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面倒くさいは女の敵

「バッサリ切ってもらってもいいし、なんでもいいです。今より可愛くしてください」

そんな私のオーダーを許してくれる(聞き流してくれる)、行きつけの美容師さんが好きだ。

2時間。いや、3時間?私の髪を触りまくってくれる。

そして、帰りには最高にハッピーな気持ちで、家までスキップで帰ることができるんじゃないか?ってくらい可愛く仕上げてくれる。

もちろん、翌日、同じような髪型にならない(できない)。

そこでまた、「美容師さん素敵」と改めて感激するわけだ。

そんな私の好きな美容師さんとのお話。

楽チンな方を好む私は

「起きたらそのまま、すぐ仕事行ける髪型がいいなー」

「トリートメントとか、必要?」

「ブラシ?クシ?持ってない」

本当に女性なのか?と疑いたくなるくらいのコメントが多い。いや、私は結構な数の女性はこんなもんだと思っているんだけど。

そして「髪や肌に栄養を与えすぎるのは良くない。」という楽チン主義にはたまらない、どこから仕入れたのかわからない情報を前面に押し出している。

「私、毎日トリートメントしてるの」

「栄養過多は逆効果よ」(でも、あなたの髪、サラサラね)

なんて反撃に出るのだ。(無駄!笑)

そんな女子力ゼロな私に対して、絶大なる信頼を置いている美容師さんは、痛恨の一撃を出してきた。

「ダメ。ダメ。面倒だなんて。面倒くさいは女の敵。やっぱりね、綺麗な人は手かけてるもん。」

瀕死。

(最近、ドラクエウォークにハマってる)

人って真実を突きつけられた時、ムキになるか敗北を認めるかの2択しかない。それが真実である事をわかっていたのに、「手をかけない私」に対して持てない誇りを持とうとしていた強がりが崩れ去る瞬間。

「ですよね」(返す言葉なし)

そんなわけで、シャンプーの後のトリートメントは週に2回にしたし、洗い流さないトリートメントは毎日つけるまでに、成長した。

そして、見事に高額なアイロンを購入。

これって「私を変えた言葉」か「まんまとのせられた言葉」にノミネートだな。





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