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本当にホワイトな会社には入りにくい

元ソフトウェアエンジニアのAKIRAです。
今日は本当にホワイトな会社には入りにくいという話をしたいと思います。


本当にホワイトな会社とは

近年は二極化の進んだ印象のある日本企業の傾向として、労働時間や休暇の取りやすさなどは、労働基準法を守っている会社であれば随分改善されたと思います。

先に本当のブラック企業について話しておくと長時間労働で低賃金というのがベースにあり、ワンマン経営者による不安定な経営や、コンプライアンス意識の低さからハラスメント気質という解りやすいブラック企業が、昔はたくさんありました。

近年はグレーなビジネス意外では、随分と労働時間や休暇には改善が見られ、問題は賃金などがなかなか上がらない事と上がっても社会保険料や税金で可処分所得が増えない悩みがあります。

本当にホワイトな会社とは、労働環境だけでなく、賃金も納得できて、経営も安定していて、コンプライアンス意識も高くハラスメントも無い、やりがいもある会社というようなものだとしたら、そんな会社あるのでしょうか?

あってもレア度高め

まずいわゆる大企業の中には本当にホワイトな会社はたくさんありそうですが、誰もが知る大企業にもブラックな側面は少なからずあります。

大企業の場合、統制を取るためにルールでがんじがらめになりがちですし、一部のできる社員に負荷が集中しがちです。

ただ、会社の問題というよりも人の問題も多いので、人が多く世代も広い分、様々な性格や考えの人が居るので、ハラスメントが無いとは言いにくいかもしれません。

本当にホワイトな大企業は、しっかり対策しないと合格は難しいので、学生なら早めに資格取得や面接や論文の対策をしておいて損はありません。

おいおい役に立ちますし、そのくらいの努力で本当にホワイトな企業に入れる可能性があるのであれば、やらずに後悔するよりもずっと良いと思います。

中小企業は、ワンマン経営になりがちですが、数が多いので良い経営者が居てビジネスが順調だと本当にホワイトな会社も存在しますが、見つけるのはなかなか難しいと思います。

なぜなら求人をめったに出さない可能性が高いく、逆に年中求人を出している中小企業は地雷の可能性があるので、求人の掲載期間なども調べておくと良いかと思います。

もちろん中小企業は大企業に比べると平均的に賃金が低めになってしまうので、納得できるかはその人の価値観次第です。

ホワイトな企業は知られていない

皆さんはどうやってホワイトな企業を探しますか?転職サイトだけでは情報は不足していると思うので、私の場合は企業のホームページやカジュアル面談などで以下の情報を調べるといいのかなと考えています。

経営状態

当然の事ですが経営状態が良いに越したことは無いのですが、会社のIRだけでは判断が難しいと思います。どの会社も、良い決算を出すために無理をしている場合があります。

気をつけるべきは、盤石なビジネスモデルがあるかどうかです。いわゆるキャッシュカウとも言える利益の源泉があるかどうか。

具体的には、現代ではサブスクモデルで成功している会社は強く、解約率が低ければかなり有望かと思います。もしサブスクモデルで安定的な黒字が見込まれるのであれば、有望では無いでしょうか。

昔は独占可能な資格や法律で守られた業界が良かったと思いますが、現代ではグローバルに稼ぐ事ができるサブスクモデルなどの手堅いビジネスを展開している企業が強いのではないかと思います。

もちろん昔ながらの既得権益をベースとしたビジネスも強いのですが、古い習慣や仕組みのせいでホワイトとは言えない部分もあるのかなと思います。

業界動向

参入障壁が高い業界は一見良さそうに見えますが、現代では労働環境的に、古くからの慣習で効率化されていない職場は大変かもしれません。

例えば放送業界は参入障壁がものすごく高いのですが、古くからの慣習も多い印象ですし斜陽産業でもあります。

医療業界も参入障壁が高いのですが、診療報酬に基づくビジネスモデルのため、おおきく儲けるモデルは作りにくいと思いますし、効率化されていないレガシーな業界です。

だからこそチャンスもありそうですが、国の制度や法律にまもられている業界よりも、参入障壁が低くても国内で成功していて海外に行くチャンスのある業界の方が良いように思います。

そもそも日本語が大きな参入障壁なので、変に国にレギュレーションで守られていると、海外で勝負できないため、人口の減っている日本だけでビジネスをするのは将来性が危ういかもしれません。

雇用条件

雇用条件は、その業界全体でどのくらいの年収の上限と下限であるのか、海外はどうかなども視野に入れてみた方が良いように思います。

給料と同じくらいに大事な事は、年間の休暇日数や有給の消化率、育休の取得率などが高い会社は、恐らく退職率も低く良い会社なのではと思います。

さらに収集しておきないのは、昇格や昇給がどのような制度で行われているかは会社によって違うので、調べられるなら必ず調べた方が良いかと思います。

最初は年収が少なくても、昇格や昇給の制度が明確で勤続年数に関わらず、試験などでクリアできるのであれば、入社後に年収を上げやすいかもしれません。

本当にホワイトな企業の見分け方

本当にホワイトな会社というのは非常に少ないと思います。日々、社会や経済環境が変化する中で、ホワイトな状態を維持するのは困難です。

ある程度ホワイトそうな会社が、見つかったら、本当にホワイトか調べる方法として入社試験の内容を見ると良いのではないかと思います。

できれば、過去を遡って入社試験が本当に実力が無いと入れない内容になっているか確認できるとホワイトな可能性が非常に高くなるのではないかと思います。

入社試験が厳しいと言うことは、既存社員はその試験をクリアした人しか居ませんので、完全に人格破綻した人は少ない可能性があります。

もちろん、学歴や学力だけを見ている場合はNGだと思いますが、その会社に必要な技術力や人間性が問われるような会社は良いのではないかと思います。

逆に入社しやすい会社は要注意だとも言えます。あまりに会社とのマッチ度を気にしないような会社は、ただの人数合わせでしか採用していないのかもしれません。

まとめ

最後にまとめると、日本はまだまともな会社が多いものの、効率化できていない企業がたくさんあり、本当にホワイトな企業は見つけにくいと思います。

その会社の採用の仕方を見ると、どんな人が集まっているか想像できますので、なるべく実力重視で取っている会社の方が良いかと思います。

結局のところ、どこで働くかよりも誰と働くかなので、尊敬できる人が居そうな会社、そういう会社の風土や文化を発信している会社が良いのではないかと思います。

今日はここまで。
ではまた。


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