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「今日の1曲」2024.04.06 - 04.12

4月6日(土)

今日の1曲 も、1970年代の初めごろのヒット曲ですが、今日の曲はアメリカの男性ミュージシャンによる、なんというか、まあナンセンス・ソングでして。

この人は、クリーヴランドの生まれのようですが、その後ハリウッドに移り住んで、子供の頃からショービジネス関係で色々活動したのちにミュージシャン/ソングライターになったようです。

ソングライターとしては、数多くのアーティストに曲を提供しているとのことですが、自分が歌ったヒット曲としては今日の曲がほぼ唯一のものでした。

1971年のヒット曲を、19時ごろに。

【Chick-A-Boom (Don’t Ya Jes’ Love It) (1971)】
ダディ・デュードロップという人の曲で、全米9位になっています。彼は子供の頃からヴォードヴィルなどで働き、映画に出演したりした後、ソングライターになったそうです。彼のシンガーとしてのほぼ唯一のヒット曲がこちら。


4月7日(日) 

今日の1曲 は、1970年代の前半のアメリカのソウル/R&B系ヴォーカル・グループによるヒット曲です。彼らにとっての最初のメジャーなヒット曲でした。

デトロイト出身のグループですが、モータウンには所属せず、1960年代にはヒットに恵まれていませんでしたが、70年代初頭にスタックス傘下のレーベルに入ってブレイクしました。

今日の曲は、そのレーベルでの最初のシングルでした。同名のアルバムもヒットしています。その後はR&Bチャートを中心にコンスタントに70年代を通じてヒットを生み出しました。

1971年のヒット曲でした。19時ごろに。

【Whatcha See Is Whatcha Get (1971)】
ザ・ドラマティックスはデトロイト出身のソウル/R&B系のヴォーカル・グループで、1960年代に結成されましたがヒットに恵まれず、70年代に入ってスタックス・レーベル入りしてこの曲と同名のアルバムがヒットしてブレイクしました。


4月8日(月)

今日の1曲は、1970年代の前半のフォーク/カントリー・ロック系のバンドによるヒット曲です。カナダのバンドなんですが。

カルガリーの出身のトリオで、1960年代中盤から活動していましたが、1970年代に入ってすぐに今日の曲がヒットし、全米チャートでもトップ10入りをしています。

それ以降、特に1970年代を中心にカナダではヒット曲をコンスタントに出していますが、アメリカでは今日の曲がほぼ唯一のヒット曲で終わっています。

1971年のヒット曲を、19時ごろに。

【Sweet City Woman (1971)】
スタンピーダーズは、カナダのフォーク・ロック系バンドで、カナダではいくつもヒット曲があるようですが、全米上位に上ったのはこの曲だけでした。現在も活動中らしいですが。映像ではギター弾いて歌ってますが、この音はバンジョーですよね。


4月9日(火)

春、と聞いて思い起すことって色々あると思うんですが、「野球」なんてのもそんなモノの1つですよね。人にもよるでしょうが。「球春」なんてことばもありますよね。

今日の1曲は、アメリカのジャズ系のピアニストとして活躍した2人によるアルバムからの1曲なんですが、このアルバムのテーマというかコンセプトが野球なんですね。2台のピアノとドラムのみによる演奏だけのアルバムです。

そんな2人ですが、その後それぞれ別のキャリアを歩むことになりました。1人はオーケストラの指揮者として、1人はジャズ・ピアノを続けた後映画音楽の作編曲者として。

1957年のアルバムからの1曲を、19時ごろに。

【Batter Up (1957)】
アンドレ・プレヴィンがラス・フリーマンとピアノ2台で弾きまくるというアルバム “Double Play” の中の1曲。作曲はフリーマン。全体を通して野球がテーマになっているというアルバムで、曲名にも野球用語が使われています。ドラマーはシェリー・マン。


4月10日(水)

今日の1曲は、1970年代前半のカナダの女性シンガーソングライターによるヒット曲の、2000年代に入って別のカナダ人女性シンガーソングライターによるカバー。

オリジナルを歌った人は、北米で最もリスペクトされている女性アーティストの1人ですが、シングルのメジャーなヒット曲というのは少なくて、今日の曲がチャート的には最も成功した曲です。

カバーしているのは、1980年代にデビューした人で、この人もどちらかといえばアルバム・アーティストといえるのかもしれません。今日のバージョンは、オリジナルのシンガーソングライターへのトリビュート・アルバムから。

2007年のアルバムから、19時ごろに。

【Help Me (2007)】
オリジナルはジョニ・ミッチェルの1974年に全米7位まで上ったヒット曲。彼女のシングルとしては唯一の全米トップ10入りした曲だそうです。k. d. ラングのこのカバー・バージョンは、ジョニ・ミッチェルへのトリビュート・アルバムの中の1曲でした。


4月11日(木)

今日の1曲は、1970年代前半に活躍したアメリカのポップス系ヴォーカル・グループのヒット曲です。いちおうバンドのデビュー曲といえるのですが。

このグループ、後には全米チャートの年間No.1になった大ヒットを放ったりもするんですが、じつは今日の曲の頃にはちゃんとしたグループの体をなしていなかったようで。

リード・シンガーの男性はレーベルとの契約の関係で名前を出したがらなかったりとか、バックのメンバーも寄せ集めだったようです。その後曲がヒットして、正式なグループの形になりました。

1970年のヒット曲を、19時ごろに。

【Candida (1970)】
「幸せの黄色いリボン」などで有名なトニー・オーランド&ドーンの全米3位になったヒット曲。発売当初はレーベルとの契約の関係などで、オーランドの名前はクレジットされていなかった模様。なので当時は、ほぼ架空のバンドのようなものだったようです。


4月12日(金)

今日の1曲 は、アメリカの男性シンガーソングライターが1960年代後半に初めてレコード・レーベルとソロ契約をして出したアルバムの中の1曲です。イギリスのレーベルなんですが。

この曲のタイトルや冒頭の歌詞を見ると、実はあの大ヒット曲の冒頭の歌詞とそっくりそのままなんですね。実はその大ヒット曲を書いた人が今日の曲を気に入っていたのだそうです。

そのイギリスのレーベルから出したアルバムは、結局その1枚だけだったのですが、今日の曲は、この前来日した時も歌っていました。

1968年のアルバムから、19時ごろに。

【Something in the Way She Moves (1968)】
ジェイムズ・テイラーがアップル・レコードと契約して発表した最初のアルバムの中の1曲。先日の来日公演でも歌っていました。ジョージ・ハリスンはこの曲を気に入って、彼の “Something” に冒頭の歌詞をそのまま使っています。

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。