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「今日の1曲」2023.12.30 - 2024.01.05

12月30日(土)

今日の1曲 は、1970年代初頭のカナダのフォーク/ポップ系女性シンガーによるヒット曲……のカバーです。オリジナルはカントリー・チャートでもヒットでもサプライズ・ヒットになりまして。

ちょうどその頃、カントリーの曲を集めてレコーディングしたアメリカの男性スター・シンガーのアルバムの中に収録されたんですね。それが今日のバージョン。

この男性シンガーはこの曲を気に入ったのか、コンサートでもよく歌っていたようで、ライブの音源なども遺されています。

1971年のアルバムに収録されたバージョンを、19時ごろに。

【Snowbird (1971)】
オリジナルはアン・マレーの1970年のヒット・シングルで、全米トップ10入りをしています。カントリー・チャートでもトップ10入りしており、翌年に出たエルヴィス・プレスリーのこのカントリー・ソングを集めたアルバムのA面1曲目に収録されています。


12月31日(日) 

2023年最後の今日の1曲は、1970年代の最初期にリリースされたアメリカの男性ソウル/R&B シンガーによるヒット曲です。1960年代後半から活動をしていた人ですが。

この曲がデビュー曲の次のヒット曲として、全米トップ10入りをし、R&Bチャートでは1位を獲得しています。恋人との関係をやり直したいという思いを歌った曲でした。

このシンガーはこの後もR&Bチャートを中心にヒット曲を数々生んでいますが、総合チャートのトップ10入りするクロスオーバー・ヒットとしてはこの曲が最大のヒット曲でした。

1970年2月リリースのヒット曲です。19時ごろに。

【Turn Back the Hands of Time (1970)】
シカゴ・ソウルの男性シンガー、タイロン・デイヴィスの同名のアルバムからのシングルで、全米3位に上ったヒット曲。R&Bチャートでは1位に上り、ゴールド・ディスクを獲得しています。時を戻して恋人とやり直したい、という曲。


2024年1月1日(月・祝)

あけましておめでとうございます! 2024年最初の今日の1曲は、1960年代に生れたソウル/R&Bのヒット・ナンバーがオリジナルですが、それをアメリカの男性カントリー・シンガーがカバーしたバージョンです。

この曲は、その誕生以来、無数のカバーが生れている曲で、主要なモノだけを取上げてもすごく長いリストになります。元ビートルズのあの人のバージョンとか有名ですし、セッションのスタンダード・ナンバーでもあります。

その中でもチャート的にヒットしたものもいくつかあり、今日のバージョンもそんな1つで、カントリー・チャートでは第1位になりました。映画のサントラで使われています。

1980年にヒットしたバージョンで,19時ごろに。

【Stand by Me (1980)】
ベン・E・キング1961年のヒット曲の山ほどあるカバーの1つ。カントリー・シンガーのミッキー・ギリーによるもので、ジョン・トラボルタ主演の映画『アーバン・カウボーイ』のサントラで使われ、全米22位(カントリー・チャート1位)に上りました。


1月2日(火)

今日の1曲 は、1960年代〜70年代にかけてモータウン・レーベルのソングライターやプロデューサーとして活躍した人のシンガーとしてのヒット曲です。もともとカナダのトロント生まれの白人男性なんですが。

音楽のキャリアのためにデトロイトに出てきて最初はシンガーとしてモータウンと契約したようですが、ホランド・ドジャー・ホランドがモータウンを離れてから、シュープリームスの制作チームの一員として活躍するようになったらしいです。

そんな中でもシンガーとしての活動も続けていたようで、今日の曲は彼のシンガーとしての最大のヒット曲となった曲で、全米トップ10入りもし、故郷のカナダやイギリスでもヒットしました。

1970年のヒット曲を、19時ごろに。

【Indiana Wants Me (1970)】
R.ディーン・テイラーはカナダのトロント生まれで、1960〜70年代、モータウンのソングライター、プロデューサーとして活躍した人で、自らシンガーとしても活動しています。シンガーとしての最大のヒット曲がこの曲で、全米5位にまで上りました。


1月3日(水)

今日の1曲 は、1970年代末から80年代に変わる頃に出たヒット曲。アメリカの男性フォーク・ロック系シンガーソングライターによるナンバーでした。

この人は1970年代終わり近くから音楽活動を開始していて、この曲は2枚目のアルバムからのシングル・カットでした。全米トップ10入りまで後少しというところまで上るヒットになっています。

結局、彼にとってチャート的に大きなヒットとなったのは、この曲だけだったようですが、ソングライターとしても多くの人に曲を提供しており、トリビュート・アルバムも作られるなど、業界的(?)には存在感のある人のようです。

1979年末から翌年にかけてのヒット曲でした。19時ごろに

【Romeo’s Tune (1979-80)】
スティーヴ・フォーバートはミシシッピ出身のフォーク・ロック・シンガーソングライターで、彼の4枚目のシングルであるこの曲が全米11位にまで上っています。ピアノのリフが特徴的な曲。結局、この曲が彼の唯一のメジャーなヒット曲でした。


1月4日(木)

今日の1曲 は、1970年代末に出たアメリカのソウル/R&Bのシンガーソングライターによるバラード・ナンバーです。全米トップ10入りするヒットでした。

この曲は、もともと彼が音楽を担当した植物をテーマにしたドキュメンタリー映画のために書かれたかかれたもので、サウンドトラック・アルバムからのシングル・カットとしてリリースされました。

映画の原作となる本が色々批判もあったせいか、あまり大々的な公開もされなかったようですが、曲の方はこの人の人気もあったかヒットしました。本人も映画のエンディングに顔をだしているとか。

1979年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Send One Your Love (1979-80)】
ドキュメンタリー映画 “The Secret Life of Plants” のためのスティービー・ワンダーによるサントラ・アルバムからのシングル・カット曲。全米4位になるヒットになり、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位を獲得しています。


1月5日(金)

今日の1曲 は、これまた1970年代終わり頃に出た、アメリカの男性ロック・シンガーソングライターと彼のバンドによるヒット曲です。大ヒットした彼らの3枚目のアルバムからのシングル・カットでした。

数々のミリオン・セラーアルバムのある大成功したバンドでしたが、シングルとしては今日の曲が驚くことにこのバンドの唯一の全米トップ10入りした曲だそうです(ソロの曲では他にもありますが)。

今日の曲は元々別のバンドに提供することをイメージして書かれたのだそうですが、プロデューサーに説得されて自分たちでレコーディングしたところヒットしたのだとか。プロデューサーにはヒットの予感があったのだそうで。

そんな1979年から翌年にかけてのヒット曲を、19時ごろに。

【Don’t Do Me Like That (1979-80)】
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの3枚目のアルバム『破壊』からのシングルで、全米10位になるヒットでした。もともとペティはJ. ガイルズ・バンドに提供しようと思っていたらしいですが、結局自分たちで歌ってヒットしました。


好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。