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MAU2倍の立役者!オウンドメディア「アキチャン」〜カイゼンの軌跡〜

こんにちは、駐車場予約アプリ「akippa(あきっぱ)」広報インターン熊澤です。
突然ですが、akippaのおでかけのお役立ちメディア「アキチャン」をご存知ですか?

アキチャンは、akippaが運営するお出かけ情報をまとめたオウンドメディアです。おでかけ・観光スポットの駐車場情報や周辺情報、お役立ち知識などを発信しています。

サービス開始4年半を経て、2018年11月にはakippaの累計会員数は100万人を突破しました。その数字を支えるのに”なくてはならぬ”存在がアキチャンです。
今回はアキチャンを運営するマーケティングチーム、猪原にインタビューしました。

「akippaのファンづくり」からはじまったオウンドメディア

熊澤:
本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、アキチャン開設のきっかけはなんだったんでしょう?

アキチャンのTOPページ

猪原:
2016年に「akippaのファンづくり」を目的に作られたと聞いています。もともとはオーナーインタビューなどを掲載していました。当時は駐車場拠点数も4,400拠点ほどだったので、まず皆さまにakippaを知っていただくのための情報発信を行う場でしたね。
私が担当になったのは2017年10月頃で、それからはakippaの既存ユーザー、オーナーだけでなく潜在顧客にむけて接点を作るメディアとなっています。

熊澤:
現在どのくらいの記事が掲載されているんですか?

猪原:
700記事以上あります。前任者が精力的に更新しており、月20~30記事ペースで執筆していました。

熊澤:
ほぼ1日1記事ペース。akippaの成長とともにアキチャンも成長してきたんですね。

猪原:
人気スポット周辺の駐車場情報はおおよそ網羅出来ていますね。
そのため現在は既存の記事を改善し、質を向上させることにも注力しています。

「カイゼン」の根底にあるのは、徹底的なユーザー目線

熊澤:
記事の改善について伺えますか?

猪原:
ユーザーさんに質の高い情報を届けるための改善ですね。例えば、駐車場を紹介する記事ではakippaの駐車場だけでなく、周辺のオススメ・穴場の駐車場情報を掲載しています。
現在、「梅田 駐車場」で検索するとakippaは上位に表示されます。検索エンジンにコンテンツを評価されているからですね。「梅田 駐車場」で検索する人がどんな情報を求めているか仮説を立て、それをもとに記事を組み立てます。

熊澤:
ユーザー目線でのコンテンツ作成を心がけてらっしゃるんですね。

猪原:
駐車場選びには「安さ」「近さ」「わかりやすさ」「停めやすさ」等の変数がありますが、各エリアによってユーザーのニーズは異なります。

熊澤:
確かに、コンサートや試合では「安さ」だけでなくまずは「予約」できることが、重要になってきますね。そういえば2018年にMAU(月間アクティブユーザー数)が急激に上がりましたが、きっかけはなんだったんですか?

猪原:
記事の改善がSEOに反映されるまで数か月かかるので、成果が出始めたタイミングだったということですね。私が引き継いだ直後、2017年秋頃はいったん数字が落ち着いたのですが、そこから2018年1月頃までは改善にむけて運営体制を整えたり、効果測定を見直したりしていました。2月頃から本格的に着手し、2018年8月に一気にMAUに表れた感じです。

熊澤:
長い道のり…昨日今日の取り組みではないんですね。

猪原:
そうですね。PVが少ない時期からの地道な積み重ねがいまのアキチャンを成り立たせていると思います。

熊澤:
まさに「継続は力なり」ですね。他に行っている施策はありますか?

猪原:
記事内で条件の良い駐車場をページ上部に設置する、なども改善策の一つです。すぐに欲しい情報が手に入らないとユーザーは離脱します。鶏と卵の話になりますが、梅田周辺のakippa駐車場は好条件のものが多く、駐車場予約ページへの遷移から予約に直接繋がることが多かったのも高評価の要因の一つだったと思います。

熊澤:
少しの改善でもユーザーの行動に影響はあるのでしょうか?

猪原:
良い駐車場をページ上部に設置する改善策では、akippaサイトへの遷移率が2.2倍になりました。とはいっても、あるエリアの改善がそのまま別のエリアに当てはまるわけではありません。常に試行錯誤の日々ですが、施策がハマると嬉しいですね。

熊澤:
仮説検証の繰り返しなんですね。

Done with Pride. 仮説検証をくりかえして最善を目指す

熊澤:
ところで、最近のアキチャンは人気スポットへのアクセスを紹介したり、ニーズ別に周辺の駐車場情報を紹介したりしていますよね。どんな意図があるんでしょうか?

アキチャン アクセス紹介記事

猪原:
駐車場の情報だけでは、接点を作れる層に限界を感じました。SEO観点では、今まで作成してきた記事もおおよそ検索結果で10位以内に入っていました。
現在はいかに1位に近づけるかという施策を試行錯誤しながら日々取り組んでいます。今後は「お出かけの役立ち情報」を広く提供すべくコンテンツを強化する予定です。

熊澤:
akippaの新Value、Done with Prideを体現する施策ですね。どのようにコンテンツを充実させていったのでしょうか?

猪原:
各エリアに訪れる人の「困りごと」を地道に調べて、アクセス記事やお出かけ情報を提供し始めました。潜在的なユーザーとの接点を増やす意味でも今後も続けていきたいです。

熊澤:
車だけでなくあらゆる手段でのアクセスを想定しているんですね。

猪原:
アクセス方法ごとに目的地までの値段や時間の比較ができると楽ですよね。私自身、旅行前など目的地までの行き方を調べるタイプなので(笑)目的地の公式サイトを見ても、最寄り駅が複数あり、どの出口から出れば良いかわからない時もあります。実体験に基づき「最安で最短ルートを使いたい」という思いで執筆し始めました。

熊澤:
確かに事前に「駅から徒歩3分」と調べていても、出口がわからないとあわや遅刻…なんてこともありますもんね。

猪原:
出発地によって交通手段も変わります。また、一人なら新幹線を使ってしまうような距離でも家族連れでは高速代やガソリン代を考えても車を選択することもありますよね。例えばテーマパークへのアクセスを調べるついでに、akippaのように予約可能な駐車場への動線を提供すれば、お出かけ時のストレスが軽減されると思います。

熊澤:
最近話題のMaaS(Mobility as a Service)の考え方ですね。akippaもTOYOTAさんの実証実験に参加していますね。ところで、記事執筆中、意識していることはありますか?

猪原:
タイトルですね。いかに読みたいと思ってもらえるかがキモなので。ニーズや目的によって刺さるタイトルが違うこともあり何度もテストしています。

熊澤:
確かに、同じような内容でもタイトル次第でついつい読みたくなってしまう記事はありますね。

猪原:
テストをもとに改善した記事はいま上位を推移していますが、いかに競合サイトと差別化しユーザーにとって質の高い情報を提供できるか意識しています。アキチャンでakippaだけ紹介しててもただの広告になってしまいますから。

熊澤:
akippaが提供できる独自性はどんなところでしょうか?

猪原:
試行錯誤中ではありますが、好条件のakippa駐車場の情報提供はもちろんのこと、お出かけ+駐車場情報を一緒に提供できているのはアキチャンの独自性だと思うので、今後も強みを伸ばしていきたいですね。 

熊澤:
本日はありがとうございました。今後もアキチャン「カイゼン」の軌跡を楽しみにしています!


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akippa:https://www.akippa.com/
オウンドメディア アキチャン:https://www.akippa.com/akichan

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過去のブログ:http://galaxy-pr.hatenablog.com/



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