いろはと美雪設定資料

いろはと美雪の解説ページ
演劇部についての方にもいろはと美雪の詳しい設定が記載

空石 いろは【Soraishi Iroha】

「記憶を無くしても、無くした分だけまた思い出を作ればいい」
「何度だって友達になるから!ずっと友達でいるから!」
「__そうなんだ。それならきっと、そうだったんだよ」

アーバンのゆるい癖毛に琥珀の瞳。垂れ目が優し気な印象を持たせる少女。ぱっちり前を見据えているため堂々として見える。学生時代は肩下の髪をハーフアップにしていたが後は肩に若干着くくらいの髪を下ろしている。比較的長身で美雪とは10cm差。
よく口元に笑みを浮かべている。どの表情も柔らかい印象が付く。笑う時にはにっこり笑ったり、美雪に対しては慈愛のような、大切で仕方のないというように目を細めたりする。驚いた時には目を丸くしたり呆気にとられたような顔をする。怪訝な顔や不審に思った時のときの顔は眉を寄せたりせずに真顔をする。意外と表情に大きな変化はないが、必死な時はなりふり構わないという真剣な顔をする。
性格は穏やか。優しいというよりは親切で思いやりがある。冷静で自分の目で見たものを信じ、論理的に思考する部分が目立つ。忍耐強く、安定感がある。些細なことでは折れずに立ち上がる。社交的で外部の人間との関わりはやや精力的に持とうとする方。言葉を荒げたりはしないが己の譲れない部分になると毅然とした態度を取る。美雪に対しても優しいだけじゃなく問い詰めることができる。前向きで物事の良い面を取ろうとする。噂に左右されず何事も推測だけで決めつけない流されない性格。論理的に考えるが己の激情で語ることもある。
記憶を無くした美雪には以前から知り合いであったということは話していない。時折過去の美雪と同じ反応が見えた時に懐かしいような辛いような何とも言えない気持ちになる。美雪のことは縛ろうとはしない、傍にいてくれるだけでいいという思いがある。独占欲がないのではなく美雪は離れていかないというある種の信頼。美雪には庇護欲のような感情があるが、心の拠り所として美雪にもたれている。
大学卒業後は研究職に就いている。勤務時間が安定しない美雪に代わって家事は率先してする。美雪のために何かをしてあげることが楽しい。なお料理は技能36。

松下 美雪【Matsushita Miyuki】

「諦めたんじゃない!諦めたくても、諦めたくなくても、私の中の皆は消えちゃうんだ!みんなみんないなくなっちゃうんだ!」
「どの選択をしても主人公の女の子は絶対に幸せだった。私はそう思いますよ」
「でも、不思議だな。いろはとはずっと前から友達だったような気がするの」
濃紺のストレートロングの髪と瞳。やや釣り目気味で表情が薄いために冷たい印象を持たせる。伏目がちで大人しそうに見える。いろはと比較すると内向的で口数が少ないが、いろはや親しい友人には普通に話す。
普段は表情は薄いが特にいろはの前では豊かな表情をする。いろはと話すときは歯を見せて楽しそうに笑うし、反対に不安な顔も見せるし、拗ねたり、泣くこともある。いろはへの信頼と甘えから来ている。
驚いた時には目を丸くして驚く。不審に思ったら眉をひそめる。真顔でいることは多いが、表情の変化自体はいろはよりも大きい。等身大の少女で、痛ければ涙目にもなるし、辛ければ傷つく。悲しければぽろぽろと泣く。理不尽には怒りを覚える。涙は普段はこらえたり、そもそも見せないが特別感情が高ぶるとこういった反応を見せる。怒りはあからさまにそういう顔をするのではなく、いつもの真顔に怒気を滲ませる。いろはには眉を下げて、表情に思わず慈しみや嬉しさが滲み出てしまったかのように目を細めて笑うこともある。
大人しいが好奇心旺盛で、興味のあることに対しては前のめりになる。繊細で打たれ弱く、敏感で感性が豊かだが傷つきやすくもある。大事なことは大切な人にも隠す癖がある。心配をかけたくないという思いや自分で解決しなきゃという使命感など原因は様々。神経をすり減らしながらも、それでも譲れないこと、守りたいことに対しては嫌だ、もうやめたいと心に傷を負いながら立ち向かうことができる。
カサブランカ時で見える傾向は悲観的というよりも自分に自信がないというのに近い。取り残される不安感。置いてけぼりにされたくない。一人にされたくない。
記憶を無くす前後で人格に差異はほぼない、というより同じ。いろはがそばにいてくれることに安心感を覚えている。いろはがいてくれるならそれでいい。
大学卒業後は俳優業と舞台のプロデュースなど手広く活動。業務上帰宅時間がいろはよりも不安定な時期があるため、できる時に家事をしている。ちなみに料理は技能59。

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