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赤い花のごてんまりはスーツに合うか、20-30代女性に聞いてみた

秋田県由利本荘市でごてんまりを作っています〈ゆりてまり〉です。

以前『赤い花のごてんまりはスーツに合うか』というタイトルで投稿しました。

わたしは赤い花のごてんまりをスーツに合わせるのは「絶対にナイ」と思っています。
だからこの件に関わったと思われること自体が恥ずかしくて、上の記事を書きました。
しかしfacebookに同様の内容を投稿したところ、「怖い」「何がしたいのか分からない」という反応をいただきました。
もしかするとわたしの感覚が変なのかもしれません。

そこで試しに、自分の友人である20-30代の女性数人に「スーツに赤い花模様のごてんまりピアス(またはイヤリング)を合わせるのはアリ?」と聞いてみました。


○20-30代女性の反応
「いやあ、無理だわ」
「わたしだったら絶対しないけど」
「えーー!? ナイんじゃない!?」
「ふつうしないと思う」


アリだと答えた人は一人もいませんでした。
質問を変えて、「もしわたし(ゆりてまり)が何らかの賞を受賞して、スーツに赤い花のごてんまりイヤリングを合わせて授賞式に出ていたらどう思う?」と聞いてみました。

そうしたら「あ、それはいいんじゃない?」と言われました。

皆さん、他人がやる分にはどうでもいいけれど、自分がやる分には絶対にNOらしいですね。
わたしは自分がやられたら嫌なことは、他の人にもやらせるべきでないと思うのですが…。
まあ、これがリアルな感覚なんだと思います。

問題は、身に付ける本人が望んでそれをやっているかということですよね。
例の状況だと、市から赤い花のごてんまりピアスを贈られて、市長もいてメディアもたくさん来ていて。
めちゃめちゃ断りにくい状況です。
もしわたしだったら、「こんな赤くて可愛らしいごてんまり、わたしにはちょっと恥ずかしいです」と控えめに伝えると思います。
それでも伝わらなかったら、しょうがないと思って(諦めて)身に付けるかもしれません。
面倒くさいことになっても嫌ですしね。

わたしは女性がこのNOと言いにくい状況にあることを、もっと配慮すべきだったと思います。
おそらくオリンピック選手に赤い花のごてんまりピアスを身に付けさせることを思いついた人は、「きっと市のいい宣伝になるぞ」としか考えていなかったのでしょう。
果たしてそこに「身に付けさせられた人がどう思うか?」という視点はあったでしょうか?
あったら絶対にこういうことにはならなかったと思います。
オリンピック選手と同じ年代の女性は、自分だったら絶対にNOという感覚を持っていますから。

要するに女性目線が不在なんです。
ごてんまりという、作る人も身に付ける人も圧倒的に女性が多い業界であっても、なぜかこういう政策の話になると女性の存在が消えてしまいます。
由利本荘市には「女性を活用する」という視点はあるのに、肝心の女性が何を感じているのか、何を考えているのかといった点にはほとんど関心がありません。
ここら辺に、由利本荘市含め秋田県が若い女性をどんどん流出させている原因がある気がします。





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