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高校 基本大全数学IAについて⑦ ふと思ったことを。

いよいよ,販売日が明日に迫った「基本大全」についてです。

もしかして?なんて書店に寄ってみましたがまだでした(笑)
明日が販売日ですから。

さて,長い時間をかけてはるか昔の構想が実現しました。なかなか企画が通らず苦しい時期もありましたが頑張っててよかった!明日は間違いなく大好物のハンバーグでお祝いです。

で,そんな時にふと思ったのが,

 「なんで数学好きになったんだろう?」


ということでした。

いろいろ遡ってみると,遡ることちょうど40年前,僕の原点は小学校1年生の夏休みの宿題にあるんじゃないかなあ,と思ったんです。
確か,計算問題100題。これを夏休みの間毎日解いてくるという宿題でした。

小学校の入学祝に大きな目覚まし時計を買ってもらったんです。同じ100題を毎日解いて,その解けた時間を記録するために目覚まし時計を使ったんですね(ストップウォッチとか家になかった気がします)。
当時そこまで数学(小学生は算数か)に興味がなかった自分としては,もちろんそんな機械的な作業に全く面白味も意義も見いだせなかった(そもそも見いだせるものでもないような気もしますが)ので,時間を計ってくれる母親の誉め言葉が嬉しかったということのためだけに頑張った記憶があります。
目覚まし時計の指す時間を記録すると洗濯物を干しにベランダへ向かう母。終わると母を呼び,母が慌てて目覚まし時計の指す時間を確認してかかった時間を記録する。同じ問題を100題解くだけなのでさすがに繰り返せば速くなるのは当たり前なんだろうけれども,速くなるたびに褒めてもらえるのが嬉しくて頑張った,そんな記憶があります。

そういった意味で,数学は出来・不出来がはっきりとする科目ではあります。
基本大全にも書きましたが「今は過程が重要視される時代」ですが,答えがあったときの嬉しい感じはいつでも褪せることのない素晴らしい感覚だと思っています。あの感覚が欲しくて今でも問題を解いている,ある種の中毒症状になっているんでしょうね(笑)

さすがに計算問題解いて褒められることももうないけれども,やっぱり母親には褒めてもらいたい,といったいつの時代の男子にも共通のマザーコンプレックスみたいなものがあるので,出来上がった見本本は一番に実家に持っていきましたとさ。感謝の気持ちも込めて。


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