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日本人は英会話で相槌しすぎ!?英語で話す際の正しい聞く姿勢とは

こんにちは、あきです。今回は英会話で過度な相槌は失礼なのでやめましょう。というお話です。


日本語と英語では言語の性質が違います。
日本語を話す際に好印象を持たれることは英語でも同じとは限りません。

その代表的なものが「相槌」です。


日本語は話し手が着地点を探しながら話す言語で
英語は着地点を決めてから話す言語だと私は考えています。


日本語は話し手と聞き手の両方で会話を作り上げていく言語です。
聞き手は適度に話を聞いてるアピールを繰り返し、時に相手が話を続けやすいような助け舟をだす相槌が非常に重要です。

この相槌が上手い人は聞き上手と呼ばれたりします。


それに対し、英語は結論から話す言語です。
自分の考えをうまくまとめて、相手を如何に納得させられるかが英語的な会話の在り方です。
なので過度な相槌は邪魔でしかなく、人によっては嫌悪感を示される可能性すらあります。

英会話であまり相槌は必要ないのです。

その理由は以下の3つで、英語は相手の話は黙って聞いてあげる方が印象がいいのです。

• 話し手を尊重する為
• 聞くことに集中する為
• 話を遮らないようにする為


もちろん全く相槌が必要ないという意味ではありません。上記の3つを第一に考えながら適度に相槌をするくらいなら適切な頻度として捉えてもらえるでしょう。


本稿では英語と日本語の言語の在り方に違いについて解説し、なぜ英会話に相槌が必要ないのかの理由についてお話していこうと思います。


1. 英語と日本語では言語の性質が違う


あくまで私の主観ですが、

日本語は聞き手主体の言語で
英語は話し手が主体の言語だと思っています。


冒頭でも述べましたが、日本語は話し手一辺倒では成立しません。
常に聞き手が話し手の言葉に共感を示した方が会話がスムーズに進みます。


話の区切れの部分や言葉に詰まったのを察した時

随所に相槌を入れて、話の結論というゴールに誘導してあげることが聞き手の役割でもあります。

つまり会話をスムーズに進行させるには聞き手の手腕にもかかっている部分は少なからずあると思います。

日本語を扱う上でコミュニケーション能力が高い人は決まって相槌も上手い人です。


相槌は日本語において、とても重要なことなのです。


では英語でも日本語と同じような頻度で相槌を打つといいのかというと、

答えはNOです。


日本語と英語では言語の性質が異なるからです。


日本語は聞き手と話し手で一緒に着地点を探すチーム制ならば、
英語は相手を納得させていくターン制です。

ターン制とはどうゆうことかというと、

話す時、聞く時がはっきり別れていて、どちらかが話してる際はどちらかは黙ってた方が圧倒的に会話として成立しやすいのです。

日本語のような随所の相槌は話し手からすると大変話づらく感じられる可能性さえあります。

これはなぜかというと日本語と英語の文構成の違いです。

ゴールに徐々に向かって行き、最後に結論にたどり着く日本語とは違い、

英語は一番最初に結論から話を始めます。

そこからなぜ、どのようにその結論にたどり着いたのかを順に話していくのが英語の文構成です。

それゆえに話し手は言葉を発した時点から何が言いたいかを決めています

なのでそこに聞き手が過度な相槌を入れてくるのは話し手からすると邪魔でしかありません。


英語は圧倒的に話し手が主体の言語なのです。

日本語のように聞き手のサポートや助け船は必要としません。

常に話し手を邪魔にしないように徹する事が英語における聞き上手の秘訣です。



2. 相槌をあまりしない理由


英会話においてあまり相槌しない理由は主に話し手に気持ちよく話して貰うためです。


日本語の場合は話し手に気持ちよく話して貰うために相槌を入れるのですが、

言語の性質が違うと相槌の意味合いが真逆になるのです。

英会話において相槌をあまりしないことには具体的に以下の理由があります。

• 話し手を尊重する為
• 聞くことに集中する為
