'95 till Infinity 022
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【 第1章: 2nd Summer of Love of Our Own 014 】
ビニール袋に入った持ち帰り中華が入ったタッパーを片手に友達がバイトをしているデリに寄って、そこでIDなしで買ったビールの大瓶を回し飲みしながら俺たちは歩く。もちろん、車が来たらビールが入った紙袋をさっと後ろ手に隠しながら。
誰からともなく公園の方に向かった俺たちは広い公園の濡れた芝生の上を対角線上に横切って砂場のブランコを目指す。ブランコのシートは