多摩住みのあきら

連帯保証で苦しんだ経験をもとに、そこから脱却する方法を記事にしています。

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連帯保証人になった人、諦めないでください。

連帯保証の判をついてしまったばっかりに、借金を肩代わりする羽目になった人。取り返す方法を私の経験からお話します。 私の場合は、賃貸住宅の契約の連帯保証でした。本人が家賃を滞納し続けたため、代わって払う日々が続き、それは地獄でした。 しかしあるとき、督促の電話がぴたりと来なくなり、支払ったお金を本人に請求する裁判で勝ったのです。支払うべき本人に支払わせることができます。 では、順を追って解説していきます。 1.(部屋の借主が)家賃を滞納  元々はこれが原因。こういうこ

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    • 連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります。 その7「そして、未完の結末へ」

       支払督促。  裁判所が相手方にこれこれの支払いをしなさいと命令することです。  頑張って書いた申立書は一応正式なものとして受け取ってもらったので、後はF簡易裁判所から息子宛に郵送してもらえば、手続きは完了します。  ところが。これが届かなかったのです。  申し立てをしてしばらくした後にF簡易裁判所から来たハガキには、相手方から受け取りを拒否されたとありました。  再度相手に一度送り直してもらう場合、二つの方法があります。一つは、日曜日など相手が家にいるであろうときに

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      • 連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります。 その6 「訴訟と督促、司法への恨み」

         前回の記事をお読みになっていただいた通り、こうして調停が不成立に終わったことで、話し合いによる解決の目はほとんどなくなりました。息子は相変わらずLINEも電話もブロックしたままで、私からの連絡を受け付けない状態です。  さて、次の手をどうするか。  法テラスで教わったことを実行に移すとすれば、次は当然「訴訟」、つまり相手を訴えることになるわけです。  ですが、さんざん不義理を働くどうしようもない相手であっても、仮にも息子。実の親子が裁判所で争うとは、なんとも情けない限りで

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        • 連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります。 その5

          「次の一手はどうする?」彼の住んでいる街に出向いての民事調停。その簡易裁判所の調停室に、息子は現れませんでした。 民事調停の場合、出席する義務はありません。とはいえ、やはり残念です。法テラスの弁護士さんと話した「どうにかして息子さんを話し合いの場に連れてきたいですね」という作戦は、功を奏しませんでした。 僕を前に息子を待ち続ける、簡易裁判所の三人の調停員さんも、どこか困った顔をしています。話すともなく、今回の件をいろいろと話す流れになったのですが、皆さん理解のある様子でホッ

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        連帯保証人になった人、諦めないでください。

          連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります。 その4

          「民事調停、という手段」さて、彼が契約した不動産会社に電話を入れ、私と父、二人の連帯保証人の署名捺印が入った賃貸契約書のコピーを送ってもらいました。 余談ですが、当初は協力的だったこの不動産会社は、後に敵に回ります。これは後日改めて書きます。 さて、それらの資料を持って、再び法テラスに赴きました。一読した弁護士さんの判断だと、たしかにこれは連帯保証人である私と私の父がが、立場が同じであるはずの家賃保証会社に滞納家賃を立て替えて払う義務がありそうだ、とのことです。道理であれほ

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          連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります…

          連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります。 その3

          「法テラスのアドバイス」 さて前回は、毅然とした態度をとるべきと決心し、債務者(息子)に内容証明を送った話をしました。復習しておくと内容証明とは、「これこれこういう内容の手紙をこの人に送った」ことを、第三者である郵便局が証明してくれる、というものです。 対決するに当たってゴングを鳴らす意味合いのこれを送った後、しばらくモヤモヤとしていました。いくらきちんとしていなくては、と決めたと言っても、親子の間であまりに敵対しすぎているのではないか。そう思ったのです。 ところが後日、そ

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          連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります…

          連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります。 その2

          「連帯保証から抜けたいと思った経緯」さて、私が連帯保証人の負担地獄から抜け出した話をしたいと思います。 以前書いたように、一度連帯保証人として判を押してしまえば、その責務から逃れる術はありません。お金を借りた本人が借金を返せなくなったら、本人に代わってそれを必ず払わなければならないのです。 では、その地獄からどうやって抜け出したか。それは連帯保証の義務を果たした後で、そのお金を元々払うべき本人に請求して、肩代わりした分を取り返した、という方法でした。 下記に詳しく書きますが

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          連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります…

          連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります。 1「諦めないでください」

          この記事を読んでいるあなたは、きっと困っていると思います。 信用している相手だから判を押したのに、負債を肩代わりさせらた。 家族だから助け合わなくてはと思って判を押したのに、負債を背負わされた。 絶対に大丈夫かだと思ったから判を押したのに、負債を被ることになった。 悔しいと思います。やりきれないと思います。夜も眠れないかもしれません。 なにより絶望感を煽るのが、「この状況から逃れることは絶対にできない」という思いでしょう。そう、連帯保証人として一旦判を押したからには、その

          連帯保証からは逃げられない……。でもこんな手があります。 1「諦めないでください」