シナセン本科課題「軽井沢」:ユメノカルイザワ

よ🕵🏿

今回の課題は軽井沢。

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どういう話か

若者二人が屋敷掃除のバイトに行ったら、白骨死体があった。

講師の添削

・別荘の清掃だけで一日三万五千円は高級で変だと思いませんか。(p2)✔のところに野木のうだうだのセリフを入れてください。
・掃除しなくてもいい書斎の鍵を渡す設定も安易。金持は白骨を見つけられると困るのか?(p20)二人の若者を殺すことが目的ならもっとはやくしかけるのでは。バイトの応募に年齢・性別・どんな人かが来てもいいのですか?(p1)条件をもう少し設定しては。
・結局主人公の佐々木の何を描きたいの?メッセージは?ストーリーが浅い。

ボロボロですわな。捨ての課題、一つや二つあってもいいじゃない。

この課題は講師に一番怒られた課題でもあります。思い出してしまって震えています。講師は夜中家で添削をしてるそうなのですが、この課題を読んでた際面白くなさすぎて「つまんねぇ!」と叫んでいたそうです。そうすると決まって娘さんに注意をされたりされなかったりするのだそうで。

これはねー、ともかく軽井沢なんて行ったこともなかったし書けるわけないという苦手意識強かったことを覚えています。そのままずるずる書いてしまったというか。この考えだと、犯罪映画などの作家は犯罪を犯したことがあることになっちゃうんですね。そうじゃないんですよねぇ。

降りる3人。

みたいな書き方はあまりしないほうがよく、名前をしっかり書いたほうが良いと教わりました。

なぜかというと、作家本人は話がどんなふうに進んでいるかは分かるが、そのシーンでしか出演しないような役者やスタッフなどは知らないことがあるから、とかだったかな。

脚本は面白いのも大切ですが、なによりも優しくなければいけないんですね。

本科カリキュラムでは軽井沢の課題は次のようなアドバイスが書かれています。

固定した場所としての使い方。
★軽井沢でロケーションです。軽井沢でなければならないドラマを考えてください。取材の大切さ、シナリオハンティングの必要性を感じてください。

今ではインターネットでいろんなことが分かるから、足で稼いで取材するような作家は強みになると講師が言っていたことを覚えています。自分はまだそんな足で稼いで取材をするようなホンを書いたことがないので、肝に銘じておきたいですね。

一方でリーガルハイを書いた古沢良太氏はリーガルハイを2までやったにもかかわらず、一度も裁判傍聴に行ったことがないそうです。キャラクター作りも古沢良太レベルまで達すると凄いんですねぇ。かっこいいぜ。

今回のこの軽井沢で本科の課題20のうち前半10の課題が終わりました。

さて、この小道具を使っての十本で、映像表現方法を学びました。
基礎講座で学んだことを、実践的にうまく使えましたか?枠があること。アップが使えること。映像表現ならではの「特性」がよくおわかりになったと思います。「20枚シナリオの学習方法について」でもいっているように、この20枚は、ディティールの勉強です。結末は必要ありませんから、落ちをつける必要もありません。ショートシナリオではなく、あくまでディティール(部分)の勉強だということを肝に銘じて、後期にすすみましょう。

と一区切りの挨拶が本科カリキュラムには書いてありました。今知りました。

次からは後期カリキュラムの課題に入ります、本科残り10。やりきりましょう〜。

ではまた次回!


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