交通事故に遭い、回復の途上です

ITジャーナリストの星暁雄です。この記事は、私を知る人に向けたお知らせです。

簡単な報告

2019年4月10日の夕方、歩いていて自動車に跳ね飛ばされました。小さな骨折があり、自宅で静養中です。回復まで数週間を要する見込みです。

事故から1週間たった今は、長時間でなければ会話でき、座って文章も書けます。短距離なら歩けます。骨折の影響で体の動作に一部不自由があり、長時間のデスクワークや、ある程度の距離の移動はまだできません。自宅は東京郊外なので、都心でのイベント参加や取材はしばらく見合わせます。体調を見ながら仕事のペースを戻していきます。

仕事でお付き合いのある皆様にはしばらくの間ご迷惑をおかけします。読み書きは普通にできますので、なるべく普通に仕事のご相談を投げてきていただけると有り難いです。

読者の皆様には、お届けできる記事のペースがしばらく減ってしまうことをお詫びします。記事を読んで頂けることが、当方にとっては回復の大きな励みとなります。

事故について

私の身に起こった出来事をもう少し書いておきます。

4/10の夕方。当方は買い物のために自宅からスーパーマーケットに向かって歩いていました。当日は雨が降っており、当方は傘をさしていました。夕暮れ時で視界は良くありませんでした。事故が起きたとき、当方は横断歩道を渡っている途中、自動車は右折して横断歩道を通過しようとするところでした。当方の認識としては、横断歩道を歩き始めたとたん「ぬっ」と右前方からワゴン車が迫ってきて、避ける余裕ななくぶつかった形です。

気がついたら跳ね飛ばされて、雨の路上に横たわっていました。意識が戻った段階で、スマートフォンからメッセージで「車にはねられた」とだけ家族に送信しました。妻と子どもが全速力で走ってきてくれました。妻は救急隊員や警察からの質問に対応してくれて、まだ喋ることが辛かった自分としてはとても有り難く感じました。その後、近所の病院に搬送されました。(注:自分では認識できていませんでしたが、ここは加害者の方が警察、救急への連絡をしてくれていた、ということだと思います。「ひき逃げ」と誤解されるといけませんので、念のため追記します。)

当方の被害ですが、全身打撲と小さな骨折があり、骨折は「第2及び第3 腰椎 横突起骨折」と診断されています。幸い、大出血するような大きな創傷はありません。頭、口の内側、足に傷を負いましたが、事故の割には地味な傷でした。胸が締め付けられるように痛み、大きな呼吸ができません。セキ、クシャミをすると激痛が走ります。CTで検査したところ、脳や内臓に現時点では大きなダメージはなさそうですが、体の内側の筋肉に挫傷があります。

自分の認識としては、胴体の右側が自動車に衝突し、跳ね飛ばされて地面で腰を強く打ち、このさい骨折および筋肉の挫傷を負ったのだろう。さらに地面を転がり頭部と口、足にケガができたのだろう、と考えています。

当たり所が悪ければ、半身不随になったり、最悪の場合死亡に至るダメージを受けていた可能性もありました。運が良かったし、自分の体は意外に丈夫だったのかもしれないと感じています。

中長期的には後遺症が心配です。「腰椎 横突起骨折」は激痛を伴う場合もあるようですが、今の段階ではじっとしていれば強い痛みはありません。短時間なら歩けます。振動や衝撃が続くと痛みが出てくるので、乗り物に乗った長距離の移動は今は控えています。完全回復までは半年ほどかかる見込みです。全体に座ったり立ったりする姿勢で疲れやすくなっています。体の左側の姿勢を支える筋肉と背骨の間の骨が折れてしまって力が入らないので、体を支えるときの筋肉の使い方が偏っているのかもしれません。

頭の方は大きなダメージはなく済んだのですが、事故の後で発熱や消耗が続いていました。1週間たった今でも、長時間の集中には辛さを感じます。

家族にも大きなストレスをかけてしまいました。妻も子どもも、事故後何日間は微熱が続いていていました。妻は心肺機能が万全ではなく、事故の知らせを受けて全速力で走ったダメージは翌日にも持ち越しています。子どもの方もショックがあったようで、事故の翌日は学校を休んでしまいました。妻には事故直後から、救急隊員、警察、病院、加害者側の保険会社とのやりとり、日常の介護、あらゆる局面でお世話になりっぱなしです。家族のありがたさを実感しています。

今後について

しばらくは回復につとめます。「平成」の最後の期間は、主に自宅静養と通院、それにできる範囲でのデスクワークに使うことになると思います。

5月に入ってからは、多少は動けるようになると思います。取材に出かけたり、新しい企画で記事を書いたりと、普通の仕事を徐々に増やしていきたいと思います。外出が不自由な期間が長引くなら、オンラインで取材して記事を書く活動を増やそうと思っています。

事故に遭ってみると、しみじみと、今までの自分はなんと恵まれていたのかと感じます。普通に出歩けて、普通に人と会って話ができて、机に座って記事が書けていました。ジャーナリストとして普通の仕事ができていました。今は、家族に支えてもらい、仕事相手にご理解をいただきつつ、なんとか過ごしています。体と相談しながら、自分のペースを取り戻していくつもりです。


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