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親友とは

親友と呼べる人間がいったい何人いるだろうか?
そんなことを考えました。僕の場合はざっくり数えてみると10人くらいでしょうか。
これが多いのか少ないのか。それは親友の定義によって変わってくることでしょう。

僕の場合、親友とは全然会っていなくても久しぶりに会ったその瞬間にごくごく自然に心が開けて緊張感なく一緒に過ごせる友人です。カッコつける必要もないから緊張することもない。タイミングが合えば会うし合わなければ当然会わないけど、会ってなくてもなんとなくその親友のことを考えることが時々ある。そんな存在。

昨日は親友と久しぶりに会ってきました。どうやら2年ぶりくらいだった様子。そんなに会ってなかったとは思ってもいませんでした。幸か不幸か今はSNSがあり、それを見ていると親友の動向も多少は見えるから連絡を取らずとも今どんな感じなのかは何となくわかります。
だから連絡を取らなくなってしまう部分もあるのですが、SNSがきっかけとなってまた連絡を自然に取り合うことも少なからずあって。
今回はまさにそれで、どちらかの投稿にどちらかが反応して、それを機に久々にカレーでも食べに行こうとなったわけです。

写真の通りその親友は女性です。
元はと言えば仕事で出会いました。
出会った頃、親友はまだ10代。僕は30になったかならないかくらい。簡単に言うと親友はアイドルグループのメンバーで、僕はそのグループとそれに関わる様々な事のスーパーバイザー的な仕事をしていたのです。

そのグループの活動が終わってから、今度は僕のバンドのお手伝いをしてくれるようになり、様々な苦楽を共にしました。
歳は離れていたものの、自然と友情が芽生えたのでしょう。
今となってはお互いアラフォー、アラフィフ。随分と長い時間が経ったものですが、出会った頃の事はすぐにでも思い出すことができます。それだけ印象的だったのでしょう。

男女間に友情はあり得るのかというのはしばしば出てくる話題ですが、これは人によります。あり得る人にはあるしあり得ない人にはない。だからあり得る人とあり得ない人が恋愛関係になると失敗しがちだというだけです。
僕の場合は完全に友情はあり得るタイプで、事実僕の親友の7割は女性です。

ここ数年はもう一人の親友(女性)と3人で会ったり旅行に行ったりすることが多かったのですが、今回は2人でした。だからと言ってもう1人との仲が悪くなったわけでもなく、何となく今回は2人が自然だったというだけで、またきっと3人で会うことも出てくるでしょう。

とにかく、無理をしないで済む相手なのです。
さらに言うと、僕は色々な意味でマイノリティであり、自分の考えや思想を共感してもらえることが少ないです。
親友もまたそう。感覚が近いのでお互いに共感が多く、だからこそ親友となったのでしょう。

2年ぶりでしたがたいした話もせず、でも何となく楽しくて、自然と癒されて、そんじゃまたねと別れたわけですが、今度会うのはいつになることやら。

僕には知人は沢山います。友人と呼べる人も多い方でしょう。しかし、親友となるとそれほど多くはないのです。
それが自然と考えるので、人のことをすぐに「親友です」という人間は信用できないなと思っています。経験上、そのタイプの人とは価値観が違いすぎて揉めたり関わらなくなったりしがちです。
そうそう簡単に親友なんてできるもんじゃありません。

けど、今は仕事で関わっている人の中から、いつの間にか親友と呼べる間柄になっていく人もきっといるのだろうなとも思います。
という以上に、いたら良いな、いて欲しいなと思っています。
僕の場合、親友とは先述したことに加えて、苦楽を共にしたことがあるかどうかも重要となってくることにこれを書いているうちに気づきました。
生きていれば大変なことは沢山あります。それを助け合いながら励まし合いながら乗り越えていきたいと思える人は沢山います。その沢山の人達の中からさらに親友となるかどうかは、こちら側の気持ちだけではなく、相手の気持ちもありますから何とも言えないわけですが、何人かでもいたら嬉しいものです。
親友を作る為に仕事をしているわけでは決してないのですが、真剣に仕事をするからこそ、その中で苦楽を共にすることになるわけで、だからこそ仕事で出会った人と親友となることが多いのだろうなと、そんな風に思ったのを何となく書き留めておきました。

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