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人生を学ぶ教習所(前編) 〜Weekly noters 奮闘編〜

おはようございます。月曜日の朝を元気する「Weeklynoters」の時間です。今週はマインドフルネスアキラがお届けします。

今回、自分自身が書くのは題して「人生を学ぶ教習所」です。「教習所」って何かのメタファーだと思うじゃないですか?違うんです。不肖西村35歳にして、令和元年にして、教習所に通って普通自動車運転免許取得していまして、その通学からの学びを記すというわけですね。単純に、引越しの時の郵便物の転送手続きがうまくいっておらず更新ハガキを見落としたっていうのが理由なんですが。

さて、今回の「人生を学ぶ教習所」ですが、こんなアウトラインになります。

【前提編】
・運転免許の教習について思い出してみる
・西村がこのnoteを書こうと思ったきっかけ

【学科編】
・50分一本勝負にかける熱量
・ちょっとした工夫と、さらけ出しの魔力
・エグい、ダサい、ヤバいの威力

【実技編】※次回公開予定
・相性ってやっぱり大事(立場を超えた信頼感)
・失敗は成長の母
・短期インプットの威力
です。今回は前編と後編に分ける構成になっておりまして、本日は「前提編」と「学科編」をお届けします。

【まとめ】※次回公開予定・教習所から学んだことまとめ


(通ってる自動車学校の外観。おしゃれ)

【前提編】
運転免許の教習について思い出してみる

さて、運転免許の教習なんて遠い昔の話だよというみなさん。自分もかれこれ18年前です。今年36歳になりますので、思うところがありますよね。年取ったな。

さぁ、思い出してください、ご自身の運転免許の教習所での思い出を。長い時間をかけて教習所に通いで撮った人、合宿免許で取った人。様々ですよね。自分は今回「一括予約コース」という技能講習を卒業まで一括で予約できるというコースにしました。学生時代に毎回毎回教習が終わってから予約していたあの煩わしさと、スピーディに取りきってしまいたいという思いから割高ですがこのコースにしました。遠い昔すぎて忘れちゃったよという方は、こちらでも読んでみてくださいませ。(別にこの教習所にかよっているわけではないですが)


西村がこのnoteを書こうと思ったきっかけ

さて、遅咲きの教習生西村がこのnoteを書こうと思ったきっかけですが、めちゃくちゃ明確です。なんかそこに「人生や仕事をよりよくする学び」があるなと明確に感じたからです。たかが教習という捉え方もできるのですが、単純計算でも最低56時間(第一段階技能12h/学科10h +第二段階技能19h/学科15h)を費やすわけですから、ここから学ばにゃ損と思った次第です。(運転技能や知識を得るのはもちろんやってますが)

ではでは、具体的に【学科編】の学びを見ていきましょう。

【学科編】
50分一本勝負にかける熱量

いきなり熱めの内容ですが、これ本当に凄いっす。一つの教習が50分で作られているのですが、何がすごいって、教官によってその熱量に結構の差があります。60名程度の教官の方が在籍されているとのことですが、短期間で多くの教官の教習スタイルを見ることになるため、その差も顕著になります。

もちろんどの教官の皆さんも工夫されているのですが、特に学科の場合はその熱量(準備+トーク+白けた学生にもめげないストレス耐性)の差によって、授業のクオリティに差が出ます。ちなみに、教習の項目によっては「この内容、どう考えても盛り上がらんやろ!(自主経路の設計etc)」とか「一つの教習として独立させるには内容薄すぎるわ・・。」みたいなものもあるのですが、そこにも真摯に向き合っている姿に感動すら覚えるのです。

教習所の教官ってどんな人がなるんだろ?という疑問をお持ちの人もいると思いますが、彼らプロフェッショナルです。一部の方は、一つの教習に対してかなりの熱量をかけていらっしゃるので、見ていて面白いです。

ちょっとした工夫と、さらけ出しの魔力

その差って何なのか。それは「教習をデザインしているかどうか」に尽きると思います。とある30代中盤ぐらいの教官が本当に印象的でした。彼はその教習を自分のキャラクターと笑わせポイントの設計なども含めて、完全にデザインしており、教習に引き込まれました。内容は「交差点等の通行、踏切」というだいぶ地味目の内容でした(笑)

一例を挙げると、

・超真面目な風体なのに。めちゃくちゃネガティブでクスッと笑える自分自身のエピソードトークを複数入れてくる。どこで笑いとるか決めてる感じ。その内容がめっちゃ笑えるので、教室中がいつのまにか一体感が出てる。

・試験対策で押さえるべきポイントと、実際の運転で押さえるべきポイントを明確にしつつ、「生徒の皆さんの命のため、ご家族の命のために言っています。今、眠いってことは命に対して無自覚ってことですよ!」とかいきなり熱い弁舌に入る。

・生徒に「○」「×」で意見を募るが、生徒は反応しないことが多い。そうすると、「おお、迷ってる人が多いですねー。じゃあ、今日覚えちゃいましょう。」みたいな感じで、迷ってるんじゃなくて、挙手に参加してない生徒を迷っていることにして、何となく参加感を醸成する。

・例え話に自動車運転以外の話を頻繁に入れてくる。「LINEで○○って送ってきたら、△△って思いますよね・・」とか「ボーリングに例えますとね・・」とか、若い人でもイメージできるエピソードで注目を集める。

などなど。書ききれないんですが、普通にその教官の授業だけ教室の熱量が高く、ぱっと見で寝ている人がかなり少なかったのが印象的でした。ちょっとした工夫と、自分自身をさらけ出すようなエピソードトークって大事だなと思いました。

・エグい、ダサい、ヤバいの威力

上記の授業の中で特に「エピソードトーク」の重要性について記載したいと思います。どの教官の方もエピソードについては話をされるのですが、面白いなと思う教官のエピソードの共通点は「エグい」「ダサい」「ヤバい」に集約されていました。

「エグい」:自動車教習ならではの、悲惨な事故や哀しすぎる出来事を超赤裸々に話してくれる。その内容が詳細であればあるほど、引き込まれるし、しっかりと授業を聞こうという気になる。

「ダサい」:自分自身のトークの場合。とにかくみんなダサかったエピソードが豊富。その内容がダサければダサいほど、その教官に共感を感じるようになるし、その人が真面目な話をしようもんなら届いてくるってもんです。

「ヤバい」:教官以外のヤバイいエピソード。20回連続卒業検定に落ちた人の話とか、花粉症の薬のせいで運転中に寝落ちしてしまった教習生の話とか。ここにはかけないようなヤバいエピソードもたくさんで、自分はそうなるまい!という気持ちになるので毎回聞いていて楽しい。


という感じでしょうか。社内研修の際などに普通に参考になるなーと思いながらまとめてみました。

ではでは、前編はこんな感じで。後編は次回の自分の担当時に「技能編」を書きたいと思います!では、来週は松田くん!!



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