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流されず、波に乗る

こんにちは もはや冬。急な寒さは風邪の元。くれぐれも健康にご留意を。

 いつの時代でも、波に乗るのは大事。まぁ、孤高を貫く道もあるけど。
仕事では、波に乗るというより「時流に乗る」なんて言い方の方がフィットするか。個人的には「流れに乗る」という感じ。
 波に乗るつもりではじめても、いつの間にか飲み込まれ、気付いたら流されていた、何て経験は誰にでもあるはず。少なくとも私は何度も経験してきた。まぁ、こういうのは「調子に乗る」か。

チェックポイントは「天の時、地の利、人の和」

 その昔、孟子が言ったといわれる『天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず』は、“人の和”が何より重要と説いた。
 今では、時流に乗るには「天の時、地の利、人の和」の3要素が大事と言われる。私も、何か事を為す時、タイミングはいいか、負けないポジションか、体制は十分か、なんて事もチェックしていた。これは役に立ったのでお薦め。

変化の予兆を掴む

 時流というくらいだから、“流れ”・・・世の中の動きを知っていることが前提だ。
漁師は「潮目を読む」という。天気予報が土台かも知れないけど、夜の暗闇の中、潮の匂いや風の音を聴いて、朝焼けや鳥の様子、海の色を見て、漁場の魚の動きを予測して操船するわけだ。それが一人前の証。
 仕事でも、業界他社の動向、取引先の取引条件や会話、言葉使い、顧客の様子など、ごく僅かな変化も捉え、行く末を見据えて打ち手を考える。もちろん、ライバルだって、四方八方にセンサーを張り巡らし変化を捉えているので、変化が起きれば、みんなが一斉に対応し始める。
 だから、変化が起きてからでは遅い。
 勝機は、変化の予兆をいち早く察知して、取り組むこと。それが時流に乗るってこと。
ヒットメーカーは、「半歩先の未来」と描くと言われる。今日と地続きの半歩先ならば、日々の微細が変化の行方を予測して対処できるというわけだ。もちろん、ヒットメーカーが作り出した時流に乗りつつも、自分流に時流を捻じ曲げるっていう方法もあるけど、これには圧倒的なパワーが必要。
 やっぱり、変化の予兆に気付ける生き方がお薦めだ。

えぃ、ヤッ

 潮目を読む力のある漁師だって、思い切って操船しなけりゃ、何も変わらない。サーフィンだって、恐る恐る飛び乗ってもコケるだけ(と思う)。ビビってたら、上手くいかない。タイミングだけでなく、思いっきりも必要。
 誰も彼も、時流に乗りたいし、乗り続けたい。けど、自分に都合良く波が来るわけじゃない。だからこそ、いつでも思いっ切り動けるように、日頃から、仕事の基礎力を鍛えておくのも大事。

 チャンスは、ある時、突然、やってくる。

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