インプロを始めた頃を振り返って

インプロ(即興演劇)には、特有の世界観がある。

複数人でインプロを行うには、一緒にやる人の挙動を受け止めて、それに対して様々な話を繋げたり膨らませたりして紡ぎ出していく必要がある。

ゆえに、インプロの現場やワークショップや稽古の場では、相手を受け入れるマインドの世界が織りなされるのだ。

僕は、もともと他人が怖い人だった。他人の悪感情を受けないようにビクビクしてたとも言える。だから、あまり他人と関わらないように薄い関係しか築いてこなかった。

そんな僕が紆余曲折あって(この事はいずれ書く予定だが)、インプロワークショップ(劇団などが主催している講習会のようなもの)に行った時に感じたその場での生きやすさは今でも忘れない。 

次第に、そんな安全な環境の中で様々な感情を出したり、いろんなキャラを演じたり、それをみた人が喜んだりすることを受けて低かった自己評価はそれなりのものに変わっていったのだった。

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