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EUROPE TOUR24 FROM DEPRESSION TO________[mode of Withering to death.] 2024/3/22(金) 【Paris】Bataclan

DIRENGREY
EUROPE TOUR24 FROM DEPRESSION TO ________
[mode of Withering to death.]

2024/3/22(金) 【Paris】Bataclan

その発表は突然だった。4年振りとなる欧州TOURの決定。コロナ禍前最後の参戦となったLIVEが4年前のBerlin公演。長い月日を経て再開される海外TOURは国内TOURの延長ではなく『Withering to death.』と『UROBOROS』を軸に2Days異なる内容で公演を行うという目を疑う程に衝撃的な内容だった。この内容での公演は間違いなく海外だけの特別なもの。未来は何も保障されていない。今ならまだ行ける環境がある。答えは既に一つ。

あの時の感動を再び。

2018年HELSINKI/WARSAW。2020年Munich/Berlin。3度目の海外遠征。今回行き先として選択したのはParis。

Paris初日。会場はBataclan。15時30分頃会場着。Paris初日は2018年HELSINKI振りのVIP参戦。VIP列に並ぶ。予定通り18時開場。チケットのバーコードを読み込み入場すると突如目の前にメンバー5人が現れる。VIP特典のMeet & greet。メンバー全員から直接サイン入りのポストカードが手渡されるという内容。簡易的なテーブルに横並びの5人。手前からShinya、Die、京、薫、Toshiyaの順。気持ちの準備をする間もなく慌ただしくポストカードを受け取るとそのままフロアへと移動。フロア前方に黄色のテープが張られ簡易的にVIPエリアが作られている。センター上手寄り3列目で待機。シンプルなステージ。ステージが低く横幅も狭いため見易い。後方にはスクリーン。簡素な御立ち台。会場内に

は過去収録されたRemix音源が流れている。期待を胸に開演を待つ。海外公演はここからが長い。

19時前一般入場にあわせて黄色のテープが回収され緩やかに前が詰まる。19時30分最初の暗転。Paris公演では恒例らしいDJのステージ。20時に演奏が終わり再び照明が点く。DJブースが手際良く撤去される。後は開演を待つのみ。

20時25分暗転。2017年の[mode of Withering to death.]で使用されたSEと映像が流れ出す。大きな歓声が会場内に響く。メンバーが順に登場する。最後に京が登場。目元のみメイク。頭部に追加されたタトゥーが確りと確認できる。1曲目【Merciless Cult】。一気に会場の熱が上がる。中盤御立ち台の前に移動し「繰り返し--」は客側で歌唱。続けて【朔-saku-】。押しが一段と強くなる。2番サビで京が声を求める。ただ海外では自ずと合唱になる。

小休憩後【Jesus Christ R’n R】。『Say!!』と煽り「ominous communication」は客側で。「笑えてますか?」では歌唱せず御立ち台の前で不適な笑みを浮かべる。続けて【愛しさは腐敗につき】。綺麗に歌い上げる。京が上着を脱ぐ。その後に【13】。『PHALARIS』楽曲からの選曲。感情を昂らせていく。後半の「13階段を--」で御立ち台の前に移動。「そう誰かの為--」「与えられた道--」は『そう誰かの為でもない‼︎』『与えられた道でもない‼︎』と力強く叫ぶ。そして【朧】。前奏で歓声が上がる。国内では静まる場面で歓声が上がるのも海外公演ならでは。序盤から感情を昂らせて歌唱。覚束ない足取りで御立ち台上手側に移動すると「何処も--」は泣き叫びながら歌唱。歌い終えると悲痛なシャウトと共にマイクを落とす。

小休憩後【悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱】。昂った感情のままに歌唱。「今を触れていたい」では左手を強く伸ばし何かに触れようとする動作。「きっと辛すぎたから」。感情が更に強く込められる。最後は「ゆくから」を2度繰り返す。続けて【dead tree】。御立ち台に飛び乗る。「No one wants the present」。1回目を叫び声を求める。2番サビ前で京が両手を広げ声を求める。大きく歓声が上がる。サビは合唱。

小休憩後【Machiavellism】。サビの「WRIST-CUT SHOW」では右手の人差し指で左手首を斬りその部分を舐める動作。その後【Spilled Milk】【GARBAGE】と畳み掛け会場の熱を更に高めていく。「Whatever I may--」では御立ち台の上で軽快なステップを刻む。続けて【C】。序盤から再び御立ち台上手側前方で歌唱。至近距離。最前客に対してバードキスからの中指と人差し指で投げキッス。メンバーが動き回る。サビは合唱。1番サビは「dead freedom--」が2回のところ3回目を歌い始め途中で気が付き京笑顔。京が左手を高く掲げる。本編最後の位置で【THE FINAL】。サビの大合唱。違う文化で違う言語で生きる人々が今誰しもが手を掲げ同じ言語で同じ時を刻む。海外でもう一度聞きたかった。目頭が熱くなる。1番サビ後にシャウト。最後「咲かせよう」は限界まで伸ばしきる。京は歌い終えると直ぐに捌けていく。

本編終了。メンバーが一旦捌ける。
DIRENGREYコール、アンコールコール、手拍子、地団駄。求める手段も様々。

メンバー再登場。京はノーメイク。左手で胸を何度か叩くとそのまま高く掲げる。【鼓動】。サビは合唱。最後のサビ前で『Say!!』と煽り声を求める。【Beautiful Dirt】で攻撃再開。終盤御立ち台の上で後方に向けて指差し。左手の人差し指を回し指示を出す。続けて【Eddie】。「ドブ夢--」前で『Paris!!』

と煽り『3!!2‼︎1!!Go‼︎』とカウント。更に【T.D.F.F.】が投下される。間奏で御立ち台に上がると『Paris!!』と煽る。「瓜の蔓に--」の箇所で左手の中指を立て再度『Paris!!』と煽る。全力で応える。最後の煽りはなく静かに前奏が奏でられる。Dieのアコギの音が響いた瞬間本日最も大きな歓声が上がる。【アクロの丘】。とても安らかな表情で歌唱。この楽曲が最後に演奏される意味を噛み締める。歌い終えるとまた京は直ぐに捌けていく。

公演終了

特別なTOUR。特別なLIVE。
『PHALARIS』と『Withering to death.』の融合。
日本のLIVEかと錯覚する程に激しい押し。

再び覚悟を決めて参戦した3度目の欧州TOUR。
参戦して本当に良かった。
そう思わせるのに十分過ぎる程の内容だった。

まだもう1日
Paris


SET LIST

SE.SE [mode of Withering to death.]
01.Merciless Cult
02.朔-saku-

03.Jesus Christ R’n R
04.愛しさは腐敗につき
05.13
06.朧

07.悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱
08.dead tree

09.Machiavellism
10.Spilled Milk
11.GARBAGE
12.C
13.THE FINAL

ENCORE
14.鼓動
15.Beautiful Dirt
16.Eddie
17.T.D.F.F.
18.アクロの丘


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