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coffee or whiskey?  カナダ留学日記 4/15(Mon)バンクーバー生活59日目

この問いに直面したのは、レストランでもバーでもない。
とあるサングラス店だ。

サングラスを買おうと思った。

バンクーバーは高緯度地域にあり、陽射しがとても強い。特にこれからの季節はサングラスが生活必需品といっても過言ではない。

思い立ったが吉日。さっそく「vancouver sunglasses shop」でググる。

すると、ガスタウンにある1つのサングラス専門店が見つかった。

さっそくそのお店「Bruce Eyewear」に向かう。

今日のバンクーバーは絵に描いたような快晴だ。
まさにサングラス購入日和といったところで気持ちが高まる。

お店の内側はこんな感じ。

見るからにおしゃれな店内に不釣り合いの自分が若干萎縮する。

しかも店員が175cm,90kgはあろうという体格で、両耳にリッツほどの大きさのピアス、おまけに鼻にも銀色の輝く装飾具を身につけていた。

やばい、鼻ピアス男は怖い。
そんな人と関わったことない。

入った瞬間に店を出たくなったが、そんな鼻ピアス男が笑顔で声を掛けてくれた瞬間に僕の恐怖は消え去った。

たどたどしい英語で、サングラスを買いたいです。ブランドとかはよく分かりません。
と話すと、彼は10種類近くのサングラスを選んでくれた。

1つ1つを試着する。
どれを着けても今までの自分のイメージとは大きく変わって笑いたくなる。誰だお前。

でもそんな中でも30分程時間を掛けて、これなら大好きなサングラスとして愛用できるなと思えるものが2つに絞れた。

最後は優しい鼻ピアスの彼に決めてもらおう。

そこで言われたセリフがタイトルのものである。

「Former one is like coffee, latter one is like whiskey which do you want coffee or whiskey?」

なんてお洒落な表現だろうか。
サングラスを飲み物で例える。
しかもソフドリとアルコール。
せめてビールとワインだろう。

でも僕はこの一言で完全に決心がついた。

よし、俺はウィスキーになろう。
このサングラスを買って俺はウィスキーのような成熟した人間になる。

鼻ピアスの彼も僕がウィスキーを選んでとても嬉しそうにしていた。
よく見ると笑うと出来るえくぼがとても可愛らしい。

その後は、サングラスの微調整をしながら彼が日本語学校に通っていたこと、テラスハウスはマジおもしれーぜというようなことを話した。

バンクーバーに来てから質素倹約な暮らしを心掛けていた僕だったが、この買い物の満足度は今年1だった。

普段は節約して、自分が本当に欲しいものにお金を使うって楽しいな。

ありがとう鼻ピアスの彼。

今日はこんな感じ。
最後までお読みいただきありがとうございました。

※ウィスキーを身に着けテンションの高まる筆者↓

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