見出し画像

英語とはスポーツ?口の本気運動こそが上達の鍵です。

こんにちは、今回は英語の上達理論に関してのお話です。
はじめに言っておくとこれは個人的かつ強引な理論です。ですがこの仕組みを知ることで今後のみなさんの英語の勉強方法にも変化が出てくると幸いです。

さて、みなさんは今までに何かのスポーツに打ち込んでた事はあるでしょうか?
部活動、同好会、サークルなどなど、種目は様々ですが、どんな種目でもたくさんの練習と試合などの実践経験を積み重ねて徐々に上達していくものだと思います。
英語も実はこの上達過程と非常によく似ているのです


例えばこのような質問をする方がいらっしゃいます。

「書かれた事はだいたい理解できるけど、自分で書けない。言われた事はなんとなく意味はわかるけど、自分で言葉にできない。どうしたら英語が書けたり、喋れる様になりますか?」

この発言をスポーツに置き換えると

「ルールはなんとなく理解したけど、実際にプレーはしたことないんです。どうしたら上手くなれますか?」


と言っているのと同じです。

答えはひとつ、実際にプレーしてみることです。ルールがわかればスポーツ観戦は楽しめるようになりますが、上手くなりたいなら練習しないといけません。

本稿では英語の上達過程をとことんスポーツに置き換えて解説していきます。


1. 練習しないと使いこなせない。

冒頭でも述べた通り、英語とスポーツの上達の理論は同じです。

例えばサッカーで鋭いシュートやパスを出す蹴り方を習得したいとします。

まず動作の正しい姿勢や蹴り方をコーチに実践してもらうか解説ビデオなどでじっくり観ますよね。
何度も繰り返し頭でイメージして、そのあとはイメージに近づける様にひたすらひたすらボールを蹴って練習します。
これを繰り返す事で頭で考える時間を減らし、感覚でその動作を自然かつ正確にできる様になっていきます。

説明を聞くだけだったり、動画を何度も観るだけで済ましたり、逆に説明も聞かずにやみくもにボールを蹴ってもその技術は身につきません。

英語学習にこれを置き換えると
参考書を読み込む、問題集を解く、洋画を観る、洋楽を聴く。
これらはすべて頭で理解するパートになるわけですが、この作業を繰り返すだけではしばらくの間は頭に残っても自分の力としては身についたことにはなりません。

頭で理解した単語や表現の意味や実際の音は、声に出して実際に発音することです。
そして普段の英会話の表現に組み込むなどして積極的に使う事が練習になります。
最初は頭で考えてゆっくりと発言する事になりますが、繰り返し繰り返し使ってると徐々に感覚的に使える様になります。

頭で文を作る前にその表現が自然に口から出てきた時、そこで初めてその表現が身についたと言えるわけです

単語や慣用句などがなかなか覚えられない人は、練習を十分にしてないのかもしれません。
もし単語を覚える際に練習にあたる事をしていないと思った方は是非一度試してみてください。

2. 英語の練習はとにかく会話すること

以前の記事でも触れましたが英語の上達においてもっとも大事なのは発音です。

英語と日本語ではそもその発声のルールが異なるので、なおさら積極的に発音して英語の正しい音を感覚で身につける事が重要になります。

自分の発音がきちんと伝わる場合、その表現については聞き取れますし、意味も読み取れます。

つまり会話にの中でその表現の幅が広がるほど、聴き取る力、書き取る力、読み取る力も並行して身につきます。
もし会話相手がいない場合はiPhoneのホームボタンを長押ししてSiri先生に一人言をぶつけましょう。
その際はなるべく短文で同じセリフを繰り返し言ってください。
5回繰り返し、5回とも同じセリフで認識されたら正しい発音ができていると思って大丈夫です。


3. インプットとアウトプット

日本語でいうと入力と出力です。
この二つは常にセットで行われる事で初めて意味を成します。

スポーツなら
脳の理解×体の理解=技術の習得

掛け算になる理由は一方が0なら習得はできませんし、双方の理解度数値が高いほど、その技術の質が上がるという意味です。

英語においても同じ英語音声の動画など何度も見続けるほど、その映像と音声の脳内イメージがより鮮明になります。
そして音声の通りの発音になるまで繰り返し発音し続ける事で脳のイメージと自分の発音が近づきます。

この練習を普段から実績しているのが日本のモノマネ芸人です。

彼らはこの反復練習を恐ろしい試行回数で行っているそうです

4.やかましく学ぶ

これまで語ってきた事は全て英単語、慣用句、文法を覚える理屈です。インプットとアウトプットを念頭に置き反復練習をしていれば、英語の語彙力は確実に上がっていきます。

ですが語彙力が備わったら英語力も上達するのかと言われるとそれは違います。

言語というのはあくまでコミュニケーションの手段の一つです。

どれだけ勉強を頑張って語彙を増やしても、使う機会を作らないと宝の持ち腐れです。
逆に語彙力に不安があるとしても、物怖じす積極的に使って行くことが英語力を上げる最善の方法です。
道具は使われてこそ価値が生まれ、使い続ける事でより洗練されていきます。
綺麗すぎる定型文は思いの外使い勝手が悪かったり、最初は使いにくいと感じたフレーズでも気づいたら自分の口癖になっていたりする事もあります。

たとえば私たちが日常的に使っている日本語も、語彙数を意識的に増やしたわけではないと思います。
日本語を毎日使い続ける中で日本語力が洗練され、言い回しや表現の仕方にその人らしい語彙がいつの間にか揃ってるのではないでしょうか?

たとえあなたが英語を勉強する理由が試験や資格の為なのだとしても、一時記憶で止めると時間も労力も大変もったいないのです。そうならないように、これからは口に馴染むくらい喋りながら学習してください。

英語に置ける練習の方法はとにかく喋ることです

英語はスポーツ、すなわち運動です。

もし、いままでの勉強法が黙々と机に向かっていたり、無言でYouTubeの英語系チャンネルを観ているだけなら明日から方法を変えましょう。

近所迷惑にならない程度に是非やかましく学ぶことを意識してみてください。

おわりに

いかがだったでしょうか?

多少強引な説明だったかもしれませんが、実際私自身はこうやって英語を習得しました。

机に黙々と向かうような「The 勉強スタイル」が私にはどうしてもできなかったのがこの結論にたどり着いた経緯でもあるのですが、今回紹介した理屈に気づいてからは上達スピードが飛躍的に向上したのは事実です。

英語力は日々の口の運動で上達します

騙されたと思って、一週間試してみてください。

では また別の記事で

記事を読んでいただき、ありがとうございました。 よかったらフォローしてくださると嬉しいです