• 話を遮らないようにする為


一つずつ順番に見ていきます。


 1. 話し手を尊重する為


英語は言語の性質上、言いたいことは言葉を発する前からまとめてます。
なので、言葉が詰まるところや話の切れ目は何を話そうかに困ってるのではなく、

よりわかりやすい言い回しや表現を考え直してる事が大半です。

ネイティブと会話してると気づくと思いますが、彼らは同じ意味の文章を言い方や表現を変えて2回3回繰り返しいう事が非常に多いです。

海外ドラマや映画、スピーチなどは一発でスマートな言い回しをしていますが、これらはセリフがしっかり用意されているのからです。


アドリブの英会話ではネイティブは1人ですごい長いセンテンスを喋ってるように見えますが、よく聞いてると同じことを表現変えてなんども繰り返してる事が多いです。

I mean... It's mean  I was said… on other hands..

これらのフレーズの後に続くのは、今述べたことの言い換えです。

話し手がいろんな言い回しをするのは伝えたいことをわかりやすく聞き手に伝えようとしてくれているという表れです。

その気持ちを尊重するためにも、相手が長く喋ってるからといって過度な相槌はしないほうがいいのです。



 2. 聞くことに集中する為


相手がたくさん喋ったのならそれに対してのリアクションや意見、反応も場合によっては長く喋る必要があります。
繰り返しですが、英語は話し手が主体のターン制の言語です。

なのでどちらかが話すターンが終わったら、こちらにもターンが回ってくると考えましょう。
その際に相手の話をしっかり理解するには黙ってた方が集中できます。

個人的な見解ですが、まとまった量の文章をお互いに交換しあうのが良質な英会話です。

なので聞く側に回る時も相手の話を引き出すだけでなく、自分の意見もしっかり述べた方が英会話は成立します。

日本語で話す時とは違い、自分の意見はしっかり述べる姿勢を持つ事が英語では大事になります。


 3. 話を遮らないようにする為

日本語を話してる際の相槌の多さは英語において異常らしいです。


基本的に英語は相手の話が区切れた部分で相槌をたまに入れるくらいで十分なのです。
質問や同意を求められる時以外に相槌を打つと、話し手の会話を遮ってるようにすら感じられます。

日本人は英語を話す際、相手が喋ってる最中に

Uh-huh, Yeah, Yes

などを過剰に言うのですが、これらははっきり言って失礼に思われる可能性すらあります。

相槌を重視するのはあくまで日本語の性質、日本人の文化です。

英語にはそれを流用しないように心がけましょう。



おわりに

いかがだったでしょうか?


相槌」はある意味、日本語特有の表現です。

日本語では相槌を打つ事で相手の話をしっかり聞いていることを示したり、協調制を表したりしますが、英語では同じように捉えられません。

英語は結論から話す言語です。


そして英語は言語の性質上、言いたいことは言葉を発する前からまとめてます。
なので過度な相槌は邪魔でしかなく、人によっては嫌悪感を示される可能性すらあります。

英会話であまり相槌は必要ないのです。
その理由は以下の3つです。

• 話し手を尊重する為
• 聞くことに集中する為
• 話を遮らないようにする為


話し手が主体の英語においては常に相手の発言を邪魔しない事が上手な聞き方です。

もしあなたが日本語を使うときも英語を使うときも聞く姿勢を変えてないのであれば、英会話するときは意図的に相槌は減らしましょう。

そうするだけで相手からの印象は大きく変わる可能性があります。

この記事があなたの英会話の印象をあげる事ができれば幸いです。


今回の記事は英会話の聞き取りの際の姿勢についての内容でした。
初心者向けですが英会話をする上でのコツについて書いた記事を下記にリンクしておきます。
3500字程度の内容ですので、6分ほどで読めます。
よろしければ合わせてお読みください。


では また別の記事で


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