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金鷲旗・玉龍旗の8日間の配信+1097試合の見逃し配信

会場

先週7月22日より29日に開催された金鷲旗・玉龍旗の配信を行っていました。

開催場所は福岡総合体育館・照葉積水ハウスアリーナで、93回目の開催とのことで、100年を超える大会です。柔道・剣道の高校生の大会で、甲子園のようなイメージの大会でした。初めての参加でしたが、選手の熱気は凄いものを感じた8日間でした。

配信構成

iPhone + LM-Cam

中継カメラ

金鷲旗も玉龍旗も其々10面の会場があり、その会場に全てiPhone/LM-Camを1台(合計10台)でライブ撮影を実施。主要な5会場と6会場にはカメラマンが対応したデジ(JVC/HC550)を準備しました。(なお、緊急用として固定のデジを4台用意)
全ての会場にvMix対応のpcを用意して、AWSを利用したLM-Spaceという配信プラットフォームにアップリンク。

カメラマン + HC550

ネットワーク環境

ネットワークはフレッツ2回線をボンディンングし館内のLANを利用。このネットワークでLM-Cam/PC間のネットワークとし、AWSへの配信もこのネットワークを利用。
業務用カメラはFull-NDIコンバーターのMagewellを利用して、合計6台(非常用4台込み)で、帯域問題もあり、別LANネットワークを構築し、pc/vMixには別NICを指して映像を届けました。

中継システム概念図

スイッチ・テロップ

まずはライブ配信の話です。10会場の映像を固定10個のiPhone + LM-Camのライブ映像を画像のpc + vMix 10台に其々入れて、ここでテロップを入力。

配信ベース

ライブ配信

10会場の映像を固定10個のiPhone + LM-Camのライブ映像をpc + vMixにテロップシステム(Tellolin by Unixon Systems)により対戦カード(高校名)を入れて、LM-Space(AWS)にアップリンク。
LM-SpaceでDRM を掛けてライブ配信を実施。1日の10会場通し券(有料課金)での視聴をしてもらいました。

ライブ配信概念図

見逃し配信

見逃し配信は其々の大会の女子・男子が終了翌日に発売を開始。ライブは会場毎に配信をしていましたが、見逃し配信は全ての試合毎に切取り、金鷲旗・玉龍旗合わせて1000試合以上を用意。3試合のパック料金での販売を実施。

LM-Space アーカイブ販売サイト

ここはユニゾンシステムズさんのテロップシステムtellolinとSports AI Editorが実際の個別編集(カット)作業を自動化。テロップ(対戦高校名)、会場・何回戦か、金鷲旗・男子・女子、玉龍旗・男子・女子などを入力、テロップ挿入時間を試合時間としてSports AI Editorでカット編集。(全て自動化が凄い!)
その映像は弊社のLM-SpaceよりSports AI Editorに提供し、暗号化などを施してもらい、弊社LM-Spaceへ自動投入。これで1000試合以上の個別コンテンツを用意、販売を実現しています。

実際にはほぼリアルタイムでの処理を行なっており、試合終了後10−30分程度でコンテンツはアップされています。

見逃し配信システム概念図

総括

7月22日より29日までの8日間無事配信が出来たことは、色々勉強になりました。来年はもう少しコンテンツの質を上げ、またユーザー・視聴者にとって、便利・身近な視聴体験が出来るように努めたいと考えている次第です。

この様なチャンスを頂いた西日本新聞様とユニゾンシステムズ様には感謝!感謝!です。

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