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みんなのライブラリー

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「でき太くんの算数」を学習していて、困ったこと、わからないことがあったら、まずは「みんなのライブラリー」を見てみましょう。
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進学塾を利用する前に知っておきたいこと。

進学塾を利用する前に知っておきたいこと。

年々大手進学塾の宣伝方法が巧みになり、「遅くても小学3年生からは進学塾に通わないと受験は成功しない」ということが、知らないうちに常識として刷り込まれているようにも思います。

入塾すれば受験に対するあらゆる不安が解消し、確実に受験に成功する「免罪符」がもらえるかのようなイメージを私たちに持たせることにも成功しているように思います。

長年受験指導をしてきた私が感じていることは、塾はあくまで「ツール

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2年生で学習する「時間と時こく」

2年生で学習する「時間と時こく」

公立の小学2年生では「時間と時こく」という単元を学習します。

学校によっては、4月中旬くらいに学習する予定のようですが、私どものこれまでの実践経験から、小学2年生の時期に「時間と時こく」を学習させるのは少し無理があります。

この「時間と時こく」という単元は、子どもの精神発達状況とも深く関係しており、学習する時期をしっかり考えてあげる必要があります。その時期を見誤ると、子どもに余分な苦手意識を植

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電動アシスト自転車

電動アシスト自転車

後輩の先生が電話で学習相談を受けていた。
その中で、実にうまい例え話をしているな、と思わず関心することがあった。

「お母さん、知らず知らずのうちにお子さんを電動アシストのついた自転車に乗せていませんか」

この例え話を聞いたとき、だいたいどういう相談を受けているのかが想像できた。

私たちは、子どもが「わからない!わからない!」を連発しているとき、その「わからないこと」を説明してしまうことがある

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自己肯定感

自己肯定感

人が前向きにどんどん自分の目標に向かって進んでいくには、自己肯定感ってとても大切だと思う。

自分は何をやってもダメ。。。
たぶん、自分はできないだろうな。。。

こういう気持ちばかりだと、大人も子どもも前向きにはなれない。

「クラスで一番算数がよくできる子のように、自分もできるようになりたい!」

そう思ったとしても、自己肯定感が低いと勉強も毎日継続できないし、そもそも勉強に集中できない。

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低学年から進学塾に通うと「先細る」って本当ですか?

低学年から進学塾に通うと「先細る」って本当ですか?

私どものように全国を対象とした学習指導をしていますと、このような噂をよく耳にします。すべてのお子さんがそうなるというわけではありませんが、その傾向があるのは事実です。

なぜ、低学年時から進学塾に通うと先細る傾向があるのか。

これは、冷静に考えればだれでも気づくことができることなのですが、いざわが子のこととなると、冷静に判断できなくなってしまうのが、私たち親というものです。

たとえば、あなたが

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わが子には、もっとむずかしい課題を取り組ませたい!

わが子には、もっとむずかしい課題を取り組ませたい!

当算数クラブでは、体験学習の終了時に、アンケートへのご協力をお願いしております。このアンケートでは、「でき太」の学習指導をより良いものにする上で大変参考になるご意見をたくさんいただいております。

この体験学習後のアンケートでよく目にするのが「わが子に渡された課題が簡単すぎるように思いました」というご意見です。

これを別の言い方で言えば、「わが子にはもう少し難しい課題を与えたかった」ということに

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きらきらと輝く子どもたちを育てるために。

きらきらと輝く子どもたちを育てるために。

昨年度からでき太くんの算数クラブでは、東京の児童養護施設「至誠大地の家」の子どもたちへの学習支援をスタートしました。

児童養護施設のお子さんたちの中には、様々な問題の影響を受け、施設に来るまで安心して学習できる環境が家庭に整っていないケースが数多く見られます。

そのため、学習面では取りこぼしなどがあって、学校の授業がよくわからないというお子さんが多くいます。

具体的には、小学3年生でかけ算九

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でき太くんの学習材サンプル

これまで体験学習をお申込みいただくご父兄から、「学習材のサンプルはありますか?」というお問い合わせをよくいただきました。
これまではそのようなお問い合わせに対しては個別で対応させていただきましたが、体験学習を受講される方の増加にともない、今後はこの場で、解説を入れたサンプルをご紹介したいと思います。

まず、1回目のサンプルは「わり算」です。

導入その1

導入その2

導入その3

導入その4

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できるだけ「教えない」。

できるだけ「教えない」。

子どもの能力伸長には、「経験」が必要です。

子どもが日々どのような「経験」をするか。
この経験の差によって、子どもの能力は飛躍的に成長することもあれば、かえって能力的には後退してしまうことがあります。

私たちは、でき太のプリントをお子さんが進めていくときには、問題の内容を解説したり、説明をしたりといった「教え込み」をできるだけしないようにアドバイスさせていただいております。

とくに文章題の学

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なぜ「でき太くん」は、算数(数学)1教科なのか?

なぜ「でき太くん」は、算数(数学)1教科なのか?

でき太くんの算数クラブは、算数(数学)1教科しか扱っていません。高学年になれば、理科や社会の勉強も始まりますし、英語や国語などもあります。

なぜ、でき太くんでは、他教科の学習材を扱わないのでしょうか?

当算数クラブによく寄せられる質問が、まさにこの質問です。

小学校5・6年生や中学生のお子さんを持つお母さんから「でき太くんでは他の教科の勉強はないのですか?」という質問をたくさんいただきます。

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やり直しが「めんどう!」

やり直しが「めんどう!」

と、思っているうちは成績はなかなか上がりません。

なぜなら、本当の勉強は、丸つけのあとから始まるからです。

プリントなどを学習したら、その解答があっているかどうか、丸つけをします。

丸つけによって、正解、不正解に振り分けられます。

このときに不正解になった問題。
これを、必ず「わかった!なるほど!できた!」という状態にすることが本当の勉強です。

この本当の勉強を、赤ペンで解答を書いて終了

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「定期テスト」について

「定期テスト」について

前回、中学校と小学校との違いは定期的にテストがあることだとお話ししました。

中学では、このテスト結果で成績が左右されるため、定期テスト1週間くらい前には「テスト対策期間」ということで、部活動もお休みになる学校もあります。このことからも、中学では小学校と違って定期テストに重きを置いていることがわかりますね。

さて、ここでみなさんに知っておいてほしいことは、テスト対策期間の1週間だけ集中的に勉強す

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4月から新中学1年生になるみなさんへ

4月から新中学1年生になるみなさんへ

ご入学おめでとうございます。
これからの新生活のスタートに、みなさん心踊らせていることと思います。

今回は新生活のスタートにあたって、いくつかみなさんにアドバイスをさせていただきたいと思います。
今回アドバイスする内容は、でき太くんの算数クラブのこれまでの実践経験から得たノウハウですので、必ずやみなさんの参考になるはずです。

アドバイスさせていただきたい内容はいくつかありますので、これから何回

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朝学習するといいよ。

朝学習するといいよ。

みんなは「でき太くん」のプリント学習を1日の中のどの時間帯で取り組んでいますか?

もし、朝学校に行く前に学習しているようであれば、ぜひこれからも「朝」のうちに学習するようにしてみてください。

もし、朝のうちに学習していないようであれば、ぜひ朝のうちに学習することをためしてみてください。

なぜ今回「朝」についてコメントをするのかというと、朝のうちにしっかりと「自分のこと」ができるようになると、

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