前田 彰

「諦めるを、前向きに。」株式会社Happy PR / 「しらんけど」くらいの距離感が好…

前田 彰

「諦めるを、前向きに。」株式会社Happy PR / 「しらんけど」くらいの距離感が好き / 周りを活かし自分を生きる人 / 元スポーツ指導者 / SMAPと神戸と天津飯が大好き / 企画メシ2023

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明るく賑やかな「死」

10/4-10/7の4日間、神戸へ帰省した。昨年末インターンとしてお世話になったwebメディア「soar」が神戸で行う活動説明会をお手伝いする為だ。 会場である「はっぴーの家ろっけん」はちょっと不思議な高齢者施設。ちなみに僕にとっては"実家"。帰省するとここで寝泊まりさせてもらってる。 夕方過ぎに到着すると、認知症のヨネ爺はフロアをウロウロし、星ばあちゃんは朝から晩まで同じ席で新聞紙を折ってゴミ箱を作ってる。どこかでおばあちゃんが騒がしい子どもたちにブチギレている声がする

    • 平熱36.5Cの熱狂

      オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームをオンライン配信で観た。番組開始15周年を記念したイベントで、東京ドームには5万人を越えるリトルトゥース(番組リスナーのこと)が集まった。 ここ2週間ほど体調を崩し、身体もメンタルも落ち込んでいた。ずっと目標に掲げていたものに興味がなくなり。無気力、虚無感、虚脱感。体調が回復しつつあるタイミングで、気分転換できるような明るい刺激が欲しかった。 大勢のリトルとゥースに紛れ、PPVをする映画館で観ようかと思ったけど、「たぶん、泣い

      • お茶葉

        ある人と、喫茶店でお茶をすることになった。「ここのお店に行ってみたくて」。そのお店は紅茶にこだわりがあるお店だった。紅茶と呼び捨てではなく「お紅茶」とお呼びしたくなる丁寧なお店だった。 たくさんのカタカナが並ぶメニュー。鳥が上空から地上を見たら人はこんな感じなんだろうなと思った。髪の毛の色や服の色の違いはわかるけど、どれも同じに見えているのだろうなと思った。「この一番下の(お)紅茶をください」。一か八か適当に選んでみた。 店員さんが戻ったと同時に目の前の人は言った。 「私

        • 「みんな、コミュ力中の下」説

          「私、コミュ力高いから」という人がいる。そういう人は、初めて会った人ともフランクに話すことができること。初対面の人がたくさんいる飲み会が好きであること。人見知りをせずにどこでも自分の話をできることを武器だと思っている。そんな人を”コミュ力強者”と呼ぶことにする。 でもだ。 色々な人と関わる中で、上記の理由=「コミュニケーション能力が高い」というのはおかしいのではないかと思うようになってきた。そもそもコミュニケーションとはなんなのだろうか。 つまり、AIが要したものを要す

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        明るく賑やかな「死」

          10,000字の自己紹介〜挫折と幸運が人をつくる〜

          陸上競技に打ち込んだ学生時代小学校の頃から「走ること」だけには自信がありました。中学生の時には兵庫県で一番になったこともありました。卒業式では「オリンピックで金メダルをとります!」と宣言していました。 高校時代m結果的にインターハイに出場することができました。しかし、持って生まれた身体的な資質にはかなわない。持って生まれた才能には勝てないのだと打ちのめされた3年間でした。 陸上競技は個人競技ですが、顧問の先生は「団体競技だ」とよく口にしていました。 応援する側、サポート

          10,000字の自己紹介〜挫折と幸運が人をつくる〜

          内村さんと、ちょうど良い距離感。

          内村さんが気になっている。 なんでだろう。 コント職人としてのこだわりを見せつつ、超大物なのに周りを緊張させない雰囲気を醸し出す。 自分の性格を活かす参考になるのでは? と思い読んでみました。 〜 人生を通じて叶えたい事は、「ちょうど良い距離感」をつくることである。   PRや仕事で作りたいことも、組織や友達との仲良さも、夢と掲げる理想の暮らしも、「ちょうど良い距離感」を作ることで解決するのではないかと思う。   近すぎると鬱陶しくて、遠すぎると他人事になる。 戦争も

          内村さんと、ちょうど良い距離感。

          ズレ

          NGKに行った。笑いの殿堂。笑いとは緊張と緩和である。ズレるから面白い。戻ってこそズレが面白いと感じられる。次から次へと面白いが止まらない圧巻の2時間ちょいの記憶。笑った、いっぱい笑った。でも出る時は真顔になってしまった。怖くなった。 「知っている」と「わかりやすい」は正義。 なんというか、出てきただけで安心感を感じる。知らない人が出てきて、10分間の立ち話を聞くとなると少し変わる。「この人はどんな人なんだろう?」と構えてしまう。吉本新喜劇では色とりどりの衣装を着た演者の人

          「コンプレックス」は、夢となる。#かなえたい夢

          ▶︎そもそも母子家庭でひとりっ子、父親の顔は今まで一度も見たことがありません。脳に病気を持っていた母は、体調を崩していたことが多く、近所で暮らしていたおじいちゃんとおばあちゃんに育てられました。 高校生の頃におじいちゃんが亡くなり、後を追うようにおばあちゃんも亡くなっています。そして25歳の頃あたりに、お母さんも亡くなりました。 「前田家、全滅」。 親戚付き合いのなかった自分にとって、「家族」という存在は無くなってしまったも同然でした。 ▶︎例えば”家族のような人”た

