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形無き財産こそ価値が高い!?長寿時代を生き抜く為の無形資産の蓄え方

こんにちは、あきです。今回は変わりゆく現代社会を生き抜くには無形資産の蓄えが必須です。というお話です。


今回は一冊の本についての私なりの考察です。

紹介するのは「LIFE SHIFT」というリンダ=グラットン著書の本です。


この本には人生100年時代と呼ばれる現在社会の生き方について書かれています。

そのなかの用語で有形資産無形資産の概念というものがあり、それぞれ簡単に説明すると

有形資産とは貯蓄や土地、持ち家などお金に変えられる資産の事を指し、
無形資産とはスキルだったり、友人や家族との関係値などお金には変えられない資産の事を指します。

現在社会を生き抜いていくには無形資産の蓄えは必須になると著者は述べています。

無形資産を蓄える方法は以下の3点です。

• 自己分析
• 自己更新
• 人脈作り


無形資産を蓄える事で人生は豊かになり、歳をとっても国の制度や保証に頼らなくても生きていく術を手にすることができると著者は述べています。


本稿ではこの無形資産についての話に焦点を絞り、この本を読了した上での私なりの視点で人生100年時代の生き方についての考えをお話ししていこうと思います。

1. 無形資産が有形資産を生み出す


今までの日本の社会は終身雇用制度がしっかりと適用されていて、一つの会社に40年近く勤め続けることで安定した収入と地位が得られました。

退職後も年金や国の保証のうえで安心した老後生活が送ることができました。

また国民の平均寿命から逆算しても年金生活で生涯を終えれるような人生設計が可能でした。


そしてこのレールに今も乗れていてると言われているのは現在65歳を超えている方々までです。


つまり、それより若い世代の方々はこれらの安定した人生設計は崩壊しています


一番の原因は医療の発達により、私たちの平均寿命が上がり続けていることです。

現在の日本人の平均寿命は85歳くらいですが、この平均値はこれからもどんどん上がっていきます。

近い将来平均寿命は100歳を越えることは確実らしく、私たちは必ず人生100年時代に突入して生きます。

現役を引退する60歳を超えてもまだ40年の人生があります
現在30歳以下の方々はほぼ間違いなく年金に頼り切った生活はできないので、定年退職後もお金を稼ぐ術を持っていないと生きてはいけないと言われています。


そこで重要になってくるのが無形資産です。

無形資産とは大きく3つあります。

• 生産資産
• 活力資産
• 変身資産


生産資産は収入を得る為のスキルで現在している仕事で培われるスキルや能力です。
役職によってはこのスキルの高さが自身の収入に直結したりもします。


活力資産は肉体的、精神的な健康のことです。家族や友人との良好な人間関係だったり、食生活や健康的な生活習慣を維持は長い人生を楽しく生きていくためには必須です。


そして最後の変身資産ですが、これが100年時代で最も大事になっていく無形資産です


変身資産とは環境や状況の変化に応じて自分のスキルの専門性を高めたり、新しい技術を学ぶことにより、柔軟に対応するスキルです。

企業の終身雇用制度の撤廃や、めまぐるしく変わる経済状況に対応するにはその時代で求められる人材に自分自身が変わっていくことが必要です。

何歳になっても常に今の自分にできる事を分析し、必要なスキルを身につけ、古くなった技術やマニュアルを更新していくことが求められます。


このような無形資産を培うことで、生涯を通して有形資産を蓄えれ続けることができます。

何歳になっても個人の能力を洗練していくことが100年時代を生き抜くためには必要不可欠です。


2. 変身資産を蓄える方法


無形資産の中でも特に必要なのは変身資産の蓄えです。
組織や企業、または個人で収入を得ていくためにも、時代に柔軟に対応するスキルは必須になります。


その変身資産を高めるために心がけることは以下の3つになります。

• 自己分析
• 自己更新
• 人脈作り


一つずつ順番に見ていきます。


 1. 自己分析

自分自身は何ができるのか、どういったスキルを持っているのか、これらを客観的に分析することは非常に重要です。
得意なこと、苦手なこと、実績や経験からあなたが収入を得るためにはどういった市場が適切なのかを見定めることは非常に大切です。
仮にあなたが現在企業などに勤めていて安定した収入があるとしても、自己分析はしっかりしておくべきです。

10年先、20年先、その企業がどうなっているかはもうわからないからです。
いつ何が起きても自分の適した環境に身を据えて、安定した収入を得るには自分の特性をしっかり把握しておくことはうまく世渡りするには必須です。



 2. 自己更新


めまぐるしく変わりゆく現代社会はそのニーズも同じように急速に変化を続けています。
それにより、今まで重宝されていたあなたのスキルがある日必要なくなったり、または通用しなくなる事が今後起きる可能性は十分に考えられるのです。

時代のニーズや変化にあわせて自分自身のスキルの専門性をより高めたり、今のスキルをより活かすために新しい知識やスキルを身につけたりすることが大事になっていきます。

このような新しい挑戦を常に行うことで歳を重ねるごとにあなた自身の付加価値を底上げしていけます。
個人の価値を高めることは長寿時代でもとても大事です。



 3. 人脈作り

自己分析や自己更新を重ねてどれだけ自分の価値を高めても個人でできることは限られています。
またそのスキルも認めてくれる誰かがいて成り立ちます。

幅広いネットワークを構築することは現在社会、そして未来社会の変化への対応を円滑にしてくれます。

同業者や自分の興味ある分野に携わっている人間と良好な関係を築いておくことはとても大切です。

人は誰も1人では生きてはいけません。

何歳になっても自分を支えてくれる人がいて、あなた自身も誰かを支えることで私たちの人生は成り立ちます。



おわりに

いかがだったでしょうか?

私が今回紹介したのは「LIFE SHIFT」のほんの一部分ですが、最も大事だと思った部分です。

今はまだあまり実感はないかもしれませんが、今後どんどん社会はめまぐるしい変化を遂げて生きます。

また私たちの平均寿命が上がり続ける以上、その長い人生に合わせた生き方に移行していく必要があります。


大事なのは目に見える有形資産を蓄えることではなく、目に見えない無形資産を培うことです。

• 自己分析
• 自己更新
• 人脈作り


あなたが現状の自分を変えたいという強い意思で向き合うことで無形資産は徐々に培われます。


人生は100年時代に突入していきます。


これだけ長い人生に何かに挑戦することに遅いことはありません。

たくさん挑戦して、その度になんども自分を変えていけばいいのです。


挑戦の繰り返しはあなたの人生をきっと豊かにしてくれます。

この記事があなたを変える小さなきっかけになれば幸いです。


今回の記事は100年時代の生き方において大事な心構えについての内容でした。
本稿の基になっている「LIFE SHIFT」と挑戦することのメリットについて書いた記事を下記にリンクしておきます。
リンク記事は3500字程度の内容ですので、6分ほどで読めます。
よろしければ合わせてお読みください。


では また別の記事で


記事を読んでいただき、ありがとうございました。 よかったらフォローしてくださると嬉しいです