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占いを学ぶ意味

占いの世界では、世界にはいろいろなエネルギーがあって、それが常に循環していることを学びます。
エネルギーにはいくつか種類があり、違いはありますが優劣があるわけではありません。ただ組み合わせの善し悪しがあったり、適性が何に出やすいかなどの特徴があったりします。それがその人の好みとなり人格となり、つまりその人の個性そのものとなります。
誰もが個性を持って生きている、そしてそのエネルギーは循環する、占いではそういうことを学びます。

一言で言うと「世界にはいろんな人がいる」ことを学びます。
そんなの当たり前じゃないか。わざわざ学ぶなんてバカみたいだ、そう思うでしょうか? 
でも人はこの当たり前のことをすぐ忘れてしまいます。当たり前のことを学ぶのに、わたしは意味がないとは考えません。

火星と金星が山羊座の人とお話していたとき、「あなたは仕事が出来る人が好きなんですね」と言ったら、「そうですね。でも、誰だって仕事が出来る人のほうが好きじゃないですか?」と返されました。
誰だってそうでしょうか?
相手に引っ張ってもらうよりも、自分が相手を引っ張って導いてあげたいと考える人もいます。
だから年下や、自分よりも仕事のできない人を相手に選ぶ人もいます。
そうお答えすると、その人はちょっと考えてから、「そう言えばそういう人もいますね」と言いました。
わたしたちはついつい自分の考え方や意見が当たり前で、常識だと思ってしまいます。
しかし本当は、「自分のような意見の人もいるし、違う人もいる」ことが常識です。
占いの世界では、その当たり前のことを系統立てて学ぶことができます。

山羊座が個人天体にある人(とくに火星と金星)は、仕事に関して非常に真面目に取り組むでしょうし、相手にもそのような姿勢を望むでしょう。当然恋愛傾向としては上昇志向、悪く言えば打算的になります。
乙女座が個人天体にある人は、自分が人の役に立つことを喜びと感じるので、ついつい出来ていない人をフォローしてあげたくなります。その結果、優しく接していたら恋愛感情を持たれたり、知らぬ間にメンヘラ製造機になったりすることもあります。
仕事に対して真面目に取り組む姿勢や、人の役に立つことに喜びを感じるのは、もちろん素晴らしい美徳です。しかしその素晴らしい傾向も、ときにはネガティブに転じることもあります。相手がどう受け取るかによっても変わってくるでしょう。

その人それぞれのエネルギーを学ぶのが、わたしには非常に面白く感じました。
とくにわたしは10天体中4天体が水瓶座という偏ったホロスコープなので、自分の持っていない星座がたくさんあります。自分の持っていない星座を学ぶと、目からうろこが出るような発見がありました。
知識として「○○座の人は○○の傾向がある」ということを知っておくと、自分では思ってもみなかった意見や反応に触れたときに、単純な否定や反発のリアクションを回避することができます。
「そんなの、全然理解できない!」と思う前に、「もしかして××なのかな?」と思うルートが出来るのです。
そのルートが出来ることによって、衝突が避けられたり、新しい解決策が見つかったりすることもあります。
占いを学ぶことは人間関係を良好にする作用があると、わたしは思っています。


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