Twitter今日の一曲2019

Twitter「今日の1曲」連続投稿 2019.07.13 - 19

7月13日(土)
ラリー・カールトンはといえば「ルーム335」でリーダーアルバムを出すようになって、ソロ名義でいくつものアルバムを出しているわけですが、最初からソロでやっていたわけではありませんよね。

ソロでバリバリやる前は、クルセイダーズの一員であったり、スタジオミュージシャンであったりしたわけです。とくにスタジオミュージシャンとしての評価は高くて、数多くのアーティストのサイドマンとして活躍しました。

今日の1曲も、そんなスタジオミュージシャン時代のラリー・カールトンの「仕事」です。その中でもとくに評価の高いギターソロが聴かれる曲ですね。あの2人組のグループのナンバーなんですが。彼らもカールトンには高い信頼を置いていたようですね。

1976年のナンバーです。19時ごろに。

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【Kid Charlemagne (1976)】
スティーリー・ダンの1976年のナンバー。グレイトフル・デッドのサウンドエンジニアでもあり、60年代にLSDを大量生産して広めたオーズリー・スタンレーをモデルにした曲。D.フェイゲンはL.カールトンのことを「ホントに名人」といっていたとか。 https://youtu.be/jJ9Xk-VoGqo


7月14日(日)
絶大な人気があったアーティストでも永久にヒットを飛ばし続けるのはまあ不可能で、人気の落ちるときはやってくるのですが。そのまま人気が落ちたままの人もいれば、再度カムバックする人もいますね。

今日の1曲は、60年代人気のあった男性コーラスグループが、レコード会社を移籍したものの70年代に入ってヒット曲に恵まれず、再度移籍して放ったスマッシュ・ヒットです。

ファルセット・ボイスがトレードマークの、あの白人コーラスグループなんですが、さて?……といえばお分かりの方も多いでしょう(笑)

1975年のヒット曲です。19時ごろに。

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【Who Loves You (1975)】
フランキー・ヴァリとフォーシーズンズは1970年にモータウンと契約したもののヒット曲に恵まれず、契約を解除してワーナーに移籍してレコーディングしたのがこちらでした。折からのディスコ・ブームに乗って全米3位に昇るヒットとなりました。https://youtu.be/ObG9bBJFcIM


7月15日(月・祝)
今日は海の日なので、今日の1曲は海の歌にしようかと思います。飛行機の事故で急逝したソウル・シンガーがその直前にレコーディングした曲でした。歌い手の死後にその曲がチャート1位となる初めてのケースだったそうです。

彼の死後、プロデューサーで曲の共作者でもあったスティーブ・クロッパーによってミックスされ、シングルとして発売されました。この歌手にとっての最大のヒット曲となったこの曲は、チャート1位となっただけでなく、グラミー賞も獲得しました。

曲の書かれる数カ月前に、そのシンガーがサンフランシスコ・ベイエリアのサウサリートでボートハウスを借りて滞在した時の体験が、この曲の着想となっているそうです。

1968年のヒット曲。19時ごろに。

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【(Sittin’ on) The Dock of the Bay (1968)】
オーティス・レディングが飛行機事故で亡くなった約1ヶ月後に発売され、全米1位となった彼の最大のヒットナンバー。作詞作曲はレディングとスティーヴ・クロッパー。プロデュースとバックのギターもクロッパーです。https://youtu.be/rTVjnBo96Ug


7月16日(火)
バンドの名前って単純なのから複雑なのまで色々ありますけど、バンド名そのものが文になってるのなんてのもありまして。有名な例で言えば Frankie Goes to Hollywood なんかそうですね。まあ彼らくらいに有名になってしまえばそういうもんだ、ですむのですが。

デビューしたてのときなんかだと、バンド名と曲名がならんでいても、どっちがバンド名でどっちが曲名なのかわからなくなったりします。まあそれが功を奏して、注目を引いたりすることもあるかもしれませんけどね。

