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デザイン教育についてのメモ 2

きっかけはこのtweetから。

ちょっとスイッチが入って連続ツイートしたものを以下にコピペ。体系立ってないし、tweetのまま未編集なので、言葉足らずなのはスミマセン。

「教育」(デザイン教育しかやってないのでデザイン教育)で最重要なのは、ビジョン(何を目指してどんなひとを育てるのか)、次はそれを実現するためのカリキュラム設計。基礎から応用まで一貫したコンセプトで授業群を組み立てる「設計」。単発の授業、有名教授の授業だけでうまくいくはずない。

一般的には、基礎から応用へと積み上げるけれど、基礎は地味なので軽視されがち。敬遠されがち。ちゃんとやっとけば応用に入った時に吸収が早く伸びが早い。地味なんで基礎は不人気だけど基礎手抜きするとホント伸びないよね。息切れしちゃうしメンタルもへこたれがち。

応用に入ると、課題設定のさじ加減がポイント。難しすぎる課題設定では思いは強くても成果がなかなか出ず、もしくは混沌としてしまう。簡単すぎると力がつかない。成長を見越して、難し目だけど心が折れないいいぐあいの課題設定、期間設定ができるかどうかがキモ。

十分に練られた授業設計をベースにしながらも、参加者(大学なら履修者)の反応を見ながら、途中で軌道修正を細かくいれて(できる範囲で)、学びのレベルをコントロールしにかかる(ファシリテーションやスケジュール、課題の条件設定など)のが、プロのワザ。

応用教育(専門教育)の罠は、専門分野をひたすら狭く深くしがちなこと。プロフェッショナルほど自分が極めた狭い分野に固執しがち。専門分野の深さをある程度確保しつつ、広い視野を維持するために専門科目群をどう配置するか、何を必修にして選択科目の幅をどのくらい持たせるかは教育の思想による。

予算(人や機材)をたくさん突っ込んでも芽が出ないっていうことはあって、事業なら撤退すればいいんだけど、教育って所属してる学生がいるんで難しいんですよね。評価も短期評価だけ見るわけにもいかず、それが撤退の見極めが難しくて、いまいちな教育がズルズル続く理由。

おまけ:
新しいデザインとか、新しいデザイン教育、を標榜する教育機関や研究室の構想やシラバス等はわりとこまめにチェックしてて、成果展や卒展などを見に行って答え合わせする。ほほうなるほど新しいと思うものと、なんか今までのデザインと変わらんなというのと、これデザインなのか、というのと様々。

よくわからん、っていう方が可能性があって、それは自分が理解できないだけで新しいのかもしれないなと思う(継続してwatch)。以前からある〇〇と似てる、これって〇〇デザインだよね?名前変えただけで、っていうのはもやっとする(新しい、って言わねばならない事情が見え隠れしてちょっと切ない)

ひとまず。
結論はありません...。

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