してみるのはどうだろう。

私自身、近頃益々仕事とプライベートの垣根がなくて、境界線はますます曖昧になっている。4年半前、CRAZYにジョインした私は、それまで仕事とプライベートを完全に切り分けること、ルールに沿って仕事をすること、誰かに制約されて生きることをやめて、「自分の人生も働き方もデザインして、パフォーマンスを最大に発揮できる生き方を自分で決める」という意思で働き方を大きく変えた。

仕事が大好きすぎて、365日24時間仕事をしてしまうからこそ、暦に沿って「お盆だから。年末だから。」で休みを取るのをやめて、「自分の人生を生きるために、必要なタイミングで理想の休み方を選ぶ」と決めて、年に一度必ず数週間日常を離れることにした。毎日生き急ぐように生きる自分を強制的にストップして、いろんなものに触れ、感覚を研ぎ澄まして、人生を見つめる旅に出る生き方を4年半前から続けている。

ちなみにCRAZYにはGreat Journey制度という会社に所属しながらその時の自分に必要な長期休暇が取得できる制度があって、私はその制度を恐らく社内一活用している。

過去5回のGreat Journeyは、チームメンバーの理解と協力のもと、入社以来毎年必ず2〜3週間取ってきた。

https://www.crazy.co.jp/recruit/worksystem/

「そんなに休んで仕事に支障でないんですか?」「気まづくないですか?」と社外の方から驚かれるけれど、GJをとるからには「仕事休んで申し訳ないなぁ」という後ろめたい気持ちではなく、「パフォーマンスを高めた私にしかできないことで貢献する」という気持ちで行くようにしている。その方がモヤモヤしながら“仕事”をするよりもよっぽど効果が高い。

ちなみに事業における私の貢献とは、「事業価値を体現するシンボルであること」

その為にも、純度の高い想いと熱量、人の感情へ寄り添うこと、高い理想への執着心がコアコンピタンスで、常に自分を生きてないとその感覚はどんどん鈍るし、霞むから意識的に自分を客観視する時間が必要だったりする。旅中は極力日常から離れるようにするけれど、完全オフラインではなく、毎日時間を決めて海外でも仕事をする。お客様に迷惑をかけないように努めることで、私の場合は日本にいなくても仕事はできるし、旅中はクリエイティブなアイデアもでやすい。

参考までに、私自身の人生を祝う旅を整理してみた。
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▶︎1回目
時期:2016年6月
行き先:宮古島(過去3回、就職、結婚、
という自分の人生の節目に必ず行っている場所)
期間:10日間
目的:入社後1年半が経ったタイミングで、実績も自信もついてきた時だからこそ、改めて自分自身と向き合い、自分のやりたいこと、進む道をクリアにして、自分を次のフェーズに引き上げる為

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▶︎2回目
時期:2016年12月
行き先:北アイルランド(ヒルズバラ)、ドイツ(ベルリン)、フランス(パリ)
期間:3週間
目的:いつかの未来に予定している、夫とともに海外で暮らすことを体感、経験するため

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▶︎3回目
時期:2017年8月
行き先:アメリカ(ポートランド、ナパ)
期間:2週間
目的:夫と共に学ぶ為。普段中々ゆっくり時間を過ごせないからこそ、夫の趣味(ビール作り)を自分も体感、共有し、共に時間を過ごす。

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▶︎4回目

時期:2018年8月
行き先:スペイン(バルセロナ、バスク地方)、オランダ(アムステルダム)、モロッコ(マラケシュ)
期間:2週間
目的: 学びと刺激。失敗への恐れが出てきな小さな自分に必要なことを取り戻す。テーマは”でっかいセカイに触れる”ため

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▶︎5回目(今)
時期:2019年6月
行き先:プラハ、ウィーン、イスラエル、ヨルダン、モスクワ
期間: 16日
目的:まだ見ぬ文化に触れて、自分の固定概念を外すため。そして事業の新しい糸口のインスピレーションを得る

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こんな感じだ。毎回毎回、それはそれは多くの気づきとインスピレーションを得て、自分がアップデートされる。

もちろん私達夫婦にとっては、この旅が日頃話せないことをゆっくり話す時間にもなっている。毎日一緒にいる時間は少なくても、お互いを理解し合う良い機会だったりもする。

日常から離れて自分を見つめる。人生を見つめることは、人生を豊かにする効果がある。

よく頑張ってきたなぁーと自分を褒めたり、支えてくれる周りの人への感謝の気持ちが湧いたり、次はこんなことしたい、という未来へのビジョンを描いたり、日常では気づけない感情に気づく。それこそが、祝いだ。

人生を祝う旅の私なりのポイントをまとめておく。

▶︎目的を明確に持ち、旅で得たいことを見据える
▶︎旅程はガチガチに決めすぎず余白を持ち、直感で見るもの、行くところは決める
▶︎毎日ノートに旅程とその時見たもの、感情を書き溜めること。
▶︎半日(できれば一日)は一人の時間を取り、カフェでゆっくりとこれまでを振り返ったり、未来に向けた思考をする時間をとる
▶︎帰りの飛行機で、旅を経て自分の中に起きた変化や湧き上がった言葉を徒然と書き、総括する

楽しむだけだったりインプットだけに終わらせず、人生単位のアウトプットをすること。これを私はライフログと読んでいる。

ライフログの考え方は、以前書いているので参考にしてほしい。

振返りじゃなくてライフログ|オア明奈|note(ノート) https://note.mu/akinaorr/n/n258bbf9b46f1

ライフログの書き方|オア明奈|note(ノート) https://note.mu/akinaorr/n/n06b4dff1ff6d

人生を祝う旅は、自分ともっと親密になれる。自分の人生を好きになれる。バリバリ働く人にこそ、立ち止まって人生を振り返り、ライフログを書き溜めるそんな旅をオススメしたい。

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