おら東京さきただ




昨日の軽はずみな言葉 夜が明ければみんなが知っていて

すれ違う誰もが指さすんだ

「あいつバカだな」

田舎で暮らすとはそういう事


何だかめんどくせぇ




街の喧騒の中 僕は景色の一部に過ぎず

すれ違う”誰か”の名前など

知るはずもない

都会に暮らすとはそういう事


何だか寂しいな




狭苦しい人間関係が嫌で都会に飛び出し

よそよそしさの連続に今度は心を擦り減らす


同じ人間なのに 息をする場所でこうも違う

ないものねだりこの上ない




どっちが正解なのか

もしくはどっちも違うのか

きっとそれは永遠のテーマ




ただ、確かな事もあり


星の数は違えども

見上げる空はひとつ

見上げた僕はまぎれもなく僕なんだ



東京は

そんな事をみんなが考える街

田舎者達が創り変えた街

日々の隙間をそっと埋められるような、詩を伝えていきたいと思います。その中に、ひとつでも皆さんの心に残る言葉があればうれしいです。