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作品に込められている〝思い〟について

自分がいつも趣味で書いている物語には、
己の過去の出来事や、理想や希望が投影されていると思う……

そんな込められている〝思い〟のような、
ほろ苦い思い出のような昔の記憶について。

振り返りながら考えてみたので覚え書き。


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 そもそも理由は分からないけれど、自分は幼少期の頃から性被害?に合うことが多かったように思います。
 大人達からしたら酒の席でのお茶目?な行為だったのかもしれませんが、当時の私は傷付きましたし、恥ずかしくて屈辱でした(下着を脱がされた3〜4歳の頃)。


 5〜6歳の時、保育園の昼寝時間に私の体に触れてきた人の目的は、さっぱり理解不能です。
 でも、当時は意味不明ながらも変な気分だし不安で不快でした。
ようするに完全にアレな行為だったと思うわけですが。幼児を相手によくやるよ……

 7〜8歳の時、学童へ向かう道の途中から後ろを追いかけてきた謎の人。ランドセルを掴んで捕らえようとする手は恐怖でしかなかったし、大人は入れないだろうと人目の無くなる住宅が並んだ隙間に逃げる私もバカでした。


 9〜10歳にもなれば幼いながらに恋もするわけですが、好いてくれたクラスメートがストーカー並みに追跡してきて、常に後ろに引っ付いていて。
最終的にはトイレの入口前でも待たれていた時には、なんの罰ゲームだろうかと思ったし、気持ち悪さを通り越して憐れに思ってしまいました。

 付き纏うだけで何もしないのも怖いけど、集団で告白してくる子たちの行動も理解できませんでした。
 かと言って、二人きりの状況で迫って来られても、好きな相手でなければ嬉しくもなければ楽しくもない。笑って逃げていましたが、私は困惑してたんですよあの時。言えなかったけど机に押し倒されて「おいおい」と思っておりました。
 アプローチの仕方を間違えていると思ったわけで……それで気付いた。まずは真摯な告白が理想だなと。


 冗談まじりに言われても信じられんし、逆に言うと信じてもらえんのでは?と。

 恋愛に関しては、真剣に向き合ってきたと思う私であります。が、なにしろ嘘をつくのが嫌で、隠しきれない時は正直に言う主義で。

 それ故に相手を困らせたり、傷付けたりした事が多々あるのも事実。

 傷付いて、傷付けられて、それでも人を好きになる。

 なりたいと思うのは何故だろう? と考えたのが11〜12歳。
 その頃には子供の作り方も本で読んで知っていましたし、子連れの夫婦を見ては〝家族〟ってなんだろう?って考えたりした私は片親家庭で育ちました。
 そしてそんな時、いよいよ本気で貞操の危機に陥る事件がありまして……


 結果的に見知らぬ人間に襲われることで失ってしまった私の貞操?いわゆる初体験をしたのが12歳の夏でした。

 当時はかなりショックでマジ泣きしましたね。
 警察署の取り調べ室(他に空部屋が無かったとか)で調書を取るのに、かーなーり具体的にされた事を細かく説明するのも辛かった。
 翌日から急に一人歩きが怖くなって、一人では登校できなくなくて。しばらく親に付き添ってもらったりしてました。
 なんかもう自棄になりそうな気分でしたが、半年もすればナイフで脅されて連れ去られかけた恐怖も薄れて、新たな疑問が浮上するわけですよ。

「誰もがあんな理不尽で一方通行で恐怖に満ちたSEXをして子供を得ているのか?」と。
 まさかそんな筈があるわけがない。
 本来なら快感やら幸福やらを覚える筈であるかして、ならばどういう性交なら幸せで傷付くことがなく、双方が楽しみつつも快感を覚えるような行為ができるのか?と。


 そこから私の官能小説の読み漁りがスタートしました。
 13〜14歳の時の事。今も忘れられません……成城の本屋で初めて官能小説を買う時のレジでの緊張感!
 読んだ本の名前は忘れてしまったけど(笑)

 というか制服姿で購入したはずなのですが、なんのお咎めもなく会計終了……今はどうなんでしょうか。成人向け小説といっても年齢確認するような事は無いの?あるのは映像・イラスト系の物だけですか?

 そんなこんなで興味を持って私なりに得た知識を元に解釈した結果、やっぱり好き同士・信頼し合う者同士で致すのが最高なのでは? という結論に。


 そしてついに、恋人ができた時にいざ決行したところ……

〝何かが違う……〟

 お互いに10代で未熟ということもあったとは思うのですが……
 男女の意識の違いや、互いの性差に対する理解度の無さが齟齬を生むのでは?という推論に到達。


 思い返せば保健の授業でも正しく(?)て理想的な、男女の双方が満足する気持ちの良いSEXのやり方について、習うことはありません。
 子供ができる仕組みと避妊や性病について、サラッと教材を流し読みするかのように話を聞いて、出産ビデオを見たりしただけのような気がします(もしかしたら今の時代は違うかも?)。

 周りを見ても、詳しいやり方についてを論及することってまず無い。あってもギャグか下ネタ扱いで……

 真面目に幸せについて語る人っていないのでは?
 では皆はどこで学んでいるんだ?

 と、思ったら答えは簡単でした。自分にも覚えがあるように、本や漫画や雑誌やビデオやDVDや映画やインターネット動画など、何らかの媒体を通してこっそりと?学んでいるらしい。
 多分、きっと……大多数の人がそんな感じで大々的には語らない。若いときは特に。


 どうしてでしょうかね……?

 大人なら、もっと言うなら子供がいる人なら、必ず!
 誰もがしている当たり前のハッピーな行為のはずなのに、既婚者の集まりでも、手技はともかく精神的なものや日々の心掛けについてなど、議論される事ってほとんど無に等しい。
 私がたまたま、そういう楽しくて有意義な機会に恵まれなかっただけかもしれませんが。


 そんなこんなの複雑な思いや葛藤、疑問や理想、恋や愛の違い。

 男と女の仕組みの違いや感じ方の違い、それゆえの愛おしさ。

 結婚までの日々の不安と、結婚の先にある不安。

 様々な形の人生、歩み方。軸となる考え方の違い、小さくても多様な世界があること。
人が人間らしく生きること、それゆえにすれ違いや和合が起こること……


 私はそれが書きたくて、書いてみたくて挑戦しているのだと思います。

 もちろん単純に〝書く行為〟〝創造する事〟〝空想する事〟が好きだという理由もありますが……

 何となくでも、思いの片鱗みたいなモノや、誰かの心の支えや楽しみ、もしかしたらエロスの導きに。万が一の確率でもなれたらいいな!

 そんな思いで、私はいつも官能描写が混ざった小説を書いています。


 時には真面目にお堅いものも書く。
 ファンタジーな世界だって楽しい。
 児童向けの可愛らしいものも書く。

 全て私の本心で、心からの願いや問いかけなのです。


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