今日の1曲もそんな変な名前のバンドの曲です。メジャーデビュー1曲目だったと思うのですが、最初曲名とバンド名を取り違えそうになった記憶があります。残念ながら、ほぼこの1曲で消えてしまったんですけどね。この曲は印象に残っています。

1987年から88年にかけてのヒット曲です。19時ごろに。

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【Shattered Dreams (1987-8)】
Johnny Hates Jazz(ジョニーはジャズが嫌い)というこの変な名前のバンドはロンドン出身のバンドで、この曲がメジャー・レーベルからの初シングルでした。バンドはメンバーが入れ替わったりして、結局これ以上のヒットは出ませんでしたね。https://youtu.be/ctwqa3QCwMw


7月17日(水)
今日の1曲は1941年に映画音楽として書かれたスタンダードナンバーです。ブルーズの曲なんですが、多くのシンガーやミュージシャンによってカバーされています。

ハロルド・アーレンとジョニー・マーサーのコンビによって書かれた曲ですが、彼らが最初この曲をジュディー・ガーランドやメル・トーメといった人たちのいるパーティか何かで披露した時、絶賛されたとかいうエピソードがあるそうです。

私がこの曲に最初に触れたのは、ワーナー・ブラザーズの短編アニメ映画の中なんですけどね。バグス・バニーやダフィー・ダックの出てくるあのアニメなんですが。

そんなナンバーをあのジャズ・オルガンの有名アルバムから。19時ごろに。

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【Blues in the Night (1964)】
ハロルド・アーレンとジョニー・マーサーのコンビの1941年の作品で、同名の映画に使われた曲です。映画は現在はかえりみられることもほとんどないですが、曲の方は多くのアーティストにカバーされています。今日はジミー・スミスのオルガンで。https://youtu.be/VB30DbBmiAA


7月18日(木)
Teenage Tragedy Song(10代の悲劇ソング)という音楽ジャンル(?)があるのだそうでして。10代の若者が若気の至りとかで悲劇的な死を遂げたりする話を、ドラマティックに歌ったりした歌のことだそうです。

1950年代から60年代前半にかけて流行ったということになっています。 #今日の1曲 も若者がクルマを運転してたら他のクルマに煽られて、勝負になって……というような仕立てになっています。

アメリカの男性デュオによるヒット曲なのですが、実はこの曲がヒットして何年か経ってから、デュオの1人が自動車事故に遭うということがあったそうです。命を落とすまではいかなかったようですが。

1964年のヒット曲でした。19時ごろに。

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【Dead Man’s Curve (1964)】
ジャン&ディーンはカリフォルニア・サウンドの男性デュオで、曲の共作者の1人はブライアン・ウィルソン(レコーディングにも参加)。デッドマンズ・カーブというのはビバリーヒルズにあるらしい(諸説あり)ですが、そこでの悲劇を歌った曲。 https://youtu.be/4GKAWCicRBU


7月19日(金)
今日の1曲は、あの1970年代のイギリスの男子アイドルグループの曲です。ほら、あのタータンチェックのあのグループ。彼らが活躍したほぼ最後の頃のヒットソングなんですが。

日本にもやってきたりして、大フィーバーしていたのが懐しいですね。武道館でのコンサートなんてのもありました。最後の頃になると、色々あってメンバーが抜けたりとか、もろもろあったようですが。

歌う曲のアレンジなんかも、 今日の一曲は当時の音楽状況でストレートなロックンロールというわけにもいかなくなってきていたようです。まあ時代が時代でしたからね。

1977年のヒットナンバーです。19時ごろに。

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【You Made Me Believe in Magic (1977)】 
ベイ・シティ・ローラーズのヒット曲ですが、この頃は4人になってたんですね。折からのブームに合わせたのかディスコ調にアレンジされてます。全米10位に昇るヒットになりましたが、これが彼らのほぼ最後の輝きでした。 https://youtu.be/CZUnKZ3EHO0

好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。