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【実写レビュー】夜景ポトレのお供に最適解のLEDライトを発見!ZHIYUN M40&F100

夜に撮影する時に人物に当てる光はどうしていますか?街灯や自動販売機がある街中ならともかく、そこから離れると環境光だけでは厳しいシチュエーションが多いと思います。そういう時にストロボが選択肢に上がりますが、フラッシュを炊くことは周りに人がいる時は目立ちますよね。また、公共の道路や線路など動いてる乗り物に向けて発光するのは危ないので絶対にやめましょう。

なので、LEDライトがおすすめです。そもそも、背景の光よりも強い光を出してしまうストロボでは背景が真っ暗になってしまうこともあるので、LEDライトのほうが調光がしやすい側面があります。

LEDライトといっても、様々なメーカーがありますよね。持ち運びしやすいスティック型でカメラマンに人気があるメーカーは、Godox、NANLITE、Amaranですが、今日おすすめしたいのはZHIYUN M40ZHIYUN F100です。

ZHIYUN F40は手のひらサイズの四角型で、ZHIYUN F100はスティック型です。

ZHIYUNは中国メーカーで、スマートフォン、アクションカメラ、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ用のジンバル(スタビライザー)の開発をしており、映像業界において7割のシェア率を占めるトップのジンバルメーカーだそうです。最近になって発売されたZHIYUN M40とZHIYUN F100は、日本で開催された「CP+2023」でも展示されていました。

ZHIYUN M40
ZHIYUN F100

Godox、NANLITE、Amaranの同タイプ(だいたい18〜20W)と比べて、演色性に大きな差はなく、Wの出力数が高いのが特長です。正直、18〜20Wの出力は夜に野外だと、足元まで光が届かなくて複数本必要なケースが多々ありました。しかし、信頼できるメーカーの高品質なLEDでなければ、光の質が悪いのも事実。安い高出力のLEDライトで妥協することはできません。なので、高品質かつ最低でも40W以上の出力があるZHIYUNは、待ちに待ったLEDライトと言えました。

ZHIYUN M40は40W、ZHIYUN F100は100Wで、どちらもフル発光すると30分ほどでバッテリー切れになるのですが、よほど真っ暗なシチュエーションでなければフル発光で使うことはないでしょう。一度の撮影で2〜3時間は持つ感覚がありました。さらに、どちらもタイプCケーブルの急速充電対応なので便利です。充電の際に電力が足りれば、充電しながら使うこともできます。今回、夜ポトレで使ってみたので、レビューをお届けします。

※撮影時は人が多い場所、または通行人や道路にできるだけ近づかないなどの配慮をしましょう。

ボディ:SONY αRⅤ レンズ:SONY35mm GM F1.8 100SS ISO320

モデル:KAPI(Twitter:@KAPI_827MP、Instagram:kapi_cos
ヘアメイク:Miyako 霊子:
@miyako_cheng、Instagram:miyako_reiko

ZHIYUN M40

ZHIYUN M40

ZHIYUN F40は何よりも手のひらサイズでポケットに入るのが嬉しく、自立させることができますし、1/4ネジ対応しているのでライトスタンドに取り付けることができます。

ボディ:SONY αRⅤ レンズ:SONY35mm GM F1.8 100SS ISO320

色温度は2700K〜6200Kまで調整可能で、寒色と暖色の両方で40Wで最大出力を実現します。CRI:96以上、TLCI:97以上。価格は1万円代ながら、同価格帯のLEDと比べて光の質にムラがなく、肌が綺麗に映ります。

ボディ:SONY αRⅤ レンズ:SONY35mm GM F1.8 100SS ISO320

40Wの出力は非常に明るくて、被写体から距離が離れていても全身に光が綺麗に当たって、足も暗くなりません。

ボディ:SONY αRⅤ レンズ:SONY35mm GM F1.8 100SS ISO320
ボディ:SONY αRⅤ レンズ:SONY35mm GM F1.8 100SS ISO320

ZHIYUN F100

ZHIYUN F100

同じく、色温度は2700K〜6200Kまで調整可能で、CRI:96以上、TLCI:97以上。RGBモードで自由に色が変更でき、TV・フラッシュ・切れた照明など6種類の照明効果が使えます。そして、ストレージバッグ、2枚の開き戸のあるバーンドア、ディフューザー、グリッドといったアクセサリーが用意されています。

ジャイロスコープをモデル化したヒートシンクと6台のFOCファンで構成

冷却システムが優れていて、ジャイロスコープをモデル化したヒートシンクと6台のFOCファンで構成なので、過熱を防止に優れているのも魅力的です。同じく1/4ネジ対応のライトスタンドに取り付け可能です。

ボディ:SONY αRⅤ レンズ:SONY35mm GM F1.8 100SS

100Wの明るさは強力なので、ZHIYUN M40と併用する場合は被写体から距離を置いてバックライトとして使う、背景に光を当てて使うのがベストだと感じました。色も変えられるので環境光に合わせやすいです。こちらも他のメーカーのスティック型と比べると短いのでリュックにしまいやすいですね。もしも購入する時は、アクセサリーが付いてくるフルセット(コンボ)がおすすめ。2本目以降はスティックだけにすれば、1万円くらい安く買えます。

ZHIYUN F100(コンボ)

演色性と携帯性に優れていて、充電含めて使いやすかったので、夜景ポトレの最適解だと思います!

ちなみに、日本の代理店で購入する場合、ZHIYUN M40は16000円、ZHIYUN F100(コンボ)50000円が価格の目安です。

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