【考えてみた】“良いバックパス”ってどんなもの?

akira(@akiras21_)です。
今回はふとした疑問をサクッと書いてみます。

先日公開した横浜F・マリノスvsサガン鳥栖戦のざっくりレビューでバックパスの話題を取り上げて、「すべてのバックパスが悪とは限らないよ」というお話をしました。

たとえば相手のプレスがキツかったり、相手のマークがバッチリでパスの出しどころがなかったり、あるいは一旦下げてから縦パスをバシーンと出したほうが効果的だったり…といろいろな理由で「バックパスが是」という場面があります。

とはいえ、そういった理由でバックパスを出したとしても、ボールを持ちすぎたがあまり相手に守備陣形を整えられるだけの十分な時間を与えてしまって、結果的に攻撃がどん詰まりになってしまうことも往々にしてあると思います。ボールを最終ラインに逃しました、ちょっとこっち動かしとこうかな、あっやっぱこっちのがいい感じにいけそうだな、うーん厳しいっぽいからやっぱこっち…としてる間に相手がブロックを作ってしまう、みたいな。

で、思ったんですよ。バックパスしてから何秒までにどういうパスを出せば、そういうどん詰まりな状況にならずに済むのか…と。「バルセロナの6秒ルール」みたいな、ああいう感じです。

たぶんなんですが、こういうのを読み解くときは統計データを取るべきであって、そのためには抽出条件を設定してやらにゃいかんと思うのです。ということで、「“良いバックパス”を定義するにはこういう要素があるんじゃないか?」というのを素人ながら考えてみました。

①バックパスを受けたときの位置
まんまです。バックパスを受けたときの位置です。具体的には横幅を「5レーン」奥行きを「3ゾーン」で測ってみるというのはどうでしょうか。
参考)https://www.tomex-football.net/entry/20180122/1516614284

②パスの方向・角度
「攻撃につなげるためのバックパス」という前提に立つのであれば方向は当然相手ゴールに向かっていくものと思いますが、それがまっすぐな縦パスなのか、それとも斜めのパスなのか、もし斜めのパスなら出し手からの角度の鋭さはどれくらいなのか…など。

③パスの受け手の位置
パスである以上、出し手と受け手が存在しますが、受け手がどこにいるのかも重要なのではないかと思います。ここでは「5レーン+4レイヤー理論」を拝借して、「単純にレイヤーを進めるパス」「レーン/レイヤースキップパス」「疑似カウンター」などの各要素に分けてみると、それぞれ条件や結果が違ってきそうで面白いかなぁと。

④パスを出すまでの時間
これは相手あってのものでもあるのでなかなか一概には言えないですが、ひとつ割り切って「何秒以内にパスを出せばキーパスまでつながる可能性が高まる(一定以上の確率になる)のか」というのを図ってみたらどうなるかな…という感じです。

きっとサッカーのデータ分析を行ってる方々ならとっくに気付いてたり、あるいは計算してたりする気がします…が、何かのきっかけになればいいなと思って書いてみました。どうでしょうね、これ?

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