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仕事で使うChatGPT #02 - 学習期間外の情報も扱える

ChatGPTに新しい情報を聞くと、「私の最後の学習データは2022年1月までのものです。それ以降のデータについては持っていません。」と言われることがあります。

新しい情報を調べたり、書いたりするときにChatGPTが使えないかというと、そうではありません。こちらから情報を与えてあげればよいのです!

私は仕事柄最新の技術情報について調査・執筆することがあり、ChatGPTが対象を学習していないこともままあります。たとえば、最近では、ビットコインのOrdinalsについて記事を書きましたが、ChatGPTはOrdinalsについて学習していません。

こんな感じでChatGPTと話し始めます。

私: Bitcoin Ordingalsについて記事を書こうと思います。もちろんあなたの知識より新しいものなので、知識の提供は求めません。

ChatGPT: 了解しました。"Bitcoin Ordingals" に関する具体的な情報は私の最後のトレーニングデータ(2022年1月まで)には含まれていないので、詳細を提供することはできません。

どんどん情報を与えていきましょう。Ordinalsの公式文書を貼って、私もChatGPTもOrdinalsについての知識を深めていきます。

私: 学習してほしい情報を貼り付けていくので目を通して、日本語で要約してください。
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Ordinal Theory Handbook
Introduction
This handbook is a guide to ordinal theory. Ordinal theory concerns itself with satoshis, giving them individual identities and allowing them to be tracked, transferred, and imbued with meaning.
Satoshis, not bitcoin, are the atomic, native currency of the Bitcoin network. One bitcoin can be sub-divided into 100,000,000 satoshis, but no further.
…..

どんどん関連文書を貼り付けていきます。ChatGPTと一緒に読み込んでいきます。変な訳などがあったら指摘しましょう。のちのち文章を書くときの修正の手間が減ります。

私: Ordinalsは序数と訳さずにOrdinalsとしてください。

理解できない部分があったら質問してみるといいです。このやりとりしながら記事を書くことについては、また後日一つの記事として書きたいです。

私: 誰でも、つまり一般のユーザーでもordinalsのNFTを作れるのでしょうか?

注意しなければいけないのは、ChatGPTの回答は必ずしも正しいとは限らないことです。ファクトチェックは欠かせません。詳しくは「仕事で使うChatGPT #01 - ChatGPTは嘘をつく」をどうぞ。

こんな感じで、必要な情報を与えれば学習期間外の情報も扱えるようになります。重要なのは、自分で情報を読むときと同じで、できれば一次情報を与えること、一次情報以外は信頼できる(できそうな)ソースの情報を与えることです。

みなさんのお役に立ったらうれしいです!

ほかにも仕事で使えるChatGPTテクニックについて書いているので、よかったらどうぞ:


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