脱線列車

7
ノート

凍てついた社会時計。

事故当日のあの日、もう二度とこの学校に登校することはないなんて 微塵も思っていなかった。月曜日にはまた校門をくぐると思ってた。 車が発進して校...

超判断。

本当に一瞬だ。一瞬の判断だった。 あそこで判断ミスを犯していたら倦怠感や荷物だけでなく、 罪までも背負う羽目になっていたかもしれない。 瞬間的...

善意という名の魔物。

早退することを決めてからそんなに時間がかかることなく 僕のサッカー部の大きめのリュックと着替えの入ったやや丈夫な袋の荷物が 保健室に届いた。誰...

The Phantom Menace.

時計の長針は「4」の少し手前。 テスト開始早々の騒がしさはなくなり、安定を思わせる。 そんな時間に入った頃だなと思い耽る。 保健室は妙な香りが...

最小の彼方。

担任教師が保健室を出た後も特に変わった様子はなく相変わらず 喉の蛇はうねうね動いている。 養護教諭との会話も必要なこと以外はあまりなかった気が...

言葉の緩衝材。

典型的な中年太り体型の担任教師が少々驚いた様子で保健室に入ってきた。 ホームルームでは僕の姿はあったのに突然どうしたと言った感じに。 僕は「突...

隠棲。

然るべき理由を持って保健室に来たのは初めてだ。 たしか中学の頃は中2の秋頃まで保健室の正確な位置を知らなかった。 保健室で身体検査がある学校じ...