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日本と海外の駐車場事情を調べてみた。

こんにちは。駐車場予約アプリ「akippa(あきっぱ)」 広報担当森村です。
今回は「海外の駐車場事情ってどうなんだろう?」とふと気になったので、独自調査をしてみました。

インド

実は高い!「車の保有率」

実は車を所有している割合が高いインド。

インド自動車工業会(SIAM)の報告書によると、インドの自動車産業の規模は1千億ドルを超える見込みで、2016年にインドの自動車生産台数は、乗用車、商用車、三輪車、二輪車を含めて、合計で2396万940台に上ります。

さらに中間層の所得水準が上がっており、それに伴い生活水準も上がっているため、インドの歴史上ないほどに自動車が購入されているというわけです。
インド国内の自動車の数は、現在1千人当たり25~30台となっており、向こう24年間で現在より大幅に増え、175台に達する見通しです。

そのため空港、バス停留所、ショッピングセンターなど場所を問わず、駐車場所に困ることは日常的にあるそうです。
その要因として、

・近年、家族の規模が小さくなり、自動車の合計数が家族の人数を超えた
・低所得層の人々も自動車を所有できるようになった

などが考えられます。

駐車場所不足により違法駐車が多発

「駐車場所がない」ために、インドでは違法駐車が多発し、問題となっています。
平日の都市部道路のおよそ40%は、自動車を停めるためだけに占領されている状況だそうです。本当に驚きですね。

なぜならインドでは「駐車無料文化」が根付いているためだとか。
インドには「自分のお金で購入した車をどこに止めてもいいのではないか」
という考えを持っている人が多いようです。

この問題を解決するべく、インドでは違法駐車増加に伴い、様々な対策を練っています。

・立体駐車場や自動駐車場などの導入
・駐車場所が確保できていることの証明(日本の「車庫証明」に当たるもの)
 がないと自動車の購入不可とする施策を計画
・路上駐車に対して1000ルピー(約1,593円)の罰金を科す制度の考案

ちなみにインドにもakippaと同じ、駐車場シェアサービス「ゲット・マイ・パーキング」があります。
もしかしたら駐車場シェアサービスが問題解決のカギになるかもしれないですね。

アメリカ

車の駐車は「前向き」が主流

続いてはアメリカの駐車場事情について。
アメリカでは車の駐車は前向きが主流ということをご存知でしょうか。

日本の駐車場

アメリカの駐車場


比較してみると確かに前向きで駐車している車が目立ちます。
日本では後ろ向きでの駐車が多くみられます。なぜでしょうか。

アメリカでは週末に大量に買い物をする文化があり、荷物を車のトランクに入れやすいように考えて前向き駐車がする人が多くなったといわれています。
また、前向き駐車を主流にすることで、犯罪が起こった際に犯人が車で逃走しづらくするためという防犯の意味合いもあるそうです。
なるほど。前向きで駐車することにはきちんと理由があるのですね。

ちなみに前向き駐車するから日本のような車止めは必要ありません。

パーキングメーターはアナログ仕様

関西ではそんなに見かけることがないパーキングメーター。
アメリカではザ☆メジャーな存在です。
パーキングメーターのは主に

・駐車できる時間が針で表示されるもの
・液晶画面で表示されるもの

があり、支払いは小銭がメインです。
キャッシュレスがすすんでいるアメリカでも駐車する際は小銭が必須ですね。
また、日本と違い「先払い式」なので誤って違法駐車をしてしまわないように注意が必要です。

パーキングメーター

縁石の色は駐車可能時間を示している

日本でもよく見る縁石。アメリカでは色によって路上駐車ができる時間の長さが異なります。そのため縁石の色をよく確認して駐車をする必要があります。

・白・・・人が乗り降りする短い時間であれば可能。時間制限がある場合はそれに従う。
・緑・・・縁石か標識に表示された時間内であれば限定的に可能
・黄・・・荷物の積み降ろしのためなら駐車可(但し、車から離れてはいけない)
・赤・・・駐停車は全面的に禁止。人の乗り降りで一時的に止まるのも禁止。
・青・・・障害者用の車など、許可されている車のみ駐車できる

州によって少しずつ違いがあるので、まずはその州の規則を要チェックしましょう。

写真左側 赤色の縁石

海外のドライバー調査

Googleマップ等で車の通行量データを提供するINRIX社が、3か国(アメリカ イギリス ドイツ)30都市の17,986人のドライバを対象にある調査を実施しました。
その調査とは、、

年間の有料駐車場での過払い金額
&
年間の駐車場の空きスペースを探す時間

です。

年間の有料駐車場での過払い金額(平均)の調査は
アメリカのドライバーは平均97ドル(約1万900円)
イギリスのドライバーは平均209ポンド(約3万500円)
ドイツのドライバーは平均98ユーロ(約1万2,600円)
という結果がでています。

また、年間の駐車場の空きスペースを探す時間については
ニューヨークでは107時間
ロンドンでは67時間
フランクフルトでは65時間
かかっているという調査結果がでています。

更に、アメリカでは駐車場を探すために使う車のガソリン額が1人あたり年間約41,400円分という結果がでています。

この問題による経済負担額は、
全世界レベルで約8.7兆円
ドイツでは約5.5億円
イギリスで約3.6億円
までに上るとのことでした。

世界中には駐車場にお金を費やしている人がたくさんいることがわかります。
日本だけではなく「駐車場の困りごと」は万国共通ですね。

最後に日本の豆知識!

日本で一番車を持っている県はどこかご存知でしょうか。

自動車検査登録情報協会の統計情報から人口100人あたりの自動車保有台数を出したデータによると、

1位 群馬県(69.58台)
2位 茨城県(67.49台)
3位 栃木県 (67.41台)

という結果となりました!
ちなみにワースト1位は東京都。
三大都市圏を筆頭にして、都市部で人口100人あたりで換算すると自動車が少ないという結果がでています。
公共交通機関が少ない場所では、車は“なくてはならぬ”存在となっているようです。

いかがでしたでしょうか。
その国によって様々な駐車場文化があって面白いですね!
国によってルールが大きく異なる部分がありますので、海外で車に乗る機会があれば、その国の駐車場情報を事前に調べておくことをおすすめします!

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