          「コンプレックス」は、夢となる。#かなえたい夢

          PRを軸に2024年からやっていきたいこと

          1.HappyのPRをベースにコミット2020年あたりから働き出している(株)Happy。2023年は意識的に「PR」に取り組み出した1年でした。初めてのプレスリリースを書いてみたり、手探りだったPRを深めるためにオンライン講座に通ってみたり、実務を体感するために三重県・名古屋へ向かい(株)on-coさんの元へ向かうなどしていきました。 実感として「あとは、やってみて成果をあげること」だけしか残っていないということです。「広報は発信業務ではなく、双方向の価値を交換するコミュ

          PRを軸に2024年からやっていきたいこと

          記録より記憶-1グランプリだったらブッチギリで優勝は「さや香」。

          だめだ、まだ思い出す。 M-1グランプリ2023。最終決戦最後のネタ「見せ算」。 令和ロマンとヤーレンズが爆発を起こし、大逆転して優勝するためにはとんでもない「爆発」を見せるしかなかったタイミング。 「なんだこれ」 よくわからないけど、応援していたので頑張れー!と思いながら観ていた。 他の漫才と比べると爆発しきれていなかったように感じた(シロウトの意見です。すいません) 優勝は令和ロマン、 そして準優勝はヤーレンズ。 さや香は0票。 翌日の番組でイジられたり、いろ

          記録より記憶-1グランプリだったらブッチギリで優勝は「さや香」。

          想像力を持ち、自分の人生に活かす。

          1月2日「ノア」の試合を全て見た。 印象的だった試合を3つ書く。 「信頼のブランド」マサ北宮vs石井わかりやすい、真っ向勝負。 コメントなどでの煽りは特にチェックしていなかったが、すぐに試合のテーマや楽しみを期待することができた。 無骨なファイトスタイル、 岩のような身体、 物語性(師匠にあたる長州、天龍、マサ斎藤などの昭和スタイルを継父としている) 個人だけではなく、別団体という対抗軸 お互いのラリアットがクリーンヒットし、肉体と肉体の音が会場に響き、ただただ「す

          想像力を持ち、自分の人生に活かす。

          目指すは「展」職、2024年の展開と展望。

          2023年は絞る、減らす1年だった年明け当初は「深める」ことをキーワードにしていたような気がする。 それは「深める」と結果的に「拡がる」ということを知ったから。 だからPRという仕事を意識的に中心におき仕事をすることにした。 コミュニティマネージャーの学校に通って学んだ「コミュニティマネージャー」も、企画メシで学んだ「企画」も全て同じPR。 とはいえ「PRってどんな仕事をしているの?」という靄がかかり続けていたので、PRの師匠の元でリアルな動きを目の当たりにした。 PR

          目指すは「展」職、2024年の展開と展望。

          大晦日の救急車

          街を散歩していたら、後ろから救急車に抜かされた。 しばらく進むとその救急車が止まっていた。 道を曲がり、コンビニに入った。 目当てのものを買って、元いた場所へ戻ろうとした。 運動するために、ほんの少しだけ遠回りして帰ることにした。 道を曲がると救急車が現れた。 ストレッチャーを救急車に乗せようとする瞬間だった。 サイレンは鳴っていなかった。 ちょっとくすんだ白い靴下だけが見えた。 奥様らしき人が乗り込んだ。 道側には娘さんにあたるだろう女性が見つめていた。

          大晦日の救急車

          魅力の公式

          電車で見たある広告にこう書いてあった。 一字一句同じとは言わないが、要するにこんな感じの観光誘致系広告。 日本らしさとは、四季折々の季節感と歴史である。至る所で起きる歴史的な建造物を解体し、どこもかしこも東京っぽい建物に変えることには反対派だ。山の幸、海の幸、そこで暮らす人の価値。それこそが日本らしさ足るものだと思っている。 ただ一方で、こうとも思うのである。 日本ってだいたい海の幸も山の幸もけっこうあるやろ。海も山も近いし、多少離れていても新鮮な魚や野菜を食べれる街

          魅力の公式

          諦めるを、前向きに。 #企画メシ

          そもそも、 企画メシに参加したきっかけは「自分ではない何かと向き合い、未来に向かうため」だった。だけど振り返ると「過去の自分と向き合い続けた」半年間だった。 ・ 例えば、 第1回目・自分の広告を作る企画では、自分の名前を通して家族のことを思い出した。 母子家庭で一人っ子、じいちゃんもばあちゃんっ子だったが全員が亡くなっている。 身内全滅。なので、普段思い出すことがない家族について久しぶりに思い出した。 映像の企画では、過去の傷や怒りを思い出した。 かさぶたになったとこ

          諦めるを、前向きに。 #企画メシ

          傷と怒りとTポイント

          企画メシの9月の講座が終わった。 テーマは「あなたの傷や怒りをもとに、商業的にヒットする企画に昇華させよ」 テーマがテーマだったので、過去や現在進行形のストレスに改めて向き合う時間をとってきた。心苦しくなるような時間も多くあったが、ひとまず終えることができてホッとしている。 思い出したのは、大きな傷だ。 〜 その人とは2021年の春に出会った。そして付き合って3ヶ月後には同棲が始まった。とんとん拍子に進んでいったが、お互いの価値観が全く違っていたことはすぐにわかった。

          傷と怒りとTポイント