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エンジニアとしてコミュニケーションの際に気を付けたいこと

はじめに

Hello World!(いきなりエンジニアネタ…)
akippa株式会社のProductチームに5月から参入しました杉山と申します。主業務はakippaで駐車場を借りる側(driver)ユーザー様の体験向上にサーバーサイド知見を活かして貢献することです。note初投稿ということもあってドキドキですが、どうぞよろしくお願いします。
 
さて、今回の記事テーマは「コミュニケーション」になります。と言っても、俗に言う「コミュ力」強化みたいな話でもなく、akippaに入社してからProductチームメンバーや他部署の方と話した時に感じたことから、エンジニアとして気を付けたいと思ったことをお伝えできればと思います。
技術云々以前のネタにはなるのですが、エンジニアとしてもかなり重要な要素ではあるので…
 
ちなみにakippaでのサーバサイドの技術的なお話は下記のリードエンジニア村上や、山下の記事をお読み頂ければと。

Product Meet Upにて

きっかけは社内の発表イベントでした。akippaのProductグループでは定期的にProduct Meet Upという発表イベントがあります。Productグループ主催ではあるのですが、他部署の方も参加可能なイベントになっています。Productグループが何をしているのかを社内に知ってもらう場にもなっています。

さてこのMeet Up内で山下が、ついつい私達エンジニアが使いがちだけど一般にはパッと分かりにくい用語を面白おかしく紹介してくれるコンテンツがありました。例えば…「舐める」「◯す」等々…(変態、野蛮な単語で物騒ですね…) あまりに面白かったので自宅のモニター前でゲラゲラ笑っていたくらいです笑
 
その時に「確かに言葉の使い方って大事だよなー、わからない言葉で話されても意味不明になるしなー」くらいで思っていたのですが、自分もそういう風に話してしまっていたことはなかったかと考えさせられました。ゲラゲラ笑っている場合じゃなかった。

当たり前かもしれませんが、コミュニケーションのスタートは言葉になることが多いです。(バーバルコミュニケーションってやつですね)
もちろん絵や図などを用いることもあるかとは思いますが、それでも文字や言葉で相手に物事を伝えようということが多くなるかと思います。
某漫画のようにヒャッハーしながら拳で語り合う世紀末世界の場合は除く(これが本当のノンバーバルコミュニケーション…)

例えばプログラムでコンピューターに伝えたいことが伝わらないと…エラーになりますね。これでは動いてもらえません。
対人でも同じ話でしょう。うまく伝わらないと…プロダクトに反映されないどころか話が素っ頓狂な方向に行ってしまうことも

思い返してみると…

Webプランナーを担当している谷口もこの記事で書いてくれています。

「なにいってるか分からない」です。飛び交う用語がわからないのです。

未経験からWebプランナーをやることになったお話

某所の会話にて(イメージです)
「あー、stagingから開発ブランチを切って、フェッチした別ブランチをマージして作業してね。終わったらリモートのブランチにプッシュしてプルリクしてね。承認したらマージするので!」
日本語でおk

上記のようなプルリク、マージといった単語を私達エンジニアは日常用語として使用しています。それも無意識に使用することが多いかと思います。
さらに言うと、プログラミングは英語が母語と言っても過言ではないので、上記のような単語を日本語訳して使うのも難しいです。
stagingなんてどうやって訳すのでしょうか?準備環境?そのブランチだから…準備環境枝?これでは日本語でおkどころか英語でおkになってしまいます。
もちろん知識の前提条件が同じ人同士ならこのような単語を使用する方が話が早いのは間違いないかとは思いますが…

似たような話で谷口とページを見ながら会話していた時にこのようなことがありました。

杉山「今、画面遷移した時に一瞬、JSONが表示されてしまっていました!どうもサーバからのレスポンス表示がおかしいのかもしれないです!」
谷口「え?そうなんですか?」
 
言葉の詳細は少し違うかもしれませんが、だいたいこんな感じで会話したかと思います。…今更ながら谷口さん、分かりにくい説明すみませんでした(平謝り)

日常でJSONという単語が出てくる会話をしますか?(反語)そもそも聞いたことのない単語だと思う人の方が多いかと思います。「今日の予定はJSONに書いておいたわー」なんて言う家族がいたらどうでしょう?
分かりにくすぎるし、発狂したのか心配されるでしょう

{
    "今日の予定": [
        {
            "id": 1,
            "action": "買い物",
        },
        {
            "id": 2,
            "action": "野球観戦",  
        },
        {
            "id": 3,
            "action": "ビールを飲む",  
        },
    ]
}

どうやって伝えればいい?

 来た、見た、勝った

ユリウス・カエサル

引用したのはシンプルな名文として取り上げられることも多い、ユリウス・カエサルの言葉ですが、単純な文こそ美しくそして伝わりやすいということでしょうか。
(来襲した敵を発見し、撃破した時のことを人に伝えた言葉です)

先程の会話で伝えたかったことは「画面を表示すると一瞬、表示がおかしい」という部分がコアになっています。つまりここが伝われば最低限問題ないかと。
JSONやサーバ云々のくだりはなくても会話が成立しそうです。
このことを意識していなかったから、ノイズになる言葉が入ってしまったのかと思います。

エンジニアから非エンジニアの方へ何かを伝える時は、なるべく専門用語を使わない、使う時はわかりやすく説明してからという意識が大切そうです。
または専門用語を使う時は相手から詳細な説明を求められた時に、状況に応じてといった感じになるかと。(エンジニアに限った話ではないかもしれませんが)

おわりに

akippaではエンジニアだけでなく色々な方がプロダクトに関わっていると日々実感しています。
その方々や他部署との間で必ずやり取りが発生するのですから、今回書かせて頂いたことも当然といえば当然のことですが、改めて重要性を再認識できたのは良かったと思います。これまでの会話で専門用語を使って逆に分かりにくくなったこともしばしば…反省しきりです。

余談ではありますが、意味不明な単語を使っても谷口さんからは文句もなく、意味を聞き返してもらえたので大変助かりました!akippaの相互尊敬の文化に心が救われた気分です…いやホントに。他の方々も本当に優しいし…ありがてえ…

日々意識しながら色々な方と円滑なやり取りをしてプロダクトに、ひいてはユーザーのために貢献できればと思います!それでは、また!

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